彼とドライブに行った
今思えばそんなの行かなければよかった
そうすればきっとこんな事にはならなかったのだから


ねぇ!聞いて!病院で話し相手が出来たよ!!

彼は嬉しそうに私にそう言った
ずっと笑うことのなかった彼が私に笑顔を向けた

よかったね!どんな子なの?

隣の病室の子なんだけどね、彼女はいつもそばに居てくれるんだ!

なに?それ(笑)浮気??

嬉しそうな彼の姿を見れたのが嬉しくて笑いながらそう言ったけど私はとても複雑な気持ちだった

ごめんね

うつむきながら呟いた声は彼には届かなかった。
きっと彼女の事でいっぱいなのかな?少しだけ寂しくなった

それでね、いつも君の話をするんだ

私の話??

彼女は楽しそうに聞いてくれるんだっ

彼の中にいる私はきっと彼女との話題でしかないんだ…事故があった日からそんなネガティブな考えしか浮かばない。

そろそろ帰るねまた来るから

彼は笑顔で手を振ってくれた

その帰り私は隣りの病室の子がどんな子なのか気になり覗いて見た
そこにいたのは誰もいないへやでただ1人くだにつながれた少女が眠っていた

あら?お友達??

後ろから看護師の声がした
とっさに振り返る

彼女まだ目を覚まさないの
早く目を覚ますといいわね

そう言って看護師は去っていった

目を覚まさない彼女…

私は怖くなり足早に病院を出た