『よし 解った
俺は充分に頑張った・・・頑張ったよ』
そう、頑張ってくれた。
一度目の別れ話のあと特に気遣ってくれて、
家事の手伝い、心のこもったたくさんのお手紙、説得・・・。
『奇特なことに、
私のことを拾ってくれるという人が現れて・・・』
『馬鹿やのうフユちゃん。
フユちゃんは本当に馬鹿やのう。
どうして自分をそんなに安売りするんだ。
拾ってくれるなんて卑下した考え方をするんだ。
君はとても魅力的なんだよ。
姿かたちが魅力的だから、言い寄る男もおるだろう。
でも本当に素晴らしいのは中身だ。
そいつらはそんなの解ってない。
でも俺は解ってる。俺が一番良く解ってるんだよ』