北海道ツー’20/移動日〜1日目 ① | 酒とバイクとのんだくれ

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北海道ソロツー/8月13日(木)〜19日(水) 7日間


■移動日/8月13日(木) 晴れ

[富山]→[新潟フェリー]

始【富山】曇り所々小雨

終【新潟】[新潟フェリーターミナル]
 

なんやかんやあったが今年も北海道に行くことになった。

ほんとはお盆前から出発する予定だったが時勢と仕事で行くのを中止にしていた。

が、既に1ヶ月前から北海道に乗り込んでいる知り合いから誘いの連絡を受け、お盆を少し過ぎた頃のフェリーを調べるとガラガラのよう。

これならば行けそうだと考え、休みを取って行くことにした。

お盆時期ではほとんど取れない新潟発着のフェリーが余裕で取れたので今年の往復路は楽だ。

朝は7時ごろ家を出発。

連日これでもかと言うくらい晴れまくってたのにこの日に限って朝から雨。

が、出発のタイミングが良かったのか雨雲の隙間を走り、雨に遭遇することなく11時前、新潟フェリーターミナルに到着。

こっちの方はいい天気。

フェリー待ちの車やバイクはやはり少ない。

11時過ぎには乗船が始まり、乗船してすぐ風呂で汗を流し、早速ビールいただきます。

ビール中に汗だくのズボンをコインランドリーに放り込む。

今年のフェリーは乗客数を減らしているせいか、お盆を少し外したとはいえ船内はガラガラ。

ビール飲んで落ち着いたら少し船内をフラフラ。

いい天気だ。

風のあたる場所で暇つぶしの小説を読んでいたらいつの間にかうつらうつらと昼寝してた。

ちゃんと自分のシートに戻って起きるまで眠ろう。

目が覚めたのは夕方。

フェリーの窓の外は夕焼けに染まっていた。

再びビールとつまみで眠くなるまで地図見たり本を読む。

寝る前に露天風呂でザブンとひとっ風呂。

21時過ぎには就寝。

 

■移動日 走行距離 254km

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■1日目/8月14日(金)晴れ時々曇り

始[新日本海フェリー 小樽港(朝4:30着)]

↓[野付半島]

終[女満別湖畔公園キャンプ場]

 

朝3時過ぎ

フェリー到着のアナウンスが放送される前に起きた。

シートを抜け出しフロアに行くと2・3人、起き出していた。

お腹が空いてるのに気づき、顔を洗い、昨日買っておいたサンドイッチをフロアのテーブルでかぶりつく。

何度も自分のシートに戻るのが面倒なので、到着にはまたまだ時間があったがさっさと出発の準備をしてフロアのテーブルで本を読みながら待つことにした。

やがてフェリーは定刻通り4時半小樽に到着。

小樽の朝の気温は19度だそうだ。

今回はちゃんとぬくぬくパーカーもネックウォーマーも冬用グローブも忘れず持ってきた。

とりあえずパーカーは寒くなったら着よう。

 

4時半ごろ

フェリーから下船するが、毎回方向が分からず適当に走り、大体違う方向に走ってしまうが今日は大丈夫だった。

この日は道南・道央・道北で天気が昼頃から崩れるらしく、道東は天気が安定している予報。

しばらくはバイク何台かと同じ方向へ走るがやがて1台、2台といなくなっていく。

みんなどこ行くんだろうな。

私は雨が降る前にとにかく東へと走る。

寒いと分かってて着込んできたものの、やはり寒くて途中の休憩のコンビニでぬくぬくパーカー着ることに。

コーヒーで体を温める。

そういえばバイクのサイドバッグは去年マフラーで一部溶かしてしまったが、強力防水テープで補修して使うことにした。

ベルトも溶けてしまっていたが、手持ちのバックルベルトを利用して以前と同じようにバイクに装着ができた。

マフラーに近づき過ぎないよう荷物の量には気を付けなければならない。

体が温まったところで再び出発。

ひたすら東へ走る。

旭川を通るので以前寄ったラーメン屋で一杯と思ったが、通り過ぎる時間が早過ぎてまだ開店もしてない時間だった。

ので、ひたすら東へ、東へ。

10時半過ぎ、朝飯が早かったせいか北見に入った頃には腹ペコ。

旭川でラーメン食おうと考えていたせいか、とにかくラーメンが食いたい。

が、調べてみるもまだ開店前の店がほとんど。

数店開いているようだが…と悩んでいるうちに北見を抜け、美幌に入ってセイコーマートで豚丼買ってしまった。

…まあいいや。

コンビニ駐車場で昼メシ食いながら地図を見る。

2年前に来た時酷い雨で野付半島に行けなかったので今回行ってみようと思う。

たっぷり休憩取って、再び東へ走る。

斜里町に入りお腹いっぱいの直線道路を抜け、標津町への山あい(?)の道路はなんだかどんよりして雨でも降るのかと思った。

どんよりロードを抜けるとやがて標津町の曇天の海が眼前に。

 

13時半過ぎ

両岸を海に挟まれた道を抜け、ようやく到着。

駐車場にバイクを停め、歩いてみるが…特になんもない所だった。

途中の道路の景色の方がやや楽しめたかもしれない。

灯台はあったが遠目から眺める。

野鳥観察小屋。

観察小屋からは野鳥が見えねぇ。

駐車場から先端まで歩いて行けるらしいが、かなり距離があるということなので途中で引き返す。

天気よけりゃもっといい景色なのかな。

鹿は近い。

さようなら野付半島。

来た道を引き返し、今日のキャンプ場の網走へ向かう。

野付半島の駐車場までの道路は一本道だが、所々に展望用(?)の駐車場がいくつか設けてある。

道路は幅も狭くなく、かつ車も少ないため(オンシーズンは知らないが)スピードが出やすい。

戻る道をボーッと走っていたら生い茂った草の向こうの駐車場に光ってない赤灯がチラリと見えた。

来る時にはいなかったパトが待機している。

…気をつけよう。

 

標津町から再び斜里町へ戻る。

遠回りの知床ルートを通っても良かったが遠目に雲がモクモクしていたので真っ直ぐキャンプ場へ向かうことにした。

 

17時ごろ

「女満別湖畔公園キャンプ場(バイク一人¥300 ゴミ袋¥10・乗り込み不可)」に到着。

温泉近いので選んでしまった。

お盆期間中のためかそれなりにテントがいっぱい。

どちらかというとファミキャンが多いように見えた。

水場やトイレが遠い場所ならガラガラだが、それなりに近い場所・かつ道路側にベースを取る。

道路そばならバイク横づけで荷物が降ろしやすかった。

「路中はやめて」という看板もあったのでバイクは駐車場へ。

それからキャンプ場近くのスーパーへ買い出し、徒歩でサイト隣の日帰り湯へ。

美肌の湯。美人になるわけではない。

18時頃の温泉は人がいっぱい・・・だったが、ちょうど入れ替わりのタイミングだったらしく一瞬風呂はガラガラになり、上がる頃にはまた混みだした。

今回旅の最初から色々いいタイミングにあってくれてる。

テントに戻る頃には陽がすっかり落ちてた。

さっそく炭の準備。

炭が出来上がるまでトマトとオクラのおひたしでビール。

ビール終わったらワイン。

焼き物は鶏のハツと・・・もうひとつはなんだったっけ・・・鶏のなにか。

焼きながら天気を調べると、明日の天気はいいが今晩21時過ぎくらいから雨に遭うらしい。

呑んだらすぐ片付けて寝てしまおう。

鶏は全部食えないまま終了。一人分には多かった。

テント前を片付けていたら、ポツっと弱い雨が落ちてきた。

もうちょいしたら本格的な雨雲がやってくる。

その前に早々に片付け、テントに入ってしばらくするとテントを打つ雨音がしっかりしてきた。

雨は明け方前まで降り続き、木から落ちるしずくが大きくテントに響き、寝たり起きたりを繰り返しているうち、いつの間にか寝入ってしまった。

 

■1日目 走行距離 618km