京都一人旅、行って参りました。
とても素敵な 旅館 元奈古(もとなご)さんに宿泊。
今まで生きていた中で一番心に残るお宿になりました。
ここの旅館の全体像は次の記事で書きます。
ここではまず、夕食と朝食の詳細を綴ります。
チェックインをした後、お部屋で到着のお茶を
女将さんに淹れて戴きながら。
夕食の時間と朝食の時間を確認しながら決めて。
時間になると、各お部屋に運んで戴きます。
夕食は会席料理、朝食は湯豆腐。
夕食は数回に分けてお運び戴き、朝食は1回でした。
まず、夕食の会席料理からです。
旅館 元奈古 2022年11月 夕食 季節の会席料理
食事の時間を決める際に、飲み物の確認もあり。
わたしは最近 日本酒ブーム到来中なので。
定番の、どんな料理にも合って飲みやすい日本酒を
1合だけ常温で戴きました。
女将さんについで戴いた最初の一杯、とても心に残りました。
この写真、お気に入りなんです。
食前酒は梅酒。
スーーーーっと身体に染み入るやさしい味わい。
お盆の中、右側です。
先附は 〆秋鯖 柿栖掛け、いくら、目葱
こんなに、ふんわりとしてやさしい味わいの〆鯖は
初めてだと感じるほど美味しかったです。
柿酢はとても綺麗な色合いと、やさしい甘味。
目にも心にもやさいい味わいです。
前菜は 北寄貝林檎酢和え
栗渋皮煮、南瓜松風、燻鮭手まり寿し、銀杏素揚げ
実はわたし、貝が少し苦手だったのですが、
こちらは全く臭みなく完食!
貝と林檎の組み合わせに驚きました。
さっぱりと食べ切れてしまう美味しさでした。
松風とは、上になる面にけしの実やごまなどを散らし、
天火などで焼いたもの。松風焼きとも。
向附は 本日のお造り 二種盛り合わせ、あしらい一式
この日は、真鯛とかんぱち。
このかんぱちの歯ごたえが、今まで食べていたのは
何だったの?ぐらい本当に美味しくて。
色々噛みしめながら戴きました。
日本酒もクイっと。幸せ感じました。
向附(むこうづけ)とは、旬の魚を使ったお造りのこと。
向付とも。
あしらいとは、刺身に欠かせない薬味やつま、
焼き物の右手前に置く大根おろしやすだちなど、
飾りの植物も含めた、料理に添えるものの総称・
…勉強になります。わたしが色々知らなすぎなのかなw
煮物は 小かぶ含ませ、鶏つみれ、小巻湯葉、
水菜、振り柚子
これ、お出汁を最後の一滴まで本当に素敵で。
全ての食物と素材の味わいに感謝しながら戴きました。
湯葉も、歯ごたえから味わいから全部素敵でした。
台物は 焼き穴子、丸大根、滑子(なめこ)茸、湿地(しめじ)茸
この焼き穴子が…!
はるかにはるかに美味しくて感動。
一度焼いてから入れてくださるなんて、本当に素敵。
それと、大きな滑子が好きなので嬉しかった…!
とてもあたたまりました。
焼き皿は 鰆幽庵焼き、栗柴揚げ、輪酢橘(すだち)、
公孫樹芋、胡桃甘露煮
鰆の上にススっとのせられた棒生姜のようなものが、
なんと!栗。
やわらかな鰆に、カリっとした栗の歯応えが加わって
何とも言えず美味しかったです。
公孫樹(いちょう)芋は関東では「大和芋」
呼ばれているものだそう。
本当に公孫樹の形でとても素敵だと思いました。
温物は 銀鮭飯蒸し、身カニ、菊花あん掛け、卸し山葵
これもとてもとても忘れられない一皿。
花びらのあん掛けがとても美しく、銀鮭飯を
更に美味しくしてくれていて。うっとり。
お出汁が染み入ってやさしく美味しかったです。
揚げ物は かき餅揚げ、汲み上げ湯葉、舞茸、赤ピーマン
この「かき餅揚げ」はとてもとても驚きました。
さくさくの白い品のあるおかきが付いている感じで。
さくさくとふわふわの競演…!
酢鉢は 蛸みぞれ和え、大黒占地(しめじ)、菊花
揚げ物を戴いた後、なんと爽やかな。
止椀 合わせ味噌
「ぶぶ」が、ふわりふわりと入っていて。
お味噌汁を口に含むと、一緒にやってくる。
それがとても美味しくて嬉しくなりました。
御飯 国産白米、香物 京漬物三種
御櫃の美味しい御飯を、頭では全部平らげてしまいたい
気持ちでいっぱいなのに
…久々にこんな葛藤が。
御櫃から女将さんにごはんをよそって戴いて。
なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。
水物は 紅茶ゼリー
洋風なのに、しっかり和風。
夕食の会席料理はこれで全部。
この後、近くの高台寺に紅葉ライトアップを観に行き、
お風呂に入って早々に就寝しました。
詳細は次のブログで。
次は、朝食の湯豆腐です。
旅館 元奈古 2022年11月 朝食 湯豆腐
湯豆腐は「5分ほど温めてからお召し上がりください」と
告げられ、料理が全て運ばれると完全一人ごはん。
わたし、朝ごはんをゆっくりゆっくり食べることが好きで。
これが出勤のある日や、一緒の人が先に食べ終えちゃうと
なかなか出来ないので。
今回の一人旅では、それも満喫しました。
夕食は「おしながき」を戴いたのですが、
朝食はないので、正式名称が違うかもしれませんが。
思い出を少しでも綴っておこうかと。
じゅわっとお出汁が染み出る がんもどき。
美味しかったです。
夕食時、女将さんに「今日とは味が薄いでしょう、
お口に合いますか」と聞かれたのですが。
味の薄さは夕食も朝食も全く気になりませんでした。
むしろ、それが美味しかったです。
お海苔も、昆布の佃煮もとても美味しくて。
朝食はついつい御飯がすすんでしまいました。
でも後悔はこれっぽっちもありません!
湯豆腐は キュ!っとしたお豆腐そのものも
とても美味しかったのですが。
付属のぽん酢もとてもとても美味しくて。
どちらもやさしい味わいで。
「やさしさ×やさしさ」は嬉しさも倍増するなと
改めて実感しました。
次の記事も読んでね。
詳細はコチラ⇒ 旅館 元奈古
京都府京都市東山区高台寺ねねの道鷲尾町511
075-561-2087
「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」
URL:「https://www.kyoto-
モニターに参加させて戴きました。
とても素敵な機会をどうもありがとうございました。
この場を借りて。
留守を守り、快く送り出してくれた旦那はんにも
大きな感謝を。ありがとう。