宇宙人子供の頃、10月になると通学路の田んぼ道の畦に咲く、燃えるような赤い曼珠沙華の花が、異界への入り口に咲く花のようで怖かった

秋の彼岸の頃に咲くから彼岸花と一般的には呼ぶけど、父と母が異界の住人になってしまってから、私は曼珠沙華と呼んでいる


曼珠沙華


宇宙人この花が咲き始めると、思い出す映画がある・・・

ずいぶん前の映画なのに、なぜか心のどこかに棲んでる異人たちとの夏 は、時代の先端を行く職業に疲れ気味の主人公の英雄(風間杜夫)が、ふと立ち寄った浅草の演芸場で、幼い頃自動車事故で亡くした両親の、父と瓜二つの男と出会い、勧められるままに彼の家に行くと、にこやかに出迎えてくれたのは若き日の母だった・・・


異界


宇宙人英雄はいつのまにか、若い頃のままの両親が慎ましく暮す家へ足を向けるようになり、あの懐かしい子供の頃に返ったように父(片岡鶴太郎)と母(秋吉久美子)が居る生活にのめり込んでいく

異人となった親と会う度に英雄は衰弱をくりかえし、やがて再び両親との別れの時間が迫って・・・

ちょっとしたソフトホラー映画だけど、なぜか胸を衝かれる、忘れられない映画のひとつになってる

秋の初めの一日、のんびり郊外を歩きながらアチコチに群れ咲く曼珠沙華と映画のイメージがダブってしまったクローバー


宇宙人去年、畑一面に咲いていたコスモスがスッカリ稲に変わってしまってるのにガッカリしたけど、山の裾に申し訳のようにピンクのコスモスが咲いていた


コスモス


宇宙人いまでは田舎でも珍しくなった案山子


かかし

三題


宇宙人ようやく秋らしい空気を感じられるようになり、ミグを連れてカントリーな一日を楽しんで来ました~もみじ


かげ