L U X O R & C o.ラムセスの挑戦!


アッサラーム アレイクム


久々にエジプトの今の現状、エジプトに関わる最新ニュースをお届け!

今年の≪ナイルグルーブ&アハラン ワ サハラン≫は、

情勢が落ち着くまで少し心配です。

エジプトに行かれる方は、気をつけて行きましょう!






◆早大、エジプト・ギザにて「第2の太陽の船」の復元プロジェクトを始動


早稲田大学は、吉村作治早稲田大学名誉教授が所長を務める太陽の船復原研究所と早稲田大学エジプト学研究所の調査隊が、エジプト・カイロ近郊のギザで、「第2の太陽の船」を発掘、復原するプロジェクトを進めていることを明らかにした。

太陽の船は世界最古の大型木造船で、古代エジプトのファラオ(王)の魂が、永遠に天空を行き来するための船とされている。

復元作業は2011年6月22日に幅5m、長さ30m、深さ3.5mのピット(船抗)を塞いでいる石蓋(平均17トン、枚数合計約40枚)を取り外す作業より開始。石蓋を1日1枚のペースで取り上げた後、分解されて埋まっている「第2の太陽の船」の部材のサンプリングをしてから検査・分析を行い、本格的な保存処理に向かう予定で、全体の発掘・復原には4年ほどかかる予定たという。

なお、太陽の船の「第1の船」についてはエジプト政府が発掘・復原し、ピラミッド近くの博物館に展示されている。





◆デモ隊と軍支持の市民衝突、負傷者多数…カイロ


エジプトのカイロで23日夜、同国を暫定統治する軍最高評議会による改革の遅れに不満を抱くデモ隊と、軍を支持する市民らが衝突し、政府系アル・アハラム紙によると、300人以上が負傷した。

 カイロ中心部のタハリール広場で座り込みを続ける若者ら数千人が、軍最高評議会が入る国防省の建物に向けデモ行進していたところ、市民がデモ隊を取り囲んで石や火炎瓶などを投げ、衝突したという。治安部隊が制止するため催涙弾を発射し現場は騒然となった。

 2月にムバラク前大統領を辞任に追い込んだ反体制デモを主導した若者らは、旧政権幹部の訴追手続きや改革の遅れから最高評議会への批判を強め、デモを続行。6月末には治安部隊との衝突で1000人以上が負傷した。






◆エジプト最高評議会 若者グループ批判


エジプトの首都カイロで22日夜、民主化プロセスの遅れに不満を抱く若者ら数千人が、全権を掌握する軍最高評議会のある国防省へ向け抗議デモを行い、軍と一時にらみ合いとなった。これを受けて最高評議会は23日、1月から2月の民衆デモを主導した若者グループ「4月6日運動」が、軍と国民の分断を画策しているとする声明を出した。軍が名指しで特定のグループを非難するのは異例。同国ではこのところ、「軍が改革に本気でない」との疑念を募らせる若者と、軍側との緊張が高まっていた。





◆日本人定宿が悲鳴=カイロ


カイロ中心部のサファリ・ホテルが、中東政変や東日本大震災の影響で日本人宿泊客が約9割も減り、悲鳴を上げている。「中東が安定するには時間がかかる」とオーナーのアデル・ザルカさん







◆エジプト軍政、内閣改造 進まぬ民主化、若者反発、続く緊張


エジプトの民衆デモを主導した若者グループが、首都カイロ中心部のタハリール広場で旧政権関係者の一掃や民主化前進を求める座り込みを行い、全権を握る軍部やシャラフ首相との対決姿勢を強めている。政府は21日、内閣改造を行ったが、閣内には旧政権に近いとして批判を浴びる閣僚も残っており、若者らの反発は必至だ。ムバラク前大統領を退陣に追い込んだデモが1月25日に発生してから約半年、同国の政局は混迷の度を増している。

 シャラフ氏はムバラク前政権で閣僚を務めた人物ながら党派色が薄く、3月の就任当初は若者グループから強い支持を受けた。しかし政府がその後、デモ弾圧などの罪に問われたムバラク氏の裁判を延期したことなどから「改革に本気でない」との失望を買った。

 シャラフ氏は今月18日、野党からの入閣を含む大幅な内閣改造に着手し人気回復を図ったものの、若者らは旧与党・国民民主党(NDP)に近い人物が含まれていると批判。結局、政府は閣僚名簿に若干の変更を加えて21日の就任宣誓にこぎ着けたものの、対応は後手に回っている。

 これに先立ち、政府が今年9月に予定されていた議会選の最大2カ月延長を決めたのも、選挙の大幅先延ばしなどを求める若者グループに配慮したからだ。

 若者らの批判の矛先は軍部にも向けられている。6月下旬から主な若者グループが座り込みを続けるタハリール広場では、軍最高評議会のタンタウィ議長(陸軍元帥)を侮辱する落書きやスローガンが目立つ。若者らはこれまで、軍には一定の敬意を払っていたが、ここにきてシャラフ氏擁護に終始していることへの不満が噴出している格好だ。

 一方で、若者らの行動は他の野党勢力との亀裂も生んでいる。早期の民政復帰のために政治停滞は避けるべきだとの立場をとる最大野党のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の指導部は、若者グループを「無法者」と呼び、座り込みに参加する自組織の若手との溝をも深めている。

 延期されていたムバラク氏らの裁判は8月3日に行われる予定だが、同氏をめぐっては最近、国営メディアで危篤情報が流れたこともあって、健康状態を理由に裁判が再延期されるとの観測は絶えない。

 2月11日のムバラク氏退陣後も失業に苦しむ若者らの多くは、旧政権関係者が享受し続ける特権や経済的利益に反発しており、混乱を避けつつ国政の運営に当たりたい軍との緊張関係が続きそうだ








◆エジプト、海水淡水化工場の建設・運営業者を国際入札


エジプトの給水会社、Egyptian Holding Company for Water社はこのほど、マトルーフ、フルガダ、南シナイ、北シナイの国内4カ所に建設を計画する海水淡水化施設の建設・運営業者を決める国際入札を実施することを明らかにした。うち、マトルーフの施設の入札募集を2週間内に始める。

BOT(建設・運営・譲渡)形式を採用し、投資会社には25年間の運営権が与えられる。

マトルーフは地中海湾岸に位置し、フルガダ、南シナイ、北シナイは紅海に近い。4地域ともにナイル川と離れているため飲料水が不足している。落札業者は新設の海水淡水化施設で精製した水を政府補助価格で提供することになる