あやっちのブログ(AKB48&欅坂・櫻坂46&乃木坂46妄想小説)

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夢小説書いてます‼︎
投稿は不定期なので気長に待って頂けたらと思います^ ^



菅井×守屋の短編です!



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隣の庭には赤一面の薔薇が咲いていた


朝起きて窓を開けるのが毎日の楽しみだ…


誰があの薔薇を育てているのだろう。。



好奇心が抑えられずに私は外へ出て訪ねてみた。




ピンポーン!



守屋「はーい」

菅井「あの…隣に住んでいるものなのですが…」


突然訪問した菅井だったが、その女性は明るく迎えてくれた。


守屋「あー菅井友香さん?」

菅井「は、はい!」


私を知っていたことに驚きと嬉しさにドキッとする菅井


守屋「フフッ笑初めまして。守屋茜です。今日はどうされたんですか?」


菅井「あの…その…いつも薔薇が綺麗に咲いてるなって…なので、、」


一度、近くで見てみたいと思っていたら…

守屋はニコッと笑った。


守屋「見てみます?近くで」


菅井「いいんですか!!ぜひ、お願いします!」


守屋「フフッ笑どうぞ」


そう言って快く中に入れてくれた。




菅井「わぁ…きれい…全部守屋さんが手入れを?」


守屋「そうですよ笑。薔薇を育てるのが私の趣味なんです笑」


菅井「そうなんですね!」


庭一面の赤い薔薇につい見惚れてしまう。


歩みを進めていくうちに小さなビニールハウスを見つける


菅井「あれは?」

守屋「あー…」


ビニールハウスに指をさす菅井だが守屋は言いづらそうに苦笑いをする。


菅井「あれも薔薇なんですか?」

守屋「まぁ…でも失敗作なんです」

菅井「失敗作?」


守屋「私、薔薇を育てるのも趣味なんですけど薔薇の花を研究する仕事もしてるんです」


菅井「へ〜」


薔薇を研究しているなんて守屋さんはすごい方なんだと感心する菅井


守屋「見てみます?」


菅井「いいんですか⁉︎」

守屋「せっかくですし、見た感想も聞きたいので。。」


そう言って案内をしてくれる守屋


守屋「どうぞ」

菅井「ありがとうございます!」


ビニールハウスに入ると庭と同様一面薔薇畑になっていた

確かに守屋が言っていた通り、色がまばらだったが綺麗なのには変わらなかった。


ただ、一輪だけ白い薔薇が異様に目立った。



菅井「あれは…?」


あの白い薔薇について聞こうと後ろを振り返ったが、
振り返ったと同時に頭に強い衝撃が走った。







バンッ!!!





菅井「ッ…」




薄れていく意識の中で最後に見た景色が赤い薔薇と共にスコップを持った守屋が立っていた。


スコップの先端には何故か赤い液体がついていた




バタンッ!!!




守屋「…」



守屋は無言のまま倒れた菅井を眺める



守屋「ただ外から眺めているだけだったら何もしなかったのに…可哀想な子…でも綺麗な…」



そう言って脱力した菅井を運び出した。








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ー数時間後ー







菅井「うっ…ここは…」




気がついた時には暗い部屋にいた。



菅井「手が…動かない…足も…」


手足が椅子に縛られており身動きが取れない菅井


この状態が理解出来ずにただ助けを呼び続けた



菅井「誰か…誰かいませんか!!…助けて…誰か助けて下さい…!!」


 
何でこうなった…?

私は守屋さんの薔薇を見に行って…

それから…


誰かに頭を打たれた…?


まさか…




守屋「気がついた?」


菅井「ッ⁉︎…な…何なんですか…これ…ッ⁉︎」


守屋に問いかける菅井だが守屋は菅井の頭から流れる血を撫でる


守屋「やっぱり…綺麗な血…」


守屋は菅井の問いに答えることなく注射針を菅井に向ける


菅井「なにを…ッ⁉︎」


守屋は動けない菅井の腕の血管から針を刺す。

そしてチューブに繋げると菅井の赤い血がチューブを伝って流れる。



守屋「私の夢はね?この白い薔薇を赤く染めるのが夢なの」


菅井の前には白い薔薇が一輪見える


守屋「でもね…人間の血は不純物が多くて綺麗に染められないの…」


人の血は固まりやすく薬液を使って薄めたりするも本来の人間の血の色には程遠くなってしまう。


それに薔薇自体が腐り枯れてしまう。


守屋「でも…あなたの血は濃くて綺麗ね…」


守屋は菅井の頬に触れる


菅井「ッ…い、いや…離して‼︎」


暴れる菅井に守屋はただ微笑むだけ。





守屋「大丈夫…実験が成功したら解放してあげるから笑」






それから街で菅井の姿を見ることはなくなった…。




実験が成功したか…



失敗に終わったのか…




それは守屋にしかわからないことだ。










              ーおわりー