先日、群馬県内の100世帯ほどの某分譲マンションの管理組合より依頼を受けまして大規模修繕工事の監理業務を執り行い、先日無事工事の引き渡しが終わりました。
工事前のベランダも
キレイになりました
屋根、外壁、防水工事を大々的に行ったのでしばらくは安心です。
正直な所、こうした類のお仕事としては私自身、初めてではあったのですが、管理組合様との連携、信頼おける工事会社との連携によって大きな問題も無く終えてホッとしております。
また、今回は分譲マンションの運営に際して色々な事に気づきました。
通常、これくらいの規模の分譲マンションですと管理組合は「管理会社」と顧問契約をしていることが多く、こうした修繕工事などが発生した場合はその管理会社を通じて設計や工事の発注をすることが多いです。
管理組合の構成員はたいてい常任ではなく「住人の持ち回り」体制を取られていることも多いので、素人の集まりでもある管理組合では管理会社の主体で全てやってもらえることが非常に楽で便利な事です。
しかしながら、こういう仕組みに甘んじていると発注は管理会社との「ひも付き業者」での施工になりがちなので結果、適正価格での発注が難しいのです。
今回は、そのことに気付いた管理組合の理事の方が第三者としてのチェック機関として私を推薦いただき、理事会との連携をしながら再度業者選定を行ったことで、私の監理費を足しても当初見込んでいた工事費よりかなり安く抑えることができたわけです。
これに限らず、住人は駐車場の利用料や共用部分の光熱費、定期清掃、管理人のお給料…などとして定額の管理料を納めておりますが、実際その徴収した管理料が適正に使われているのか、知識がないとうやむやにされていることが本当に多いのです。
考えてみてください。
管理会社が推薦する工事、たとえばエレベーターや免震装置などの点検、定期的な植栽、受水槽点検、警備会社やケーブルTV等共聴、共用灯LED化など…様々な費用が発生しているとは思いますが、その業者選定に管理組合の理事会は関わりましたか?適正な価格は知っていますか?
…そういうことです。
あまりタネあかしをすると、管理会社から怒られてしまうかもしれませんが、これが現状です。
もちろん、中長期の修繕計画というのはあるでしょうがその通りに実行されていますか?築年数が30年とか経って大きな改修をしたいと思ったときに必要な管理費が残っていない、では徴収する管理費を上げましょう、なんていうこともザラです。
そんな重要な協議事項のときも住人全員には周知されず「住人持ち回りの管理組合理事の過半数」の賛成とかで決定してしまいます。要は住人一人がいくら声を上げてもあまり届かない仕組みになっているのが現状です。
分譲マンションは個人の資産です。
その資産を適正に維持管理していくためには適正価格での管理会社との契約、そして工事等が発生した場合には適正価格での発注体制がとれるような管理規約が必要です。管理組合もそういうことを意識しながら絶えず目を光らせておくことが一番大事です。もし、住人の中に有識者がいたら色々意見を聞くのも良いでしょう。
また、そういうマンション維持管理のお力になれるなら…という思いもあり、この度、弊社でも分譲マンション顧問契約を行うことを決めました。
群馬県内近郊には限りますが、月額20000円から行なっております。お困りのマンション理事会等がございましたら一度ご相談くださいませ。
もちろん相談料は一切かかりません。
株式会社HIRO建築設計
代表取締役 佐藤弘之
Email: info@hirokenchiku.com
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