言葉なんてものは、はじめから自由でよいのだと思う。
子どもたちが、言葉を覚えていくとき、
とても自由に操るように。
正しい言い回しとか、
使い方とか、
おかまいなしに
覚えたての言葉を使ってみる。
それで、しっくりこなかったり
相手に言いたいことが通じなかったり
不便さを感じて、言い方をかえてみる。
もしくは違う言い方はないか考えてみる。
そうやって試行錯誤していく中で
彼らは自分の言葉を見つける。
自分なりの表現や伝え方を見つける。
大人が、こうしなさい、
ああしなさい、と、
いちいち制限しなくても
周りの音を聞いて自然に覚えていく。
もし、わが子に理想の言葉づかいを
させたいなら、自分がすれば良いだけのこと。
矯正なんて本来必要ない。
そう思う。
いま、巷に溢れる
様々な言葉について
世の人は
敏感すぎるように感じる。
生まれた場所も
育った環境も
生き方の方向性も
違えば、
価値観や受け取り方なんて
全く違って当然なのだから。
他の人の受け止め方に
過剰に反応して
自分の言葉が消えてしまうなんて
なんて勿体無いんだろう。
だから、
どこまでも
自分の言葉を大切に
していただきたい
と、思います。