「国会前庭洋式庭園」のこの建物の中には日本の標高の基準となる「日本水準原点」があります。
東京湾平均海面からの標高は、創設時の明治24年(1891)は24.5メートルでしたが、関東大震災(1923年9月1日 大正12年)後に改正、東日本大震災(2011年3月11日 平成23年)後に24.39メートルに改正されました。
日本水準原点の隣にある「電子基準点」。
『この電子基準点は、我が国の準天頂衛星システムや米国のGPSなどの衛生測位システムの信号を常時受信し、地球上の正確な三次元位置を計測・モニタリングする施設である。(以下略) 平成30年3月 国土地理院』
新旧のそれぞれ最新の施設を目の当たりにした思いがしました。
「基本 電子基準点付属標 国土地理院」と刻まれています。
日本橋出発時は10人。途中2人が抜けて8人。
都心は山と違い交通の便が良く、融通が利いていいですねえ。
お濠端にもどって、三宅坂の交差点まで進みました。
最高裁判所の建物をバッグに平和を象徴する広告記念像。
ここが国道246(青山通り)の起点です。
大山詣での道では、これからも渡辺崋山に所縁の場所を通るので、敢えてここにも寄りました。
午後3時。
やっと大山街道の出発点、赤坂御門跡に着きましたぁ!
赤坂御門 「江戸切絵図」安政6年(1859)
赤坂御門は矢倉沢往還(大山街道)の出発点で、大山阿夫利神社や大雄山最乗寺を参詣する江戸の人々で賑わったそうです。
今は、櫓も石垣も撤去されています。
弁慶橋を渡ると紀尾井町(紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の中屋敷があった武家の町)で、ホテルニューオオタニ、ザ・プリンスギャラリー、清水谷公園など、なかなか魅力的な一画です。
が、大山街道(青山通り)は橋を渡らず、緩やかに左折します。
弁慶橋で大きな交差点を渡って10分も歩かずに豊川稲荷に着きました。