| 大阪市内のクリーニング店を営む益田浩二社長は、静かな怒りをにじませながら言う。 「ガソリンが上がるにつれて、これも一緒に上がっていきます。100円とか上がったらちょっと厳しい」 ドライクリーニングに使う石油系溶剤が今や1リットル350円。それだけではない。ボイラーのガス、電気、プラスチックのハンガーや袋、すべてが石油由来で、すべてが値上がりしていく。 しかし彼は値上げに踏み切れない。 「地域商売じゃないですか、クリーニング屋さんって。近くのお客さんが1人来られなくなったら、その分の売り上げがなくなってしまう」 国が遠い中東の戦争に巻き込まれて、なぜ私たち地域の商売人が泣かされなければならないのか。補助金はあくまで「大企業向け」で、こういう小さな店には実感として届いてこない、という声が大阪の街に広がっている。 |