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長所も短所も天与の個性、持ち味の一面。
うぬぼれず嘆かず大らかにそれらを活かす道を考えたい。
松下幸之助・現パナソニックの創業者
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前2回にわたり
大型連休前の注意点について
ご紹介してきましたが
今回は、その第3弾です。
前回お伝えしたハンドリング・タイム
というのは、お客様との約束ですから
とても大事なことです。
しかし、経営者として
気を付けなければならない
大事なことが、他にもあります。
というのは、ハンドリングタイムは
会社で言えば、課長レベルの知識です。
緻密で、詳細な知識が重要になるステージです。
ここにエネルギーを注ぐことで
イーベイに詳しくなり
イーベイで何をすべきか見えてくるので
過去に学業成績が優秀だった人ほど
このステージにハマります。
その結果何が起きるか？
答えは、事業の停滞・縮小です。
「あれはNG」という知識が増えるほどに
日々の業務判断で、官僚的になり
事業拡大にブレーキがかかっていくのです。
優秀な人ほどハマる陥る落とし穴です。
私はこれを、デキスギ君のジレンマと呼んでいます。
ドラえもんに出てくる、あのデキスギ君です。
優秀なのに、キャラとして存在感が薄い
その失敗に似ています。
たとえ個人事業であっても
社長・役員という経営者レベルとしては
もっと大きなところに
意識を注ぐ必要があります。
それは何か？
答えは、規模の拡大です。
規模を最大化することが、利益を最大化します。
「規模の経済」といいますが
規模が大きくなることで
経営上の問題が解決し、効率が高まるからです。
多少のミスは割りきって織り込みながら
全体での利益を最大化する「大らかな」姿勢が重要です。
大事なことは、幹と枝葉の区別です。
管理者としての緻密な視点と
経営者としての大きな視点
両者を区別して、そのバランスが
とれいてるかどうか
常々自分を振り返りながら、
事業を切り盛りしていくことが必要です。
小さくて細かい知識を学んだら
それとセットで
大きく、大らかな視点、
つまり大局観を取り戻す習慣を
つけておきましょう。
デキスギ君のジレンマを避ける秘訣ですが
大型連休にふさわしい宿題でもあります。
