もう3月である。

べべさん、あんよはまだのようである。
でも、"ヤンキー座りからの直立" ができるようになっており、夫とやんややんやと手をたたいて喜んだ。
あと、べべさん、集中力がついてきた。
じっくりと、何かをいろいろな角度から観察していたり、飽きもせずペンを入れ物から出したりしまったり…
そんなべべさんを見て、亡くなった祖母がべべさんに語りかけていた事を思い出す。
息子は、祖母のベッドについているリモコンをよーく観察してボタンを押したり、リモコンを裏返してみたり、両手で持ってみたり、持ち替えてみたりと、遊んでいた。
(私は、コメディ映画みたいに、べべさんが触るリモコンのせいで、祖母がベッドにバッタンバッタンと "く" の字に折れ曲がらないかヒヤヒヤしながら2人を見ていた。)
祖母は息子を怒るでもなく、「べべさん、研究しているのねぇ。大きくなったらもっと便利なもの開発してね」と言っていたのだ。
そうでした、そうでした。
一見するとただのいたずらのようだが、そこはべべさん 。研究中の身であった。
日々研究にあけくれ、仮説を立てては実証し、の繰り返しをしている。
深遠なる無表情でボーッとしてるだけに見えるべべさんではあるが、多分彼の中で何かが起こっているのだろう。
親バカとしては、そう思いたい。
さて、夢クリから封書が届いていた。
凍結保存してある胚盤胞の保存期間延長をするか否かの問い合わせであった。
不妊治療をまたするのかと思うと、気が重い。
しかし、高年で一人育てるにも四苦八苦してはいるが、私も生物としての本能からか、もう一人子が欲しいとも思う。
夫と相談して、今年も延長をした。
念のため夢クリに産後どれくらいのインターバルで治療できるか問い合わせた。
断乳3ヶ月後、3回目の生理から3日目に来院できるとのこと。
今、断乳したとしても半年先である。
夢クリウェブサイトの治療ポリシーの頁で、ズシンと心に残ってしまった説明があった。
すごーく簡単に端折ると、"胚は生命と同等に扱うべき'' と言う部分だ。
そう思うと、やはり移植をしなくてはとも思う。
私たち夫婦は、自然の摂理に逆らい、べべさんを設けた。
べべさんの断乳のタイミングを計りながら考えたい。
