八ケ滝ソロキャンプツー① | 酒とバイクとのんだくれ

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八ケ滝ソロキャンプツー/11月16日(土)~17日(日)

 

■11月16日(1日目)

↓[モネの池] 

↓[八ケ滝キャンプ場]

[うすずみ温泉]
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朝6時ごろ

前の晩、姉さんに「軽く飲みに行こう」と誘われ、深酒して帰った。

なんとか朝6時ごろには起き、働かない頭で荷造り・荷物積載してたら7時を過ぎてしまった。

この日の天気予報では全国的に晴れてるのに富山と石川だけが雨マーク。

朝だけ雨我慢して、カッパ着てとっとと富山脱出してしまえばいいかと考えた。

だがタイミング良かったのか、カッパを着込み出発する時には雨は上がっていた。

7時半前、出発。

富山からいつものR41を飛騨へ。

こんな天候だからかR41沿いの道の駅林林(りんりん)には一台もバイク停まってなかった。当たり前か。

雨は降ってないが車の水の巻き上げでやはり少し濡れた。

富山から飛騨に入る。

家出た時はまだ寒くはなかったがこっちまで来ると寒すぎる。

冬用ジャケに腹と背中にカイロ、さらにカッパ上下着てるのに寒い。

指が凍ってくるようだ。

 

9時ごろ

あんまり寒いので古川の道の駅で一旦休憩。

せせらぎ街道走って、道の駅パスカル清見で最初の休憩しようと思ってたがダメだった。

エンジンに当りながら暖かいココアで体温める。

ここまでくると雨はもう降る様子はなかったのでカッパズボンだけ脱いでおく。

寒いので上はこのまま着ていくことにした。

道の駅にバイクは一台もいなかった…。

少しだけ暖まったのでせせらぎ街道へ出発。

先週キレイだった紅葉はまだ残ってるかな。

徐々に色づいた山がまた見えてきた。

山はまだ結構いい色してる。

それにしても相変わらず寒い。

この日の朝はガラガラ快適ロード。

でも寒い。

途中の気温計で5℃と表示されてた。

鼻水流れる。

さっきよりやけに顔が冷たいと思ってたらいつの間にかヘルメットの口元の通気口が空いてた。

閉めただけで随分違うもんだな。

葉っぱが散ってるところもあったけど。

まだまだ色づいてるようだ。

紅葉は来週まで持ちそうかな?どうだろう。でももう今年は来ないな。

せせらぎが寒過ぎて1時間も走ってないけどパスカル清見でまた休憩。

先週満車だった駐車場はガラガラ。

バイクは一台だけ停まってた。

ここに来るまでにすれ違ったバイクはわずか3台。

朝飯食べてなかったのでここでみたらし団子でも食べてこうと思ったのだが。

売店行ったら「まだ仕込み中です」と。

しょうがないので何も食べずに清見を出発。

さっさと南に走ってしまった方が暖かいはず。

 

清見から明宝を抜けていくと、やはり気温が徐々に上がってきてるようで、若干寒さが緩んできた。

途中、道の気温計が立ってたので見てみると27℃。夏日だ。

そんなバカな。

しばらく走るとまた気温計が立ってた。20℃。

体感温度で10℃くらいだと思うんですが…。

それからさらに走っていくとまた気温計が立ってる。

期待して見てみたら、13℃。

つまらんが多分これが正解だと思う。

だがあの二つの狂った気温計は早く直した方がいいと思う。

 

11時前

せせらぎからしばらく走り、「モネの池」の駐車場に到着。

以前車で通りがかった時駐車場も道路も大渋滞してたのでスルーしたが、今日はほどほどな感じ。

そんじゃ池見に行ってみよう。

なんか人がいっぱいいる。

どれ。

池の水はキレイ。

時期によっては花が咲いてカラフルらしいんだっけ。

 

 

すぐ横に神社もある。

階段登ろう。

小さな社。

小銭なかったから無料でお参りしておいた。

バイクに戻るとすぐそばの橋に人が群がってる。

さすが長良川上流、泳げそう。寒いけど。

この後もう1箇所行こうかなと思ってた場所があったのだが。

今日行く予定のキャンプ場を調べると、どうにも随分遠回りになるようだ。

まぁ今日はさっさとキャンプ場行って焚き火しよう。

ってことで今日は早々にキャンプ場へ。

 

モネの池からR256を南下〜R418を東へ本巣市に入る。

川沿いの道に出てしばらく走ると途中で温泉の看板を見つけた。

設営後に入りに行こう。

 

13時ごろ

「八ケ滝キャンプ場」に到着。

入り口には看板も何も出ておらず、最初は本当にここなんだろうかと思ったが、料金が書いてある古板が敷地内に立て掛けられてた。

敷地内には受付と思われる建物(食堂だった)と、コテージ(?)が数棟。

それと比較的広いサイトにはソロっぽいテントが一張り。

食堂兼受付小屋へ向かい、扉を開くと男性が二人テーブルで談笑していた。

中年ぐらいのおっちゃんと、70代くらいのじーさん。

 

44「すみませーん、キャンプ一泊したいんですが」

70代じーさん「ああ?」

44「キャンプで一泊したいんですが!」

70代じーさん「ああん!?」

 

爺の耳は遠かった。

 

44「キャンプ!!!」

70爺「キャンプか!」

 

やっと通じた。

爺さんはゆっくり椅子を立ち上がり入り口に向かって歩いてきた。

 

44「一泊いいですか?!」

70爺「おお!何人よ!?」

44「一人です!」

70爺「何ぃ!?他おらんのか?」

44「一人です!」

70爺「ムスメ一人だな!!」

 

吹き出しそうになった。どんな数え方だ。

爺さんサンダル履いて外に出てきた。

 

70爺「テントどこでも張っていいから!」

44「焚き火いいですか?!」

70爺「おお、その辺にある”木”使っていいからな!」

44「ありがとうございます!あとお金いくらですか?!」

70爺「俺ぁここの人間じゃないから!後でここの来たら払ってくれ!」

 

お前誰だよ!

管理人かと思った。

 

テント張っていいみたいなのでさっさと設営。

設営してたら一台の車が食堂前に停まり、本当の管理人らしい女性がテクテク歩いてきた。

バイク一泊¥2,500。私にしてはちょっと高かった…。

キャンプ場の設備は仮設トイレと地下水(?)が流しっぱなしの炊事場のみ。あ、食堂もあるか。

炊事場の水はそのまま飲めないらしいので飲み水が必要なら食堂に貰いに来れるとのこと。

 

管理人「何かあればずっとそこ(食堂兼自宅っぽい)にいるから」

 

ゴミは聞かなかったが、入り口看板にプラス¥500でゴミ処理と記してあった。

ちなみに車の場合は一泊¥5,000。日帰り(?)は¥500。料金設定がなんか極端だ。

直火OKでその辺の木は燃やし放題。

薪少し持ってきたけどいらなかったな。

寒かったのに設営してたら暑くなった。

焚き火の準備をしてから近くの温泉に向かう。

 

14時ごろ

キャンプ場からは10分ほど。「うすずみ温泉(¥850)」に到着。

思ってたより広い温泉でゆったり。時間帯のせいかあんまり混んでなかった。

温泉後は道路向かいにある道の駅に寄ってみる。

ソフト食える!と思ったがスジャータだったのでやめました…。

ついでに風呂上がりだしビール売ってないかなと思ったがアルコール類はなかった。

バイクに戻ると猫だらけ。

お店の人に餌でも貰ってんのかな。

人馴れしてるせいか近づいても全然逃げない。

腹減ってるしさっさとテント戻ってなんか作ろう。

 

■11月16日(土)/1日目 →つづく
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