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このBlogでは、
大学中退、フリーター歴7年を経てカウンセラーに転身、
延べ3000回以上のセッション実績、クライエント社会復帰率3年連続No.1に至った『セッションノウハウ』等を綴っています。
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~気持ちを揺さぶる『質問』と『アプローチ』~
やはり、実践というものは
恐ろしいもの
そう痛感した1つが『質問』でした。
今、当時を振り返ると
カウンセラーの養成講座を受講していた時は
テキストには『質問』の説明が載っている。
実習では説明の意味を理解するため
『質問』の練習をしたなぁと・・・。
2つの『質問』は
セッションにとどまらず
ビジネスや恋愛ノウハウでもお馴染み
≪オープンクエッション≫
≪クロースドクエッション≫
養成講座では
知識として覚えていた程度ですが
実は、クライエントが心地よくなる
効果的な方法ってことに気がついたのは
複数のクライエントとを持つようになり始めたときだったんです。
1、オープンクエッション
クライエントが自由に返答できる質問のこと。
A「昨日、晩ごはんどこで食べた?」
B「家で食べたよ」
セッションでは、クライエント自身話したいことがたくさんある方もそうですが、クライエントの価値観や考えが出てきたとき
「差し支えなければ、詳しくお話し聴かせて頂けますか?」
「具体的には、どういったことがありますか?」
クライエントの気持ちや考えなどに一歩踏み込むきっかけを作ることができます。
すると、徐々にクライエントの“想い”が出てくるのです。
その結果・・・
・クライエントの価値観や考えを具体的に知ることができる。
・クライエント自身、話しながら自己を理解していく。
・クライエントは自己理解を通して、自分と向き合っていく。
クライエント自身が内省し、新たな気づきや発見につながるのです。
(※内省とは、自分の考えや行動など深くかえりみること)
2、クロースドクエッション
クライエントが回答しやすいよう、はい/いいえで返答できる質問のこと。
A「昨日、晩ごはん家で食べた?」
B「はい」
クライエントの中には現状を変えたくて来るが、何を話していいのかわからないという方もいます。
特に信頼関係が構築されていない、初回セッションでその傾向がよく見られるんです。
そんな時、クライエントのココロを解きほぐすきっかけとして
「緊張していますか?」
「こういったセッションは初めてですか?」
一声掛ける感覚でクライエントに話しかける。
あるいは、クライエントが話したくない内容に直面したときやオープンクエッションで返答しづらい場面になったとき
「もしかしたら、言いにくい話題ですか?」
「はい/いいえで返答できる質問の方がいいですか?」
とあえて尋ねてることで、クライエントの現状を把握することもできるんです。
その結果・・・
・セッション開始において、場の雰囲気を作ることができる。
・緊張しているクライエントや話すことが苦手なクライエントにとって、返答しやすい。
・クライエント自身、話を切り出すきっかけになる。
クライエントとの関係性を確認できる質問でもあるのです。
知識として、なんとなくは
あなたもわかっている
はじめは
探り探りで使ってみる
その感覚でいいと思います。
だって、わたしもそうだったから。
じゃないと、わかんないもん笑
いろいろ試しながら
クライエントの特徴をつかんでいく。
いろいろ試しながら
2つの『質問』の効果を実感していく。
その積み重ねの結果が
意識的に恐る恐る試すことから無意識にためらいなく試し
活用できるようになっていきますよ♡
miho
※今月雨の日多いですね。
もう、靴が大変なことに
なってます(>_<)