昔、クゥロオ~ユリは恋のはなぁ愛する人に捧げれば二人はいつかは結びつくう
という歌がありました。
お若いあなたは御存じないですよね
ユリ団地というホラー映画もありました。
やはり黒いゆりには怖い意味があるんです
それは、「呪い」という意味です
この怖い話は
戦国時代の言い伝えから来ているようで
早百合という武将の妾の女性が密通をしているという噂になり、それを聞いた武将(佐々成政)が早百合を殺す際に
「立山に黒百合の花が咲いたら
佐々家は滅亡する」と呪いの言葉を残したというエピソードがあります
実は恋の花の歌詞にあるように、アイヌ民族の間では大切な花です。アイヌ民族では、好きな人への想いを込めた黒百合を
好きな人の近くに置いて
相手がそのクロユリを手にすれば結ばれるという素敵なお話しもあるんですよ
クロユリの花言葉は怖い意味でしたが、少しだけ救われるのが、実はクロユリはゆりとは別属だということ。ゆりはユリ科ユリ属なのですが、クロユリはユリ科バイモ属クロユリで実は全く別ものなんですね。
また、クロユリは高山植物で、標高2千メートル以上もの高山に咲く神秘の花なので
人にプレゼントする機会もあまり
黒ユリとは、全く別物で
高貴な花としては、
ユリの女王カサブランカ
白いゆりの花言葉は「威厳」「純潔」
「高貴」です。
美しくて汚れがなく
おごそかで位の高いお花です
昔からのことわざに
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花というのがありますよね
芍薬はすらりとした女性の立ち姿を。
牡丹は横向きの枝に花を咲かせるイメージから座った女性を。
ゆりは揺れる姿から歩く姿を表しています。
昔の人は女性を花にたとえるなんて、感性豊かだったんですね