学生時代、まだ年に8回しかやっていない頃から、試験官やってました。


結構人気のあるバイトで、受付初日は人気ライヴ並みに電話がつながらなかったw

その後、ネットから応募できるようになりましたが、人気の会場はすぐ埋まってしまいましたね。


その後、縁があって運営側に携わるようにもなりましたが、正直、首をかしげることばかりでした。

今はたまに、人がいないときに声がかかりますが、なんせ自分が受験しているので、お手伝いできずにいます。

大学とか企業のSPは今でも試験官やるときありますよ。



こんなテスト、普通にやってればそのうち点は取れると思うので、そこまで気にする必要はないんですが・・・


もし本当に進退がかかっていて、その回で目標点を取らないととんでもないことになる、ということであれば、その前に 一度、試験官をやってみる ことをおすすめします。

当日の流れがわかっている方が落ち着きますし、受験票や受験案内に書いていないことでも、マニュアルで許可されていることがたくさんあるからです。



IIBCが直接運営する試験会場はほとんどなく、各地方の業者に運営は委託されています。


2年ごとに入札で業者は変わります。


現在の東京周辺は、都内・都下・埼玉を請け負っているA社、千葉のB社、神奈川のC社、と別れています。



基本的にヒラの試験官はアルバイトですので、業者に登録して、募集が来たときにエントリーすればそれでOKです。


東京23区内は、時給800円からだったと思います。


年齢も職歴もほぼ関係ありません。

とりあえず登録だけでしたら断られることはまずないと思います。

年に数回は大量の人数が必要なので、どこの業者も足りずに派遣に外注に出すことすらあります。


勤務が決まったら、事前研修があるところもありますが、基本的には当日行って、マニュアル通りに仕事をして、解散するだけ。

(事前研修のある会社から、事前研修のない会社に去年あたりに業者変更になってます)



巷で対応が分かれるとされている内容も、実はマニュアルに全部書いてあります。


一番影響があると思われる座席についても、正当な理由があれば移動は認められます。


私は、2回に1回は移動します。


1.大教室なのにラジカセの場合、早めに試験官に申し出て、ラジカセに近い席に移ります。


2.前後左右が気持ち悪い人の場合、なるべく問題のなさそうな人に囲まれている席に移ります。


3.2人掛けでも、1人で使っている人が多い場合、1人で使える席へ移ります。


4.出入り口のすぐそばの場合、試人の出入りが気になるので、そうでない席へ移ります。


5.その他、机や椅子がガタつく場合など、もうなんでもいいので、何か一つでも気になることがあったら、移った方が楽になります。


といっても、全員がそんなことし始めたら収拾がつかないので決してオススメはしません。

そういうことをやらないのが、隣国と比べて日本のマシなところだとも思っています。

ただ、人生がかかっているなら、環境を整えるために多少我を通すのもアリだなと思うだけです。


私が一番わがままかな、と思った理由は、前の席の女性の髪が長くて、しかも不潔で、しかもしかも、何度もかきあげたりして、フケや髪の毛自体が、私の解答用紙の上に落ちてきたときです。

これ、我慢すべきなのか?って数秒考えて、無理なので、さっさと事情を話して、空いてる席を予約して、遅刻してこないことを確認してもらってすぐ移動しました。


あんな人間の後ろで試験受けるなんて絶対無理w


あと、独り言ぶつぶつ言ってる人とか、貧乏ゆすりしてる人とか、いちいち動作が大きい人とか、いくら日常ではそういう人の近くで業務を行う可能性があるからって、これはあくまで試験なんだから、よりよい環境で受験したいと思っても何が悪いの?!って自分を説得して、やっぱり席移動しました。


試験前から貧乏ゆすりなんて、気が早すぎますから!!!!!



そういえば、隣の男子がストップウォッチを使っていたことがありました。

陸上部が使ってそうなごっついやつ。


何度注意されても絶対にしまわないから、入れ替わり立ち替わり、最後は責任者まで来ちゃって、本人は逆切れして、試験が終わってから延々とクレームつけてました。

受験票にストップウォッチはダメって書いてあるのに、「前に別の会場では使えた」の一点張り。


彼が私の知る限り、最強のモンスター受験者かも。(責任者時代のことは守秘義務的な)