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∂深作欣二 (KAWADEムック 文藝別冊)

 Mook

by  春日太一責任編集  (著)

 

∂解説

『仁義なき戦い』シリーズで東映実録路線を決定づけ、その後も『蒲田行進曲』『忠臣蔵外伝 四谷怪談』『いつかギラギラする日』『バトル・ロワイアル』など、数々の問題作を世に送り出した映画監督・深作欣二。懐の深い人間観に支えられた飽くなき映画への情熱と、熱気溢れる撮影現場から、今なお新しい作品の魅力に迫る! 

・春日太一氏による、渾身の書き下ろし論考13,000字 
・千葉真一氏、生前最後の貴重なロングインタビュー! 
・時代を先駆けた名優・志穂美悦子氏による衝撃の語り下ろし 
・舞台から映画へ、風間杜夫氏が語る『蒲田行進曲』の制作現場 
・『忠臣蔵外伝 四谷怪談』に望む佐藤浩市氏の胸に去来していたものとは! ? 
・八名信夫氏が語る、悪役商会×フカサク! 
・高田宏治氏が「仁義なき戦い」の、石原興氏が「必殺」シリーズの制作秘話を明かす! 
・映像表現を巡り、木村大作氏が語った深作欣二との攻防とは? 
・最後の問題作『バトル・ロワイアル』➡️

 

 

 

➡️の壮絶な舞台裏を、深作健太が克服に詳述!

 

 

 

 

∂読者レビューより引用・編集

昔昔映画館に入り浸って(映画館で多くの時間を費やしていた)頃は、深作欣二監督作品というのは新作またはちょっと前日本映画の一つの選択基準。DVDや衛星放送録画を見ることが中心になり、アクションよりもメロドラマ優先で観るようになり、監督よりも女優のほうが重要選択基準となると、深作欣二監督作品はほとんど観なくなった。
メンタル力の問題もある。渚まゆみは好きだし、映画館で観た人斬り与太シリーズには体が震えるような衝撃を受けたが、あのシリーズの映画を今日、最初から最後まで観るメンタル力はない。
しかし、それもあまりよくないので、もう一度深作欣二について勉強して、さほど刺激の強くない映画については、録り貯めたハードディスクまたは録画DVDを見てみようと思い、本書を購入。
一、構成
〇構成はインタビューが中心で、24人に取材した24編からなる。11番の峰蘭太郎×白井滋郎×細川純一は大部屋俳優座談会と題され、座談会形式となっているが、目次上インタビューに含まれているので、これもインタビューかもしれない。
〇対談は1編で深作欣二×山根貞夫の「東映映画の流れと魅力を語る」。エッセイは3編で笠原和夫、高田文夫、深作欣二。
〇論考が1編で深作欣二による「同志菅原文太」。巻頭の総論は春日太一。
〇付録が2編で長谷川大氏による新左翼内ゲバと仁義なき戦いと、東琢磨氏によるトラウマの継承。
〇深作欣二の全監督作品リスト。テレビドラマや、助監督時代の映画作品を含む。
二、私的感想
◯何といってもインタビューの数と量がすごい。楽しく読んだ。特に気に入ったのは、

①命がけの撮影を語る八名信夫。深作の現場では怪我人が多かったという。

②壮絶な殺陣を語る故人の殺陣師上野隆三。

③徹夜ばかりで嫌だったと語る故人のスプリクターの田中美佐江。嫌だ嫌だで26本付き合わされたよう。深作の現場ではメチャクチャなことが起きるが、不思議とちゃんと終わるという。次のジェンダー発言も面白い。「記録は女の世界ですから。・・・やっかみがすごいんですよ」

④『蒲田行進曲』

 

 

『上海バンスキング』

 

 

『華の乱』

https://filmarks.com/movies/17285

➡️というヤクザ映画でない深作映画に出た風間杜男の回想。深作映画としての『蒲田行進曲』を賞賛する。

⑤『復活の日』

 

➡️の南極撮影で一度も深作にキャメラを覗かせなかったツッパリキャメラマン木村一夫の回想。南極のオリビア・ハッセーも出てくる。
◯11番の峰蘭太郎×白井滋郎×細川純一は大部屋俳優座談会なるものも、東映京都撮影所での深作現場のエピソード一杯で楽しい。白井滋郎氏はピラニア軍団の一人。
◯対談「東映映画の流れと魅力を語る」は計15頁。私には前半の1950年代60年代日本映画史と深作個人史が大変面白かった。東宝映画はシュークリーム、東映映画は大福である。
◯しかし、本書で一番有用で楽しかったのは、監督作品リストである。とくに助監督時代とテレビは有用である。
◯深作欣二監督作品は観ようと思えば観られるものが多いが、深作欣二助監督作品の方は、観たくともなかなか観られないものが少なくない。越路吹雪、杉葉子の『まごころの花ひらく 女給』(1955)、中原ひとみ、三條美紀の『不良女学生』(1957)などなど。
◯テレビは『アイフル大作戦』

 

➡️のうちで、第31話の「メロメロお色気大作戦」だけが深作欣二監督作品とわかった。第31話は先日再放映されて録画したばかりである。さっそく観賞。ゲストは深作欣二の妻で実年齢38歳の中原早苗。中原早苗はアイフル探偵社の近所に新装開店したフルフル探偵社の社長。その正体は・・。もちろんアイフル所長実年齢32歳の小川真由美も、おっちょこちょいの松岡きっこも大活躍。監督深作欣二の文字が最初と最後に出てきてうれしくなる。構成は深作欣二と佐藤純弥。
三、蛇足
◯私の一番好きな深作欣二監督作品は、昔は『誇り高き挑戦』と『仁義なき戦い 代理戦争』。今は『蒲田行進曲』である。

 

∂深作欣二 作品集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

∂Product description 

著者について

春日太一(責任編集) 
1977年東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(芸術学博士)。著書に『天才 勝新太郎』『仁義なき日本沈没』『仲代達矢が語る 日本映画黄金時代』『あかんやつら』『なぜ時代劇は滅びるのか』『五社英雄』『役者は一日にしてならず』、共著に『文藝別冊 萩原健一』『文藝別冊 渡哲也』など。  

 

 

 

 

 

 

 

 

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