私は、モラ親を持ち、自分もモラ体質である事を自覚しています。
モラの父の支配の下での生活で、まともだった母も次第に
モラ化していきました…。
私は、誰にも理解されない。評価されない。
どうせ自分なんて…うまくいくはずが無い。
みんなが気にも留めないことに、
どうしてこんなに腹が立つのかわからない。
自分の不機嫌を、どうやって収めて良いかわからない。
自分の生きている意味も見出せない…。
苦しい…苦しい…
行き難く、今でも自分の中のモラを抑えるために必死です。
みなさん、
こんな思いを、お子さんにさせたいですか?
モラハラ加害者は処罰されない
グループ旅行(7)
人形のように無表情で一言も話さない、
ただ睨みつけるだけしかしないミヤ。
もてあました杉浦さんがなだめようとしてきました。
杉浦さん「ねえ、あのさ、もういい加減にしたら?
もうね・・・、俺、二人に悪いよ・・・」
この時ミヤは、もう十分に
人格を3人に踏みにじられた感でいっぱいでした。
ここまで打ちのめして、まだ言うか!!!
という気持ちです。
ミヤ「ああ、キチガイで悪かったわ。
キチガイの相手なんかしたくないって
二人に言われたのね。
そりゃたしかに申し訳ない気持ちになるよね。」
杉浦さん「キチガイなんて誰も言ってないよ。
だけど普段の素直なミヤ(良い子ぶってた)と
あまりにも違う態度だから、二人とも困っているから、
もういい加減普通にしたらどう?って
言ってるんだよ」
私は当時必死で良い子を演じていました。
杉浦さんにお似合いの良い子だと、周りから言われたかった。
本当の自分の性格には、何一つ良い点がないから
嘘で固めて、本当の自分を完全に隠して
良い子だと言われるために演じ、滅茶苦茶我慢していた。
モラハラ人間というのは、人の何倍も怒りに陥りやすく、
些細なことで怒りを発生させてしまいます。
けれど当時、良い子を演じていたミヤは、
人前で不機嫌な顔を見せないために
毎日いくつもいくつも発生する怒りを
ニコニコ顔の内側に必死で隠し
そのイライラの相手にも良い子と言われるように
何もかも我慢していました。
正直、本当ならば文句を言いいたいこともあったし、
失礼な扱いを受ければそれは二度とするなと言いたかったし、
あからさまな格下扱いや理不尽な扱いを受けても我慢したし、
あからさまな無視などの”些細ないじめ行為”だって
もう、必死で必死で我慢していました。
それもこれも、たった一つの目的のため、
良い子だと思われたかった
一目置かれる存在になりたかった
そのためだけに必死で我慢して、生きていたのです。
でも、
この旅行で、
地の自分に近い
嫌がらせ大好き、人を嫌な気持ちにさせるためにする無視大好き、
自分が不愉快だったら周りも不愉快になれと、本気で思っている。
そんなミヤの姿を、
杉浦さんだけじゃなく、松田さんと園子さんにも知られてしまった。
もう、終わったと思いました。
旅行から戻ったら、二人は、バイトの同僚達に
ミヤがどのような不愉快な人間なのか、
まわりの人に話すだろう。
そういう「スキャンダル」は、誰もが大好きだ。
園子さんは、「見かけとか態度とかに騙されちゃダメ。
あの子、マジ性格最悪よ」と、誰にでも話してしまうだろう。
ミヤを見る彼らの目は、もう
前のように、ミヤの人格を尊重したものではなくなる。
侮蔑の目で見るんだろう。
それは、これまで私が、親戚中から見られていた
「強情で扱いづらい子」と見られる目と同じになるだろう。
親から逃げ、自分ひとりの力で羽ばたき、
素敵な人格に変わって
人に好かれたかった。
人から認められたかった。
せめて、周りと馴染んでやっていきたかった。
そのためのこれまでの努力は
これまでの必死の努力は
水泡に帰したんです。
努力しても、結局無理だった。
生まれつきのいい育ちの子達とは、結局
決定的に違ったと、思い知らされた。
最後まで、バイトの同僚達の中に馴染めず、
こんな最後で・・・、
私はまた、慣れた”異物””キチガイ”に戻るんだ。
本当の人格をひた隠しにし、必死努力してきたことが
一日で崩れ去ったことが、虚しくて虚しくて
もう二度と取り戻せないことに、あまりにも悔しい気持ちで
胸が苦しくてたまりませんでした。
これというのも・・・
これというのも・・・
全部、全部、
園子さんのせいだ!!!
ミヤ「もう、
取り返しつかない!!!!!
キチガイがばれた!!!!
園子さんのせいで!!
私が今まで、どれほど
努力してきたと思うんだ!!
もう、全部無くした!!!
もう戻ってこない!!!
それなのに、何が
二人に悪いんだよ!!
お前に何がわかるんだよ!!
全部あいつらのせいじゃないか!!
なんで私が責められることになるんだよ!!
お前こそ頭オカシイんじゃないか!!」
グループ旅行(6)
園子さんの荷物を回収するために、再度
朝、4人でとりあえず座った観覧席に戻る。
この時ミヤは、もう泣き疲れ、歩き疲れ、怒り疲れ、
無口、無表情、無感情の極致でした。
黙って付いて歩くだけ。
最初はカップル同士で二人ずつで歩いていましたが、
前を歩く松田さんと園子さんが
楽しげに、さっき見た催し物の様子を話しており、
その際にちらちらと杉浦さんに話を振るので
段々杉浦さんは松田さんと園子さんと並ぶようになり、
私は三人の後ろを、無表情で歩くことになりました。
三人は、後ろから見ると、とても仲良く、
疲れてはいるけど、楽しい行楽帰りに相応しい姿で、
私だけが”異物”であることを、知らしめられているように思い、
それまで怒りで興奮していたのに、
ふと糸が切れるように、
そういえば、私は元々から、
誰からも理解されないキチガイだった。
と、自分の正体を改めて思い出しました。
彼らはまともな人間で、自分の人生を楽しむ権利を持ってる。
私は彼らとは違って、最悪の親から産まれ、育てられ、
親からも兄からも肉体的に汚され、
私自身も、小学生の頃から、意味のわからない怒りとか
おかしな感情に振り回されており、
心が汚く、態度も言う事も、嘘ばかりで
全然まともな人間じゃない。
だから、彼らのように人生を楽しむ権利は
これっぽちも有してない。
私が園子さんから被害を受けてるのに、誰もそのことを
認識してもくれないのは、きっと私が生きている意味が、
私が常に被害者であるということだからなのだ。
私はいつも、被害に遭って、苦しんでいることしか
生きる価値が無いんだ。
私は、園子さんみたいに健全に生きてる人に
虐げられて、嫌な気分にさせられている、罰を受けているのが
普通の状態なのだ。
それは、知ってたはずなのに、
なんで忘れていたんだろう。
嫌な目に遭う人生が、私の人生だ。
もともとそうだったじゃないか・・・
と考えながら歩きました。
園子さん(など、健全な人生の人)が無邪気に発する言動で
被害を被ることを、「罰」として受け入れる人生が
「あるべき姿」であると、改めて理解し、
ある意味達観してしまったのだと思います。
もう、自分と彼らが対等だと思うのはやめよう。
彼らが私に加害してくることが「普通」だと思うことにしよう。
っていうか、そんなこと、とっくに知っていたはずだ。
どうして対等だと、勘違いしてたんだろう・・・。
それでも、それを理解しても、
それならそれで、苦しかったし、ひたすらに悲しかったので
無表情で付いて歩きながら、頬を涙が伝い続けました。
彼氏までもが、私を蔑ろにする。
そのことを、「当たり前」と思わないといけないのが辛く、
今更ながらに孤独を突きつけられて、辛かったのです。
周囲がみんな、浮き立つように楽しい気分で
全てが楽しい色で満たされている中、
私の周りだけが真っ黒で淀んでるように見えました。
私の周りだけ、異世界であると、心がよく理解していました。
もう歩くのも嫌でしたが、ただただ3人について歩きました。
まず観覧席に寄って園子さんの荷物を回収し、
ゲートに戻って会場から出て、宿にむかって歩きました。
楽しそうな3人の後を、
うつむいてずっと歩きました。
鎖につながれた囚人のように
うつむいてとぼとぼと。
宿に到着して、松田さんがチェックインし、
食事の間も、一言もしゃべりませんでした。
3人が代わる代わる話しかけても、
無表情、無感情で、うつむいて黙っていました。
杉浦さんは明らかに手を焼いた表情をしていて、
松田さんと園子さんに謝っていました。
「ごめんね、多分ミヤ、すごく疲れてるから黙ってるんだと思う。
気を悪くしないでやって」
園子さんと松田さんは、イエスともノーとも言わず、
「あ、ははは、そう・・・」と答えました。
私は、小さい頃からこの雰囲気を知っていました。
親戚が集まってる時など、楽しい場で私だけがふてくされている時、
周囲が私のことを頑固でおかしな子だと思って、
何なら、「それなら来なければいいのに」と思っている時の
あの雰囲気です。
場にそぐわない、異物であると認識されいるときの雰囲気です。
要するに「邪魔者」だと思われているのです。
松田さんと園子さんは、多分二人で
「もう、無視しよう。
構っていたらこっちまで気分が悪くなる。
構うのをやめよう」
と決めたのだと思いますが、さっと私から手を引き、
話しかけなくなりました。
宿の外に出かけない?も、
お風呂行こう、も、
ちょっとだけビール飲む?も、
杉浦さんだけを誘い、私は無視されました。
杉浦さんは、人形のように無表情で、
最低限の行動しかしない私に、すこし話しかけたりしてましたが、
松田さんと園子さんが離れてしまうと、
ミヤが場の空気を壊しているということで
なだめようとしてきました。
けれど、そのときの言葉が、余計にミヤの気持ちを
逆なでする結果になりました。
「ねえ、あのさ、
いい加減にしたら?
もうね・・・、
俺、
二人に悪いよ・・・」
