車に無理やり乗り込んだものの、
どうしていいかわからなかった。

私はただただなく事しかできず、
とおるも相当いらついててずっと無言だった。


駅からとおるの仕事場までそう遠くないのに
ものすごく遠く感じた。
本当は言いたいことたくさんあったのに
とおるの態度でびっくりしたのと
感情的になりすぎてしゃべることができなかった。


仕事先についたら
とおるは私の顔も見ずに車からおりて
ロックかけて行ってしまった。


ここまでに沈黙も辛かったけど、
今は本当に無音。
ただ自分の鳴き声しか聞こえない。


こんなに外は朝日でまぶしいのに
一人で車内残って泣いている自分がいる。


車の中がこんなに静かだと思わなかった。



この静けさがよけい悲しさをあおって
泣きやめない。



誰かと話しなきゃ・・・・頭がおかしくなる。
そう思った私は携帯を開いた。

けど誰に電話すればいいんだろう。


友達に電話してもみんな大阪だし、
親は海外だし、名古屋に他に知り合いなんていない。


震えながらアドレス帳をスクロールしていたら
とおるの母親の番号に当たった。


とおるの母親とは結構仲良くって、
とおるが仕事中でも二人で買い物行ったり
食事いったりした事があるから
大丈夫かもしれない。

電話したところで
なんていえばいいんだろう。

車の中閉じ込められたから助けてください?
とおると別れた?

とても彼氏の母親に相談するような
内容じゃない。
けど他に頼れる人がいなかったから
かけてみた。




もしもし?
おはようー
どしたのー???
・・・・
・・・
・・・
・・・

もしもし?
・・


おはようございます・・・

おはようーーー
。。ん?どうしたの?

もしもし?


・・・・振られちゃいました・・・

って言うのが精一杯だった。
せっかく泣き止んだかと思ったのに
まだ号泣してしまった。