あああああ、鯛ちゃん!!(号泣)
お母さんのことを倉田真理は知らなかったのか。そんな情報が出回るほど鯛ちゃん個人が注目されていたわけではなく、ダンサーとしての側面だけが世界にふれていたということなのか。
と思いつつあのシーンで涙の出ない人っているのかしら、梅干し……。
ずっといけすかないプリマだったけど、真理さんは、いえ真理さんこそが、鯛ちゃんの宿命のライバルなんだろうなあ。ライバル、ただの敵じゃなく、好敵手。
鯛ちゃんのキトリはたぶん、もはやケレン味そのものなんだろうけれども、それを理由に彼女を邪道扱いすることは、私にはできない。さげすんで切り捨てるにはあまりにもまぶしいから。ここまでのストーリーで鯛ちゃんがどんなにバレエを愛しバレエのために泣いてきたか、見てしまったから。
ひとはだれかをばかにする権利なんてもたない。
その事実を目の前につきつけられているかのような、圧倒的な情熱。どうして嘲笑なんてできるのか。
おかえり。会えてよかった。