実に現実逃避の手段が多々あり、あまり自身の孤独と言うものと向き合わなくて済んでいるのが現代に生きる利点と言えなくもない。

明日命が終わるとしたら、今日をどう生きたいか?

最近そんな風に考えて、やりたいこと、行きたいところ、会いたい人にはお金と体が許す限りぶつかるようにしてはいるものの。

さて、それでもふとした折りに顔を出すこの孤独…


私には親友はいない。


心の黒い部分や、お互いの性生活までぶっちゃけて相談できる人間はひとりいるが、既婚者で、夫との生活が最優先で、私は趣味の下ですらある。


心が近い、一緒にいて本当に気持ちいい人間もひとりいるが、こちらは趣味の世界で出会ったため、個人的な友人のカテゴリにすら入れてもらえていないのは間違いない。未婚だが彼女は日本有数のコングロマリットの役員の一人娘なので、精神構造も庶民とは少し違う。育ちがよく、警戒心が強いぶん、懐に入れてもらってからは本当に居心地がよいのだが、特に経済面が関わる相談などは金銭感覚が違いすぎて難しい。

男性となるともはや、誰も思い付かない。

弟は二十代というだけの理由で田舎のいきおくれ高卒アラサーと結婚して悲しいくらい平凡な家庭を築きつつあり、都心部アラフォーで未婚の私とはもはや価値観が違いすぎる。なんせ千円もしない新書本を購入することすら「浪費」なのだ。

父は…もう年なんだろう。
自分の考えを語るだけで、人の話を聞いていないので、会話にならない。あまりあてにせずに、機嫌のいいときにお金をもらうだけの関係になっていくだろう。
「セクハラに遭うような会社を選んだのはお前に理由がある」と言い放つ時代遅れの好々爺である。
夜のウォーキングを慎め、程度なら聞く耳も持つが、アラフォー女性をそこそこの給与で雇うのは愛人手当てを含んでるとか言うのは社会常識か?
呆れる。

ほかの男…親族といえばおじたち。
でも所詮自分の娘優先だ。
私だって見合い話が欲しいけどさすがに頼めなかったよ。

あとは実家と関係のない人脈たち…
普通は学生時代の友達なんだろうけど、中退したあと編入先はほぼ自力で卒業した私にはそういうつながりがない。

元の勤め先と言っても、円満に退社したことがほぼないため、人間関係は毎回リセットされている…

どうしようもない。

というわけで仕方がないので人脈作りを地道に始めることにした。

アマオケですよ。

バイオリンを明日から始めて、まあ四十の大台に載る前にはどこかに所属して、そこでバツイチで子供はいてもいなくても良さそうな人と縁があればと思う。

ダンスは外人狙いの若い女の子とやりたいガイジンと回春爺ばっかりで無駄だったし、サックスもいわゆる喪男女の巣窟、英語で出会いの質を求めるならベルリッツなんだが、会社の金で来ているような、もしくは年収で大台に近い女たちとは身なりも肌も髪もグレードが違いすぎて主戦場にはコスパが悪い。

結局いろいろ考えて、アマオケかなと。

フルートでもいいけど、募集人員でいうとバイオリンの枠が大きいから。

あとは語学ならドイツインスティチュートかアテネフランセかセルバンテスセンター(だっけ?)を考えてたけど、ドイツは前の会社の人に会いそうで二の足踏み、アテネはリタイヤ組が多すぎて壮年男性のコミュ力不足によるギスギスなクラスに怯え、スペイン語は…英語の次くらいに簡単だと思うけど日本で転職にはほぼまったく役に立たないから躊躇…

中国語の方がエリート商社マンだのメーカーマンだのに会えるって?
まあそれは否定しないけど問題が大きく3つ。

個人的に中国語が嫌い。うるさい。
スクールが多すぎて狙いが分散。マンツーだと出会いようがない。

そして最大の理由は、中国になんぞ駐在したくないから!このひとことに尽きる。

確かに、優良なパートナーは欲しいし、人材としての価値が高い方が安心できるけど、だからって中国には帯同したくありませんので…

それを言うならスペイン語も微妙なところだけど。ベネズエラとか南米でも微妙な国々もスペイン語じゃなかったかな。JAICA系多いよね。駐在並みに贅沢はできるけど、ショッピングモールまでガードがいなきゃ危ない国なんて嫌だよ。


というわけで狙いを絞っての婚活ならぬ現実逃避の結果は吉と出るや凶と出るや…





たいていの男は都合のいい女が好きだ。

私には都合のいい女は演じられそうにない。

すべて割り勘でもデート三回目で彼の部屋でセックスして、そのあとは呼ばれればいつでもセックス、デート代どころかホテル代すらかからない無料の娼婦、そのうち同居もしてフルタイムで働きながら家事も無償で提供。そこまでしても結婚するかどうかは一切匂わせずに相手の決断を待つが、結婚しない選択も許す女…

世の中にはそういう女がいて、だから男はおかしくなるし、晩婚にもなるのだと思う。

そういう女のうち、どの程度が使い捨てにされずに、ある程度の収入、財産、或いは社会的地位のある男性の妻の座を得るものか、興味はある。

まともな男はそんな女程度と結婚しないと思うんだけどね。母親を亡くしたマザコンとか、家政婦と結婚したい嗜好の男もいるかもしれないけど…


あ、もちろん東京通勤圏内で年収300万とかの非正規もどきの男は論外として、まともな男の定義としては、中流以上の家庭に育って学部卒以上で身長平均以上で社外に出せる容姿で年齢かける16以上の年収は最低限あることね。それでも年収は少ないと思うけどね…

お金のない人生ほど悲しいものはない。
なぜならお金さえあればなんでも買えるから。
そのへんにころがってる愛も友情もお金で買えるから。
そりゃいわゆるホンモノかどうかはおいといて。
でも、世の中にはそんなにホンモノは溢れてないから、まあお金で買えるものでそれなりに満足できるものですぞ。

買えないのは健康くらいだけど、お金がなければそもそも買えないし。


お金がないと、愛も友情も、というか基本的に何も手に入らない。というか、手にはいるもので満足しなきゃならない。

足るを知る…

ある意味幸せではある。

でも、その人生を私はもう選べない。

お金を安定供給してもらえるシステムを作り上げるか、もしくは、お金がなくて我慢することのストレスと闘い続けるしかない。ストレスてガンになりそうだなー

ま、まだ一応結婚と言う切り札があるけどそろそろ時間も切れてることだし、やっぱり起業するしかないのかなあ…

まだ本書いて当てる方が簡単な気がするけど。

起業マインドがないし、事業プランもない。
コネもないし。

だれかの愛人になって税金対策の赤字のバーでもやらせてもらうのがいちばんなんだけどな。

こんな中年のおばさんでよければ。

ついでに子供生んで認知して財産もらえれば将来安泰だしなー

そんなひと、東京には(たぶん地方にも)腐るほどいますよ。
昼間のラグジュアリーホテルや隣接エリアのカフェレストランの類いで石投げれば当たるレベルで。


水商売最強説。

ただし転落話も多いからやっぱり起業か…