また懲りもせずごぶさたしております……(ああ、○○ーさんの目がみられない)


半分くらい冬眠してます。残り半分は友人の結婚式など。ラッシュが来るの?


あ、本と漫画も読んでいます。鳥野しの『オハナホロホロ』3(まだ続く)、市川春子『虫と歌』『25時のバカンス』などに夢中です。


小説ではよしもとばなな『彼女について』(文春文庫)に衝撃を受けました。ムーンライト・シャドウ以来の「自動ナミダシタタ」作品。このひとの作品は(語り手の)主観や感覚をそのまま、万人に向けて説明したりせず「そういうものなので」と流し込んでいる印象があって、久しぶりに読むと馴染むまで少しかかるのですが、その分カチッと合うと心臓の中心めがけてグワァンと響いてくる、というか。


ほか、有川浩『レインツリーの国』(新潮文庫)、橋本紡『もうすぐ』(新潮文庫)、福永武彦『告別』(講談社文芸文庫)。とくに『告別』と併録されている『形見分け』がエンタメ作品のようで興味深く読めました。構成がミステリ風味、という意味ですが。こうなってくると純文学と大衆小説の境目がいよいよわからなくなるなあ。



強化月間候補:矢川澄子、野溝七生子


気になってる本:安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』(新潮文庫)