診察室に入り、息子に『こんにちはー、は?』と促すと
『こんにちはー』と言いながら、視線はおもちゃの棚へ。
先生が『何したい?』
息子『おもちゃ!』
先生『なんのおもちゃ?』
息子『…(もうおもちゃを触っている)』
看護師さんに息子と遊んでもらいながら、私は先生の説明を聞く。
先生が持っている分厚いカルテをパラパラめくりながら話してくれる。
前回の様子や、私の相談内容が全てパソコンで文書に起こされているみたいでした。
先生『最初、オウム返しが気になるとの事での受診でしたよね。
○○さんは、他の機関でテストを受けて来ているので、短い期間で同じものをやるのは意味がないので、前回はそれ以外の“行動”の部分で色々と息子さんを見ていました。
気になっていた、オウム返しは…出ていません。』
少し胸がドキっとした。
診断名が付かないのかな?と。
嬉しい事なのに、やはり、見逃して欲しくないという気持ち。
しかし先生は続けて
『前回の様子を見させていただきましたが、コミュニケーションで苦手な部分が見えて…例えばさっきも、入室した際に
“挨拶しなければいけない”と言う想いがあるので一応挨拶はするが、意識はおもちゃに向いている…みたいな感じ。
他の面でも、やはりその特徴が見られたので、
息子さんは、知的障害なしの(知能の遅れ?って言ってたかな???曖昧)自閉症スペクトラム障害である、と診断します。
意外とあっさりしていました。
この時の気持ちは
やっぱりな、という感じ。
これで民間療育に通える。との安堵感。
強がりじゃなくて、ここで『何もありません』って言われても、信じられなかったしモヤモヤしてしまってたと思う。
何だろう?と思ってた時より、気持ちはスッキリしていました。
先生は続けて
会話の中で一生懸命答えようとしたり、こちらの言っている事も理解して行動に移そうとする気持ちは見えます。
なので、息子さんの場合はこの“特性”も成長とともに消えて行くんじゃないかな?思います。
ですが、現段階ではこのような診断です。
彼のもつ素直なところは本当に良い面です。(診断では何も感情は動かなかったけど、ここで泣きそうになりました)
なんというか…こういう微妙な障がいがある方が、優しかったり素直だったり、育てやすかったりもします。
と言ってくれました。
↑ここは、親バカかもしれないけど納得。
息子の良いところは、優しくていつもニコニコしているところ。
私とお出かけしている時は、いつもおとなしく手を繋いで行動してくれるので、同世代のママには『何でいつもこんなにいい子なの!?』って言ってもらえていました。
パパと一緒だと、他の子と同じくらいに騒いだりふざけたりしちゃうんですけどね…
特にイヤイヤ期も無く、言う事もよく聞いてくれていたので、言葉の遅れ以外では、本当に育てやすい子だったと思います。
これから成長して行って、いつもニコニコ怒らないが故に虐められないかが心配ですが…そんな先のこと考えても仕方ないですよね。
息子が今得意でない“会話”について。
誰と遊んだの?と聞いても、答えられる時と答えられずに、例えば『パンたべたー』と、ちぐはぐな回答をしてしまうところ。
これはいずれは会話は成立するようになるのか質問すると
はい!
ただ、そこが彼の今弱い部分なので、何度もきつく聞いてしまうよりは、こちらから誘導して
『○○ちゃんと、遊んだんだよね?』と聞いてあげるようにして下さい。
それで彼が学んで行くので…
記憶を遡って、これを答えるんだ!と自分で考えるのは、思っているより難しい事なんですよ。
と言っていました。
…気をつけないと。ついついイライラしてしまうので(´・_・`)
療育が受けられるのかと聞くと、このセンターでは、知的障害のない子への療育は実施されていないそうでした。
代わりに療育センターが開催している、診断を受けた親向けのお茶会セミナーみたいなモノの開催日がかかれた紙を貰いました。
日によってテーマが違うようです。
行ってみようかな…
受給者証のことを説明し、診断書を書いてもらいました。
先生は『取り消しにはならないと思うので大丈夫ですよ』と言っていました。
診断書を見ると
日付、住所、息子の名前、生年月日と
真ん中にどどんと
自閉症スペクトラム障害と診断します。
以上。
と書かれて居ました。
あぁ、ついに。
障害児になっちゃったんだなぁと言う気持ち。
でも、落ち込むことはありませんでした。
6月9日。
息子は3歳4ヶ月でした。
帰りに近くの公園で遊ばせながら、たくさんの四つ葉のクローバーを見つけました♪
随分先だ~(・_・;
