音譜第九音譜

やっぱり・・・

やっっぱり・・・

や~~っぱり・・・ビックリマーク

年末は、第九を聴きながら、大掃除、料理作りですって!!

えっと・・ちなみになぜか真夜中にカレー作っています。明日一時退院する母のために。病院食は、ちゃんと病気に合わせて作られているので、当然、おいしいかどうかは別?? しかしながら、最近、異常に食欲が出てきた母、病院では絶対食べられなかったカレーを作っておこうと思いましてねわんわんわんわんわんわん

あら、犬が吠えてます。なんで真夜中なのって!あれやこれややっていて、この時間。YOUTUBE 見まくっていたり、変えたてのスマホに手間取っていたり・・ね(*⌒∇⌒*)

そして、ちょうど、第4楽章。ベートーヴェン『第九』はあらゆる意味で、本当に本当にパーフェクトな作品です。9曲の交響曲を作ったベートーヴェンは、9番目で初めて、独唱と合唱を交響曲に取り入れました。そんなの有名べーっだ! おっと~、そうですねえ、合唱が初めて交響曲に入ったと認識している方は多いと思います。でも実は、ベートーヴェンのごくごく前に、合唱を交響曲に入れた作曲家がいたのです。有名ではありませんが(^^ゞ
ベートーヴェンの時代は、マリー・アントワネットの母ちゃん、ゴッドマザーことマリア・テレジアが子供たちを各地に結婚させ、繁栄をさらに極めた神聖ローマ帝国が崩壊、ナポレオンの出現などヨーロッパが激動の時代でした。それを早く察知し改革を推し進めていたベートーヴェンの生地・ボンの皇帝は、その地に新しい思想を持った自由な大学をつくり、そこに入学したベートーヴェンは、シラー(ゲーテと並ぶ、同世代の詩人・思想家)のこの歓喜の歌に出会い、心底ホレ込みラブラブ!、いつかこの詩を作品にしようと思って晩年まできました。
それなのに・・ああ、それなのに!!先に合唱と交響曲を融合させたヤツがいるむかっ!!と、躍起になった・・かどうかはわかりませんが、新しいものをどんどん作っていたベートーヴェンは、

「え~いっっ、ソロを入れちゃおう!どうだ!!」

ってなもんで、ソロ4人を投入、かつてないスケールの曲が出来上がったわけです。

ベートーヴェンの祖先はオランダ系移民のパン屋。バッハもさかのぼるとパン屋ですから、面白いですよね。スペインがオランダを支配していた時期の移民だから、スペインの血が混ざっているという文献を読み、ものすごく納得したのは私だけではないかもしれません。ドイツ人らしからぬ、豊かな黒髪、キリリとした眼力の強い瞳、激しい気性、そして、なんとも雄弁な音楽、それは時にスペイン独特な陰影を含み、しかし、快活で、ドラマチックで、愛とユーモアに満ちているのです!!

幼少より苦労に苦労を重ねたベートーヴェン。なにが苦労だったかって、大酒のみの父親のおかげで一家は大変だったのです。祖父は稀なる美声の持ち主で、パン屋にならず、宮廷音楽家となり大変な出世をして、名士となりました。その祖父のDNAで、父ちゃんも歌手に。しかし、母親のDNAも受け継いだか、大の酒好きで、ほぼアル中状態?!宮廷音楽家になったものの、稼ぎは酒代に。子供のベートーヴェンは、宮廷の事務局まで行って、父親の給料を自分たちに渡すよう頼んだといいます。そんな父親は、第2のモーツァルトに息子をするべく、スパルタで音楽教育をしました。酒仲間の宮廷音楽家たちを次々と教師にし、幼いうちからベートーヴェンを鍛え上げました。DNA+スパルタで、メキメキと力を付けたベートーヴェンは、14歳で宮廷音楽家に目 そのころには早くも、父親に代わり、幼い弟や病気がちな母を面倒見て、一家の大黒柱だったのです。

当時の住民記録書に、少年ベートーヴェンは、こう書かれています。

宮廷音楽家。極貧。

ちなみに父親は、加えてアル中とかかれ、専門の病院に入ったことも記載されています。ついでに、祖母もアル中患者病院歴あり。。こわいDNA!?

このような子供時代、そして社会背景があるため、平和、愛についての思想は人一倍強かったのでしょう。だから、シラーの歓喜の歌に超感激したのですかお。更に、20代半ばから起こった難聴。30歳のころにはほとんど聞こえなかったという事から、その苦しさは半端なかったことは想像できます。20代、音楽界の超アイドルで、女性にモッテモテラブラブ、お金持ちにもモテモテラブラブだったんですよ!ある貴族からは、新しいピアノをド~ンとプレゼントされたりしてたんですから。そこから、どん底に落ちるようなショック、苦しみ・・。しかし、強靭な精神は生きる道を選び、更に精力的に作曲を続け、何世紀にもわたって受け継がれ感動を呼ぶメッセージを残した、それが、『第九』なのです。

いやあ、語っちゃいました~。ベートーヴェンの事は、未だ研究中で、いっくらでも語っちゃいますキスマーク

“諸人よ!全世界の人々と抱きあい、口づけをかわそう!!”

こんな歌詞があります。今年は絶対に忘れてはならない出来事がありました。そんな年だったからこそ、殊更にこの詩が響きます。いいえ、詩だけではなく、音楽が、音、フレーズが、ハーモニーが、あらゆるメッセージとなって構築されてこの曲は出来上がっています!ああ、ピアノで弾きながら解説したいですっっおとめ座ビックリマーク 

終わらない。。絶対終わらないので、あえて終わりますA=´、`=)ゞ また書きましょう、あ、また終わらなくなる??

最後に。ベートーヴェンはこう言っています。

「私の音楽は、貧しい人にこそ捧げられなければならない」

JRの社内CMで流れていてビックリ。ベートーヴェンのフサフサな髪の毛一本ぶんくらいは近づきたいですぶーぶーぶーぶーぶーぶー

さあ、年末!!あと2回歌います。ラストは、パウケ・カウントダウンビールビックリマーク ガンガン盛り上げますよ~~アップ