材料はレンコン、ごぼう、しいたけ、たけのこ、さといも(八つ頭の代用)、にんじん、こんにゃく。あとからきぬさやとお麩。


レンコンごぼうは泥を落として乱切りに。さといもも泥を落としたら6角形が理想だけどまあn角形に皮を剥いて横半分に切る。7角形とか8角形が多かったです。「亀の甲羅みたいに6角形になると縁起がよさそうでしょう」と母。なーるほどね。でもまあ、7角形8角形で妥協。


こんにゃくは適当な薄さに切ったらおなかに縦の切れ目を入れてそこにぐるりと通すと手の込んだ感じに仕上がりました。これは幼いときから手伝っていたこと。「こんにゃくくるんして」とかいわれて、弟といそいそと作業に取り掛かっていました。


しいたけは半分に、たけのこも適当に、にんじんは乱切りだっけ、料亭では梅の花の形にするそうですが「うちだから」という理由で簡単な乱切りになった記憶があります。


これら切った材料のうち、さといもは別のお鍋で白く仕上げて盛り付けるときに合流させるということで、まずは鶏肉を油(少々)の入った圧力鍋に投入。木べらで混ぜて、色が変わってきたらさといも以外の6品を順々に加えました。重かったです。にんじん固いし。しばらくしたらだし汁、お醤油、お砂糖を本の通りに加えました。ちなみに「お煮しめ」の項じゃなく「筑前煮」の項を参照しました。料亭だとそれぞれの具材の味を引き立てるようにべつべつの調理法があって、最後にそれらをいっしょに盛り付けるということでしたが、これも「うちだから」といって全部おなじようにお醤油で茶色く煮ました。


圧力鍋がふつふついってる隣のコンロでさといもをゆでました。ぬめぬめするものはゆでこぼしといっていったん沸騰させたらお湯を捨てて、新しいお水でまたゆでるんだそうです。手がかかるなあ。まあこのへんは母がやったんですが。母は私の握力を信用していないので熱湯をこぼしたりかぶったりしたら大惨事とばかりにここは自分で取りしきっていました。握力、確かに数値は大したことないけど、ピアノもやってたし人並みの強さはあるんじゃないかなあ。ないのかなあ。


で、さといもです。塩を加えて火を止めて、冷めるときに味がしみこむということなのでそのまま放置。これはラクチン。


きのう母は黒豆を完成させて、今朝は私が起きたらすでに伊達巻を焼いていて(いい匂いでした)、大車輪という感じで働いているのですが、私もちょっとは力になれたかな?