誰にでも出来る危険予知(悪天候の気象現象)
先日、飯能で大量の雹が降ったが、あの日、飯能だけでなく、日本各地の空模様を映した画像や動画をいくつも見たが、僕が見る限り、各地で小規模の竜巻が発生したと思える。下↓の旭川市画像を見ると、Virgaが発生しているのがわかる。Virgaとは柱状に見える局地的豪雨である。そして上空の雲に目を移すと大気が渦を巻いているのがわかる。明らかに漏斗雲ができかけている。漏斗雲の高さは400ft ~600ftAGLといったところだろう。この漏斗雲が地表にタッチすれば竜巻の完成である。 6/13 今日も上空に寒気が入り大気は不安定な状態です。雲が発達しながら天文台に迫ってきてものすごい雷雨&雹になりました。14時40過ぎからほんの10数分の出来事でした。撮影地:旭川市科学館天文台 pic.twitter.com/cBwOxagYDO— 旭川市科学館(天文プラネチーム) (@SCIPALgnf65_zmp) June 13, 2026飯能でも同様の雲があった。動画撮影者が「突風でゴミが吹き飛ばされた」と言っていたが、その動画を拝見する限り、明らかに大きなゴミが乱気流で煽られて螺旋を描きながら上空を舞っているのを確認した。規模の大きな積乱雲が低く垂れ込めているが故だろう。大気が渦を巻いているのである。おそらく漏斗雲が近くにあったはず。漏斗雲ができるのは積乱雲の下部。積乱雲の下部に発生する尻尾みたいな雲。上空であのように大量のゴミが螺旋を描きながら舞っているのだから上空の雲だって螺旋を巻いているはず。つまり漏斗雲があるはず。その漏斗雲こそが竜巻だ。その雲が地表に接したら、いわゆる竜巻と呼ばれるものになる。強風や雹によってあれこれ壊されたのは残念なことではあるが、竜巻被害に遭わなかったことは不幸中の幸いと思うべきだ。こちら↓は飯能に降った雹。かなり量が多い。実は降雹も竜巻発生時の典型的な気象現象だ。 🌧️まるで雪のような雹が降っていました…。 ここまでの雹を見たのは初めてかもしれません。 皆さんは雹を実際に見たことがありますか?#雹 #ゲリラ豪雨 #異常気象 pic.twitter.com/2yllkqVLyW— 日本ニュース (@JP360News) June 12, 2026何年も前の話だが、三鷹でも同様に大量の雹が降り、住宅街の道路を川の流れのように雹が流れ、その後、大雪が降ったように雹が積もり、夜まで冷凍庫のように気温が下がったことがあった。夏だというのに。何年か前、岩槻越谷の境界線あたり~千葉の野田にかけて竜巻が発生したことがあった。そのときの竜巻について↓https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/27139/05-chapter3.pdf実はあの前夜、僕はあのエリア上空に漏斗雲を見ていた。前日も大気がかなり不安定だったから、夜、街明かりに照らされた低高度の雲を観察していたのである。予想通り、雲が渦を巻き始め漏斗雲が完成していた。僕は妻を呼び、「あの雲を見てご覧。渦を巻いてるだろ?あの雲が地表に接すれば、竜巻だよ。」と言った。その翌日、越谷で竜巻が発生した。積乱雲のライフサイクルや寿命から言って、翌日の越谷の竜巻は前夜の漏斗雲が引き起こしたものではないことは間違いないが、ただ、前夜から大気はかなり不安定であった。僕が風の動きや大気の動きがわかるのは、僕が飛行機乗りで、風=気流に翻弄されながら空を飛んでいたからだ。雲の見え方、雲の動き、雲の影、海の白波、風に吹かれる木々、煙突から立ち上る煙の動き、偏流による誤差、常に風を気にしていたからであるが、普通の人でも竜巻や降雹をある程度予知というか警戒する方法もなくもない。竜巻を発生させる雲も雹を降らせる雲も雷を発生する雲もゲリラ豪雨をふらせる雲も線状降水帯の雲も台風の雲もいずれも積乱雲だ。積乱雲とは積雲が大きく発達したもの。積雲は上昇気流によって縦方向(上方向)に発達した雲であるが、積雲が発達し、積乱雲となり、その積乱雲が更に局地的に強烈に発達している時は、道路の下にドブが流れている地域では、普段より強いドブの臭気がしてくる。上昇気流でドブの臭いが上がってくるからだ。低気圧で耳に圧迫感を感じたり。エレベーターに乗ったときのように。降雹にしても漏斗雲・竜巻にしても、これらが体で感じる予兆となるはずだ。竜巻であるならば、積乱雲の底辺となる低い高度に渦を巻いている雲があるはずだ。それが漏斗雲だ。それを見たらなるべく下の階の窓ガラスがない部屋、たとえば、地下階や1階のトイレに避難した方が良い。上の階だと、スケールの大きい竜巻だと軽く屋根を吸い上げてしまう。上の階の部屋にいる人も。とにかく竜巻の力は凄い。竜巻とはつまり、積乱雲の中の乱気流が地表で起きている現象であるわけだから、僕はその積乱雲の乱気流の中を飛んで身をもってその恐ろしさを経験しているからよく知っている。異常に長く、かつてないほどの強烈な暑さの夏や日本近海で発生する台風やら線状降水帯やら竜巻やら雹やら今の日本は異常気象だと言われているが、大きな竜巻被害は日本でも昔から度々起きていた。僕が高校生の頃、臨海学校で海に面したホテルに泊っていた高校生たちが、夜間、周囲を窓ガラスで囲まれていたホテルのロビーで土産を買い物をしていたときに、ウォータースパウト(海上の竜巻)がホテルに直撃して、ロビーの窓ガラスは割れ、たちまち高校生達が竜巻にさらわれ、気がついたときには夜の荒れた海の沖。なんて事故があった。何人か助かったと記憶しているが、大きなホテルのロビーで買い物をしていたら、突然窓ガラスが割れて、気がついたら夜の漆黒の海のに投げ出されていた、なんて想像するだけで恐ろしい。その事故を前後して、日本のどこで起きたか覚えていないが、列車の車両が強風で吹き飛んだというニュースがあった。その時の様子を聞いて、その後の惨状を見て、あきらかに竜巻だと思った。当時の日本の報道機関は、強風とか突風とか、意地でも「竜巻」という名詞を使うことを避けていた。一時期、晴れた日に車のルーフやボンネットやトランクの上にオタマジャクシや魚がたくさん乗っていたという事象が報道されたときも「UFOの仕業か」といった見出しを出したり、ニュースのインタビューで自称専門家が「鳥が落したのだろう」などとバカなことを言っていたが、あきらかに竜巻によるものだ。海や川や田んぼなど水上で発生した竜巻=ウォータースパウトの仕業である。竜巻が水面付近のオタマジャクシや魚などを雲の中へと吸い上げ、それらが積乱雲の消失時に落ちてきたのである。何年か前までそんなカンジで、気象庁もどの報道機関も頑なに「竜巻」という言葉を使おうとしなかった。ネット民、主に自民党支持層のネトウヨたちの口癖の「不安を煽るな」ブームに乗っかっていたのだろう。「国民の不安と混乱を避けるため」と言えば、聞こえは良いが、実際に日本でも竜巻が珍しくない気候になっているのだから、それで良いわけがない。日頃から気象災害に備えて警戒していなければならないのが今の日本の実情なのだから。「備えあれば憂いなし」である。これまでにも、このブログで何度か書いているが、「不安を煽るな」で甘く見るな!油断をさせるな!と何度でも言いたい。そこで、竜巻が来たらどうするか?津波などの水害の逆で、垂直非難(縦方向の非難)だけど、上へ逃げるのではなく、下へ逃げる!下の階のなるべく窓ガラスがない部屋で身を低くすること。たとえば、トイレなど。掴むことができるところがあれば、それを掴みながら。風呂場であれば、竜巻に吸い上げられないよう水を張ってないバスタブの中で身を低くして両手両足で突っ張って!とにかく竜巻の雲に吸い上げられないように。雹に関して。続いて降雹だが、雹は竜巻がなくても、通常の積乱雲があるだけで降る可能性は十分ある。かつて積乱雲の中を飛んだことがあるが、雲の中は氷の塊が飛び交っている。あの氷に雲の中の水滴(水滴が地表に落ちれば=雨)が大量に付着し、そういった氷同士が雲の中でぶつかり合って合体し、上昇気流でそれが上空高く上げられて冷やされれば、今度は下降気流と共に大きな氷の塊=巨大な雹となって地上に降ってくる。雹は積乱雲の下降気流を伴って降ってくるので、強烈な下降気流だと地表に到達した下降気流は水平方向に分散するように拡がり、雹が横方向に飛ぶ。(かつて積乱雲を飛び、ダウンバーストがオーランド国際空港を直撃する直前にオーランドに着陸したことがある。僕の後に空港に進入していた飛行機は地表に叩きつけられ、ランプエリアに駐機してあった飛行機は吹っ飛ばされ根こそぎ破壊された。)上から降ってくる雹だけでなく、強風で飛ばされてきた雹が窓ガラスに石を投げつけるような感じで飛んでくる。家の窓ガラスも割れるので雨戸を事前に閉めておくことをおすすめする。車に関しては屋根付きの自宅駐車場の屋根は強風で飛ばされてしまったり、屋根自体が割れてしまうこともよくある。そこで、以前にも書いたが、雹対策のための防雹カバーの巻き方のおさらい。ポイントはとにかく暴風対策である。雹を降らせる雲は積乱雲。下降気流を伴うから、カバーなど簡単に吹き飛んでしまう。まず最初に防雹効果を高めるため毛布を車のボンネット、ルーフ、トランクにかけてから次の作業をする。1最初にレギュラー陣を前輪後輪共に。カバーがめくれないよう、しっかりタイヤとタイヤボックスのクリアランスを使って固縛する。2次に投げ縄状(前も後ろもまけるように輪っかが2つ)ゴムロープで固縛する。これもタイヤとタイヤボックスのクリアランスを使って固縛。3余りの黒ゴムロープでレギュラー前後を固縛する。4ロングの黒ゴムロープてま右前輪ホイールと左後輪ホイールを繋ぎ、左前輪ホイールと右後輪ホイールを繋ぎ、ルーフ上で交差するように固縛する。5サイドの下方から風が入ってカバーをばたつかせないように前に巻いたレギュラー陣の両サイドと後ろに巻いたレギュラー陣の両サイドを固縛する。6あとは余ったロープで補強する。7仕上がりはこんな感じ