「はぁぁぁぁ
長男くんのお弁当を作らなきゃ…」

朝6時頃身体を起こそうとした

よっ…こいしょ……
……?

……?
…え?

あれ?起きられない。
…なんで?あれ?

身体に力が入らない
なんで?!


私は一瞬で自分の身体に
「何か大変な事が起きた」

事が分かりました

その後どうしたのか
よく覚えていないのですが

このまま今日を過ごす事が出来ない


暫く連絡を絶っていた実母に
電話をしました

「なんか、身体がおかしいんよ。」

私は泣いていました

絶対に母に頼らないで
子供を育て上げてみせる

私の実母は毒親だったので
極力接触を避け生活してきました

なんの涙なのか…
これまでやって来れたのに

「この人に頼らないと、
どうしようもない」状況に

なってしまった悔しさなのか
どうして自分に

次から次へと
苦しみが降ってかかるのか

もう十分に苦労してきたと
思うのに…


病院へ行き血液検査、心電図、血圧…
様々な検査をし

「自律神経失調症」である事
治るのには、1年以上はかかると

言われました

自律神経失調症

聞いたことはある言葉
でもまさか自分がなるなんて…


その日から実母が食事と私の世話を。
夕方からは夫が洗濯、1歳児の世話を。

上の子達には自分の事は
全て自分でしてもらいました

私は何一つする事が出来ず
横になっていても

まるで100メートル走をした後のように
いつも息切れをしていて苦しい

夜は眠れず、食欲もなく
食べてもなんの味もせず

手足は氷のように冷え切って

這ってトイレへ行き
這って水を飲みに行き

可愛い盛りの末っ子を抱っこする事も
出来なくなってしまいました


自分が頑張れば
家族が幸せでいられる

自分はどうなったっていい
子供たちに幸せでいてほしい


そんな考えで生きてきた私は
慌しく動き回る家族のそばで

ただ横たわるだけで何も出来ず
息をしているだけ

死んだ方がマシだな…

本気でそう思いました。
でもふと、


夫と子供の
私への変わらぬ愛に

気づいたんです

「あれ?私、何にもしてないのに
みんな変わらず接してくるな…。

みんな、私の事大好きなんやな…。
私、おるだけ、いいんや…
生きてるだけで、愛されてるんや…。」


昼間は実母のそばで
何も出来ずに横たわっていました

実母は買い物へ行き
私の家族分の食事を作り
世話をしてくれました

様々な事がありましたが
この時のことが

母が43年間続いた毒親を
終えるキッカケとなったのです


2週間全く身体が動かなかった
ある日、あることをきっかけに

急に身体が動くようになりました

血圧や心拍は
それからまだ暫くは不安定でしたが

身体が動かせるようになった事で
リンパの講座を受講し

出会う事のなかった人達と出会い

今、リンパ講師として
楽しく活動することが出来ています

そして自律神経失調症を経験した事で
生まれてきたいつの時よりも

想像をはるかに超えた
幸せな今日を生きています


自律神経失調症になってしまった原因も
回復へ向けて私が行った事

この経験が

自律神経失調症の方の
回復へのキッカケとなれば

大変嬉しく思います