モラルハラスメントの記憶

私は、モラ親を持ち、自分もモラ体質である事を自覚しています。
モラの父の支配の下での生活で、まともだった母も次第に

モラ化していきました…。
私は、誰にも理解されない。評価されない。
どうせ自分なんて…うまくいくはずが無い。
みんなが気にも留めないことに、
どうしてこんなに腹が立つのかわからない。
自分の不機嫌を、どうやって収めて良いかわからない。
自分の生きている意味も見出せない…。
苦しい…苦しい…
行き難く、今でも自分の中のモラを抑えるために必死です。
みなさん、
こんな思いを、お子さんにさせたいですか?


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モラハラ加害者は処罰されない

DVもモラハラも、被害の程度の大きさに比較して加害者はほとんど罰せられていません。

どんな被害に遭えば、DVやモラハラ加害者は
その罪の大きさにふさわしく罰せられるのですか?
私はそう叫びたい。
こんな絶望的な判決があるでしょうか。
いろいろ書きたいことが多すぎて頭の中がぐちゃぐちゃですが
このことについては是非書きたいと思って
えづきながら書いています

東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=が両親から虐待され死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親優里被告(27)の裁判員裁判で、懲役8年(求刑懲役11年)の、実刑判決が出ました。
(控訴についてはどうなったのかはまだ報道がありません

追記 9月30日に控訴しました)


検察側は是非とも控訴してもらいたいと思っています。あまりに刑が軽いから。
また別の理由で、被告人側も控訴するべきだと思っています。


まずは優里被告の判決結果について考えます。


結果的加重犯

結果的加重犯(けっかてきかじゅうはん、けっかてきかちょうはん)とは、犯罪行為をなした際、予想していた以上の悪く重い結果を引き起こしてしまった場合に、その悪く重い結果についても罪に問い、より重く科刑する犯罪のことをいう。



「わたしは自分に感情があることを知らなかったので(そのときは)何も思わなかったけど、わたしの体のど真ん中にある、心を覆っているものがあるんですが、それがバリバリとヒビが入って、お腹にズドンと落ちて、音も聞こえなくなって・・・目の前の人はスローモーションのように見えて・・・。この現象が終わると口が動くようになります」


これは、優里被告が裁判の尋問の中で、
雄大被告が暴行しているのを見たとき、なぜ体を張ってでも止めず、
ただ傍観していたのか聞かれたとき答えた言葉です。
モラハラ被害に遭ったことのない人にとっては、これ、何を言ってるのかわからないと思います。
だけど…
小さい時から父からモラハラされていた私にとっては、
表現の差はあるけど、痛いほどわかります。


自分の無力さを嫌というほどわからされている(つまり
相手には絶対に歯が立たないとわかっている)状況で、
たとえ目の前で子供が暴行されていると頭でわかってはいても、
やめてと歯向かう言葉を発することなど到底できやしないのです。


そういうときは、急に頭が回らなくなり、耳が聞こえなくなり、
呼吸が浅くなり、体が硬直して、急に何もできない状況に陥ってしまうのです。
こういうのも条件反射というのでしょうか。
モラハラ被害者は、加害者から攻撃を受けることが予測される場面では
刃向かうことも逃げることもよけることも、何にも何にも
出来なくなってしまうのです。

私の母もそうでした。

私は父から暴力受けたことはありませんが、父の独特の理屈で、
私の行動がそれに合ってなかった場合は、睨みつけ、咳払い、ため息、
無視、大きな貧乏ゆすり、必要のない大きな音を立てる、ドアバーン…

叱責してくれる時はまだ良い方でした。だって泣いて謝ることができるんですもの。
ただひたすらため息をつかれたり、何か言葉発したら睨みつけられたり、
無言の攻撃をずっとされていました。
それが攻撃であり辛いことであることは母だってよくわかっていたのです。
けれども、父が私に対してそれらをしても母は、決して
私をかばってくれることはなく、むしろそういう時は、
父の見ていないところで普段の私の生活の落ち度などを、
父に報告して、父の私への攻撃に拍車がかかるように誘導していました。
もし当時LINEという通信手段があったなら母は迷わずそれを利用していたと思われます。

そうする気持ちは今はわかります。
ターゲットが自分になるのが怖いから、
父から攻撃されるターゲットを、娘である私に固定しようとしていたのです。
これは自分が食べられるのが怖いから
生け贄をささげてるのと同じです。
優里被告も全く同じことしていました。雄大被告がいないとき
家で結愛ちゃんが何をしてるのか雄大被告にLINEで報告していたのですが、
結愛ちゃんのことをメスゴリラと呼び、
あくまでも結愛ちゃんが悪いからということで、
雄大被告に味方についてると思わせる内容の文章を送っていました。

要するに優里被告と私の母は、ほぼ同じ行動していたのです。
その結果が被害者の死亡か生存かの違いはありますが、
行動がほぼ同じだったという点については、変わりはありません。


話がちょっと逸れてしまいましたが、なぜ優里被告が結愛ちゃんをかばえなかったかという点について、
裁判所の判断は、
自分の意志で行動できている時もあるという点を取り上げ、
たとえ雄大被告からのDV被害に遭っていたとしても、
それは優里被告の自由な行動を阻害するほどの圧力は生じさせていないと判断し、
結愛ちゃんを見捨て、雄大被告が結愛ちゃんを殺すほど痛め付けるのを
【自分の判断で】止めなかった、傍観したと判断し、
量刑には影響させなかった。

冒頭の絞り出すような優里被告の言葉を聞いても裁判官は、
DV被害者のその言動への甚大な影響を全く考慮してはくれなかったのです。

私は量刑については大いに不満があり、
こんな短い刑期で、結愛ちゃん死亡するに至った大きな大きな罪を償えるとは
到底思っていません。
ですから検察側は控訴して、
結愛ちゃんの命に見合う刑期の判決を得るまで諦めるべきではないと思います。
また結果的加重犯を主張できないものでしょうか。
雄大被告の殺人もしくは傷害致死の結果に対する加勢もしくは
幇助(上記の通り加勢をしています)の罪をも徹底的に追求してほしいです。
もしそうだったら最高刑期は20年になると思います。最長の刑期の判決はおりなかったとしても、求刑はすべきだと思っています。そうしないのは結愛ちゃんの命を軽く見ているのと同じことだと思います。


また起訴内容や求刑の話に脱線していますが、
私はただ単に刑期の長短を言っているのではなく、裁判官の書いた判決の内容が失当だと思う理由は、
DV被害を受けた被害者が、
あくまでも自分の判断で行動できるという、事実と全く違うこと書いてある点です。

裁判官は医者ではありませんし、DVやモラハラ被害を受けたこともないと思います。
しかしそのために証人を呼び証拠の提出を求め、
判断の材料集めていたのではなかったのですか。

私は裁判をつぶさに見たわけではないので、弁護側がモラハラの被害が及ぼす
優里被告の行動への影響についてどの程度主張したのかわかりません。

主張が足りなかったから裁判官が理解できなかったのでしょうか。
それとも十分に立証して主張したにもかかわらず、裁判官がそれを退けたということでしょうか。
前者なら弁護士が
後者なら裁判官が、
DV被害者に対しあまりにも冷たい判断を下したと理解せざるを得ない結果になりました。
それがあまりにもあまりにも悔しいのです。

そんな人ばかりではないとわかってて書きますが、
裁判官や弁護士、検察、調停委員などの本当にわかってほしい人々のうち(特に年配の男性は)、

あなたの方にも原因があったんじゃないですかとか、
そんなこと大したことじゃないですよどの家庭にもありますよとか、
最近の人は我慢が足りないとか、
そういう細かいこと被害だ被害だと訴えて大袈裟にしようとしているとか、
こういうことを本気で言い、思っている人が多いのです。

法律相談に来た女性の被害者に対し

モラハラというのは今流行っていら被害主張の【テクニック】であり
実際にはそんなものは存在しないし
法律の世界では認められないし
そういうこと主張すると裁判官の心証は悪くなるだけですよと
狂ったアドバイスをする弁護士さえもいます。
モラハラなんていう被害を訴える女性を信用しない
(つまりあなたを信用できない)と
しかめっ面で公言する弁護士もいます。

要するに法律や裁判所の世界ではモラハラの被害に遭っていると主張するということは
同情を引こうとしているとか、
自分が有利になりたいがために小さなこと大きな被害だと主張しているとか、
相手が発したちょっとした言葉に傷ついた振りをして、自分の落ち度を誤魔化そうとしているとか、
マスコミがモラハラモラハラ言うからそんな気になってる(おバカさん)とか、
極端に言えは虚言癖だと思われ信用に値しない
と思われるということなのです。

離婚調停において多くのモラハラ被害者が、調停委員に理解されず、
お互い様、ただの仲の悪い夫婦だとか、
夫の操縦が下手な妻だとか、
居心地よい家庭を作れなかった妻が悪いとか、
その程度の受け止め方しかしてもらえず、
その被害の深刻さを全く理解してもらえなかったという場合が多いのです。


その延長がこの判決です。


結愛ちゃんを雄大被告にDVの末に殺害され
自身も深刻なDVモラハラ被害を受けたという点に関しては
優里被告はれっきとした被害者です。
愛してやまない娘が再婚相手に暴行されて殺された。
こんなにも深刻な被害にあってさえも
DV被害に対しては考慮されないのです。
こんなバカらしいことがあっていいのでしょうか。

大事なことなのでもう一度書きますが、私は
優里被告をかばう気持ちは微塵もありません。
もっと重い罪に付されて当然だと思っています。

しかしそのこととは別に、DVやモラハラ被害について
あまりにも軽い軽い軽い軽い判断しか下さなかったこの裁判
この裁判官
この判決に
本当にがっかりしました。

本当にがっかりしたなんて言葉では表現できない悲しい悔しい気持ちです。そして苦しい。

どれほどの被害に遭えば、DVやモラハラの被害が及ぼす家庭内の悪影響について
真剣に受け止めてもらえるのでしょうか。

愛する娘を奪われても
考えてもらえないなんて…

まだ犠牲が足りませんか?どんな犠牲を捧げれば理解がえられますか。
これ以上重いものなんて何があるんでしょうか。


メタ認知という言葉があります。
認知の外にある認知すべき事項に気がつく
ということです

裁判官はとても頭のいい人がなる職業です。
そんなにも頭のいい人が、この問題に気がつかないなんて…

じゃあどうすればいいのでしょうか。
じゃあどうすれば結愛ちゃんの命を奪った
DVやモラハラ被害について、もっときちん見つめてもらえるのでしょうか。
裁いてもらえるんでしょうか。
こんな事件、何件目ですか。
いつまでこんなこと続くんでしょうか。

誰か
教えてください。



グループ旅行(7)

人形のように無表情で一言も話さない、

ただ睨みつけるだけしかしないミヤ。
 

もてあました杉浦さんがなだめようとしてきました。

 

杉浦さん「ねえ、あのさ、もういい加減にしたら?

もうね・・・、俺、二人に悪いよ・・・」

 

 

この時ミヤは、もう十分に

人格を3人に踏みにじられた感でいっぱいでした。

ここまで打ちのめして、まだ言うか!!!

という気持ちです。

 

 

ミヤ「ああ、キチガイで悪かったわ。

 

キチガイの相手なんかしたくないって

二人に言われたのね。

 

そりゃたしかに申し訳ない気持ちになるよね。」

 

 

 

杉浦さん「キチガイなんて誰も言ってないよ。

 

だけど普段の素直なミヤ(良い子ぶってた)と

あまりにも違う態度だから、二人とも困っているから、

もういい加減普通にしたらどう?って

言ってるんだよ」

 

 

私は当時必死で良い子を演じていました。

杉浦さんにお似合いの良い子だと、周りから言われたかった。

本当の自分の性格には、何一つ良い点がないから

嘘で固めて、本当の自分を完全に隠して

良い子だと言われるために演じ、滅茶苦茶我慢していた。

 

モラハラ人間というのは、人の何倍も怒りに陥りやすく、

些細なことで怒りを発生させてしまいます。

けれど当時、良い子を演じていたミヤは、

人前で不機嫌な顔を見せないために

毎日いくつもいくつも発生する怒りを

ニコニコ顔の内側に必死で隠し

そのイライラの相手にも良い子と言われるように

何もかも我慢していました。

 

正直、本当ならば文句を言いいたいこともあったし、

失礼な扱いを受ければそれは二度とするなと言いたかったし、

あからさまな格下扱いや理不尽な扱いを受けても我慢したし、

あからさまな無視などの”些細ないじめ行為”だって

もう、必死で必死で我慢していました。

 

それもこれも、たった一つの目的のため、

良い子だと思われたかった

一目置かれる存在になりたかった

そのためだけに必死で我慢して、生きていたのです。

 

でも、

この旅行で、

地の自分に近い

嫌がらせ大好き、人を嫌な気持ちにさせるためにする無視大好き、

自分が不愉快だったら周りも不愉快になれと、本気で思っている。

そんなミヤの姿を、

杉浦さんだけじゃなく、松田さんと園子さんにも知られてしまった。

 

 

もう、終わったと思いました。

 

旅行から戻ったら、二人は、バイトの同僚達に

ミヤがどのような不愉快な人間なのか、

まわりの人に話すだろう。

 

そういう「スキャンダル」は、誰もが大好きだ。

園子さんは、「見かけとか態度とかに騙されちゃダメ。

あの子、マジ性格最悪よ」と、誰にでも話してしまうだろう。

 

ミヤを見る彼らの目は、もう

前のように、ミヤの人格を尊重したものではなくなる。

 

侮蔑の目で見るんだろう。

 

それは、これまで私が、親戚中から見られていた

「強情で扱いづらい子」と見られる目と同じになるだろう。

 

親から逃げ、自分ひとりの力で羽ばたき、

素敵な人格に変わって

人に好かれたかった。

人から認められたかった。

せめて、周りと馴染んでやっていきたかった。

 

そのためのこれまでの努力は

これまでの必死の努力は

水泡に帰したんです。

 

努力しても、結局無理だった。

生まれつきのいい育ちの子達とは、結局

決定的に違ったと、思い知らされた。

 

最後まで、バイトの同僚達の中に馴染めず、

こんな最後で・・・、

 

私はまた、慣れた”異物””キチガイ”に戻るんだ。

 

本当の人格をひた隠しにし、必死努力してきたことが

一日で崩れ去ったことが、虚しくて虚しくて

もう二度と取り戻せないことに、あまりにも悔しい気持ちで

胸が苦しくてたまりませんでした。

 

これというのも・・・

これというのも・・・

全部、全部、

園子さんのせいだ!!!

 

ミヤ「もう、

取り返しつかない!!!!!

 

キチガイがばれた!!!!

 

園子さんのせいで!!

私が今まで、どれほど

努力してきたと思うんだ!!

 

もう、全部無くした!!!

もう戻ってこない!!!

 

それなのに、何が

二人に悪いんだよ!!

お前に何がわかるんだよ!!

 

全部あいつらのせいじゃないか!!

 

なんで私が責められることになるんだよ!!

 

お前こそ頭オカシイんじゃないか!!」

 

 

 

 

 

 

グループ旅行(6)

園子さんの荷物を回収するために、再度

朝、4人でとりあえず座った観覧席に戻る。

 

この時ミヤは、もう泣き疲れ、歩き疲れ、怒り疲れ、

無口、無表情、無感情の極致でした。

 

黙って付いて歩くだけ。

 

最初はカップル同士で二人ずつで歩いていましたが、

前を歩く松田さんと園子さんが

楽しげに、さっき見た催し物の様子を話しており、

その際にちらちらと杉浦さんに話を振るので

段々杉浦さんは松田さんと園子さんと並ぶようになり、

私は三人の後ろを、無表情で歩くことになりました。

 

三人は、後ろから見ると、とても仲良く、

疲れてはいるけど、楽しい行楽帰りに相応しい姿で、

私だけが”異物”であることを、知らしめられているように思い、

それまで怒りで興奮していたのに、

ふと糸が切れるように、

 

そういえば、私は元々から、

誰からも理解されないキチガイだった。

 

と、自分の正体を改めて思い出しました。

 

彼らはまともな人間で、自分の人生を楽しむ権利を持ってる。

私は彼らとは違って、最悪の親から産まれ、育てられ、

親からも兄からも肉体的に汚され、

私自身も、小学生の頃から、意味のわからない怒りとか

おかしな感情に振り回されており、

心が汚く、態度も言う事も、嘘ばかりで

全然まともな人間じゃない。

だから、彼らのように人生を楽しむ権利は

これっぽちも有してない。

私が園子さんから被害を受けてるのに、誰もそのことを

認識してもくれないのは、きっと私が生きている意味が、

私が常に被害者であるということだからなのだ。

私はいつも、被害に遭って、苦しんでいることしか

生きる価値が無いんだ。

私は、園子さんみたいに健全に生きてる人に

虐げられて、嫌な気分にさせられている、罰を受けているのが

普通の状態なのだ。

それは、知ってたはずなのに、

なんで忘れていたんだろう。

嫌な目に遭う人生が、私の人生だ。

もともとそうだったじゃないか・・・

 

と考えながら歩きました。

 

園子さん(など、健全な人生の人)が無邪気に発する言動で

被害を被ることを、「罰」として受け入れる人生が

「あるべき姿」であると、改めて理解し、

ある意味達観してしまったのだと思います。

 

もう、自分と彼らが対等だと思うのはやめよう。

彼らが私に加害してくることが「普通」だと思うことにしよう。

っていうか、そんなこと、とっくに知っていたはずだ。

どうして対等だと、勘違いしてたんだろう・・・。

 

それでも、それを理解しても、

それならそれで、苦しかったし、ひたすらに悲しかったので

無表情で付いて歩きながら、頬を涙が伝い続けました。

 

彼氏までもが、私を蔑ろにする。

そのことを、「当たり前」と思わないといけないのが辛く、

今更ながらに孤独を突きつけられて、辛かったのです。

 

周囲がみんな、浮き立つように楽しい気分で

全てが楽しい色で満たされている中、

私の周りだけが真っ黒で淀んでるように見えました。

私の周りだけ、異世界であると、心がよく理解していました。

 

もう歩くのも嫌でしたが、ただただ3人について歩きました。

まず観覧席に寄って園子さんの荷物を回収し、

ゲートに戻って会場から出て、宿にむかって歩きました。

 

楽しそうな3人の後を、

うつむいてずっと歩きました。

 

鎖につながれた囚人のように

うつむいてとぼとぼと。

 

宿に到着して、松田さんがチェックインし、

食事の間も、一言もしゃべりませんでした。

3人が代わる代わる話しかけても、

無表情、無感情で、うつむいて黙っていました。

 

杉浦さんは明らかに手を焼いた表情をしていて、

松田さんと園子さんに謝っていました。

「ごめんね、多分ミヤ、すごく疲れてるから黙ってるんだと思う。

気を悪くしないでやって」

園子さんと松田さんは、イエスともノーとも言わず、

「あ、ははは、そう・・・」と答えました。

 

私は、小さい頃からこの雰囲気を知っていました。

親戚が集まってる時など、楽しい場で私だけがふてくされている時、

周囲が私のことを頑固でおかしな子だと思って、

何なら、「それなら来なければいいのに」と思っている時の

あの雰囲気です。

場にそぐわない、異物であると認識されいるときの雰囲気です。

要するに「邪魔者」だと思われているのです。

 

松田さんと園子さんは、多分二人で

「もう、無視しよう。

構っていたらこっちまで気分が悪くなる。

構うのをやめよう」

と決めたのだと思いますが、さっと私から手を引き、

話しかけなくなりました。

宿の外に出かけない?も、

お風呂行こう、も、

ちょっとだけビール飲む?も、

杉浦さんだけを誘い、私は無視されました。

 

杉浦さんは、人形のように無表情で、

最低限の行動しかしない私に、すこし話しかけたりしてましたが、

松田さんと園子さんが離れてしまうと、

ミヤが場の空気を壊しているということで

なだめようとしてきました。

けれど、そのときの言葉が、余計にミヤの気持ちを

逆なでする結果になりました。

 

「ねえ、あのさ、

いい加減にしたら?

もうね・・・、

俺、

二人に悪いよ・・・」

 

 

 

 

 

 

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