彼は料理が上手い。
わたしなんかより、ずっと上手い。

時間があるとき、
「なんか作ろうぜ、何食いたい?」って言って、
一緒にスーパーに買い出しに行く。

なんでこれ買うんだろう、って
不思議に思うものをたまにカゴに入れたりする。

料理をするとき、
何か手伝おうかなって思うけど、
「座って待っとって」って1人で作り始める。

腕まくりして、
缶ビール飲みながら、
狭いキッチンで作り始める。

身長の高い彼は、
キッチンの天井に頭がつきそうで、
窮屈そうに動き回ってて、
それを見てるのが意外と楽しい。

出来上がったら、
小さいテーブルで一緒に食べる。

彼の料理はすごく美味しい。
買ってきた不思議な材料もちゃんと使われてて、
ちゃんと美味しくなっててびっくりする。

彼が料理上手だから、
わたしはなんだか作りにくくて、
いままであまり作ったことはないけど、

でもちゃんと料理できるようになって、
彼に食べさせてみたい。