
ついに9月1日、各メディアの報道通りにNVIDIAからAmperアーキテクチャのRTX3000シリーズの性能や価格設定などの詳細が正式に発表されました!!
前々からとんでもないGPUになると予測はされていましたが、いざ蓋を開けると良い意味で期待を裏切られた内容でした。
今回、NVIDIAから発表されたRTX3000シリーズのGPUは三種類。なおプロセスルールは全モデル共通して8nm、PCIe規格はPCIe4.0なので省かせていただきます。
まず早速、性能の高い順から発表された性能などを見てみましょう!!(諸般の事情によりグラフの作成が不可能なため使用していません。ご了承下さい。)

まずはRTX3000シリーズのハイエンドモデルとして発表されたRTX3090!!
名前だけ聞くと今までの~80Tiシリーズの一つ上の新しいクラスかと思ってしまいますが、どうやらTuring世代でいうところのTitan RTXの後継モデルの位置付けだという事。少しがっかりしてしまいますが、今までのわかりにくいブランド名が統一され良いかもですね。今まではRTX2070→RTX2080→RTX2080Ti→(これが最上位かー)→Titan RTX→(ん!?)な感じでしたからね(笑)
性能面は流石はハイエンドモデル。すさまじい性能です。
ダイサイズは増加、ブーストクロックは1695MHz、10496シェーダー、Tensorコアは656、RTコア
は164、GDDR6X規格の24GB、TDPは350W、論理性能はなんとRTX2080Tiの
13.45TFLOPSを大きく超えて35.58TFLOPS、価格は1499ドル(およそ23万円)………………
性能から値段、消費電力まで本物のバケモノですね………
VRAMの帯域幅も大幅に上がり、補助電源は新設計の12ピン。そのほかにも色々と上がりましたがキリがないのでここまで(笑)
とりあえず簡単にまとめるならば2080Tiの二倍以上の性能。
冗談抜きで訳の分からないスペックです………また情報が出てきたら詳しく紹介します(笑)
ちなみに今回発表されたモデルのなかで唯一のSLI対応だったりします。

次はRTX2080の後継モデル、RTX3080。
こいつもおふざけとしか言えないほどのモンスタースペックを誇ります。
シェーダー数は8704コア。Tensorコアは544コア、RTコアは136コア、VRAMはGDDR6Xの10GB、TDPは320W。ブーストクロックは1710MHzと変わらず。
こちらも従来モデルよりもVRAMの帯域幅やVRAMバスも320bitに引き上げられました。そして12ピン搭載。値段は699ドル。
RTX2080のシェーダーコア数は2944コアなので、8704コアはRTX2080の約2.9倍という数値。論理性能もシェーダーコア数の増加に比例して2.9倍に跳ね上がり、RTX2080の三倍近い性能を同じ価格で実現することが出来ます………これはNVIDIA自身も言っていることなので、ほぼほぼ間違いないことでしょう。コスパも単純に三倍です………。凄すぎる………。
RTX3000を代表するフラグシップモデルとして相応な進歩です。ただRTX2080のTDP215Wを大きく超える、TDP320Wなのは惜しいところ。TDPが増えるという事はグラボの小型化が難しくなるという事です。近年増えている小型ゲーミングPCの需要と、どう向き合うかは課題ですね。

そして今回発表された中では最後のモデルのRTX3070。RTX2070の後継モデルですね。
シェーダーコア数が5888コア、Tensorコアは368コア、RTコアは136コア、GDDR6の8GB。499ドル。
RTX2070の後継モデルなのに、RTX2080Tiよりも高性能なんです………。
論理性能もRTX2080Tiより約48%高い、19.96TFLOPSです。499ドルで。素晴らしいコストパフォーマンスです………。
3モデルの中では一番スペックが低いわけですが、それでもRTX2080Tiを超える性能とのこと。しかも値段はRTX2070から据え置き。
これはバカ売れする予感………
といった感じで3モデルを見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
今年のNVIDIAの本気度がしっかりと感じられる、驚きと満足のラインナップですね。
これらのハイエンドモデルも大事ですが、より注目されて需要も高いであろうRTX3060以下のミドルハイ、ミドルレンジ、ローエンドに属するラインナップも非常に大切です。
この調子だとGTX1650の後継モデルがGTX1660越えなんて事もあり得ますからね。期待したいところです。
このRTX3000シリーズの登場によりPC業界は大きく変動するでしょう。
GPUの進歩がCPUやSSDなどの他のPCパーツよりも加速度的に早く大きくなっているという話は近年、業界でささやかれていましたが、このRTX3000シリーズはまさにそれを証明する存在だと言えます。
そして忘れてはならないのがこれから発表されるであろう、ライバルのAMDのRX6000シリーズの存在。

AMDは現世代のRX5000シリーズでは、競合のNVIDIAのGTX1600、RTX2000シリーズに十分に対抗できていない感じがありますし、むしろ二世代前のRX400シリーズの焼き直しである、RX500シリーズ(競合モデルはGTX1650、1650Superなどのローエンド)がよく低価格ゲーミング自作PC用グラボやおすすめのRadeonとして話題、注目を集める事が多いです。(さらに言えば話題になる事が多くなったのも値下げしてからで、それまでは明るい話題のないモデルだった)
メーカー製PCのグラフィックボードも殆どがGeForceです。(MacProなどの例外もあるにはある)
マイニングブームが落ち着いた今、コスパ以外でRadeonを選ぶメリットは薄くなっています。(その肝心のコスパもワッパの悪さのせいで長期的な目線で見ればGeForceの方が逆に安上がりなんてこともあるので微妙)リアルタイムレイトレーシングやDLSSなどの最新技術にも対応していませんからね。
一応、デュアルGPUの敷居の低さや、PCIe4.0対応(RX500シリーズを除く)、画像を鮮やかにしたり24fpsの映画などの映像を60fps化する独自機能はありますが。
あのマイニングブームで一世を風靡したRX Vegaシリーズの後継、Radeon VIIも微妙な評判。
Radeonはハイエンドモデルが弱すぎて、安物GPUメーカーというイメージが強くなってしまっています。
全体的に見てもRadeonシリーズは近年、NVIDIAに押され気味、苦戦しているといった感じです。
その状況をRX6000シリーズで打破できるか。そしてGeForceに追いつけるかが焦点となっていきます。今回のRTX3000シリーズは想像以上に手強い相手です。
CPUではRyzenを投入して、市場の王者のインテルを苦しめているAMDですが、GPU市場でも同じことを再現できるのでしょうか。非常に気になるところです。
そのAMDもNVIDIAの約二か月遅れとなる、2020年10月28日に新CPU群のZen3と同時にRDNA2アーキテクチャ、RX6000シリーズの発表を予定しています。
期待していきたいところですね。

GeForceの予想以上の進化で、すでにPC業界に大旋風が巻き起こっている状況ではありますが、ここから何が起きるかわかりません。
とにかくも、この発表で大きく自作PC界も変わっていくのは間違いないでしょう。
GeForceの歴史、そしてNVIDIA自身の歴史の新たな1ページとなるAmperアーキテクチャ。
その1ページは果たしてどんな内容が描かれるのか。
NVIDIAの新たな挑戦、歴史が始まっていきます。