アロマテラピーが首の痛みを緩和する可能性

体の痛みはできればない方が嬉しいですが、痛みは重要な役割も担っています。

【痛み】はいわば、体からのアラームやサインのようなものです。

傷や病気があるよー、早く対象しないとやばいよー、と教えてくれます。

逆に全く痛みを感じることができないとしたら…

ケガも病気にも気づくことができなくなってしまうのです。

また痛みには、急性と慢性があります。

急性のものは、原因が明らかで、検査で原因が判明しやすく、治療法も見つかりやすいです。

慢性痛は原因が不明確で、原因がなくても体がアラームを鳴らすことがあり、検査でも原因が分からないことが多いです。

さらに慢性痛は、心理的、社会的要因も影響している場合があります。

そのため、生活習慣を見直したり、リラックスできる時間を作ったり、自分の内面と向き合う機会を作ることが大事になります。

アロマテラピーも慢性痛の緩和にお勧めです。

首の痛みに関する実験をご紹介します。

【実験方法】
首の痛みがある患者60名を、マジョラム、ブラックペッパー、ラベンダー、ペパーミントの精油が含まれたアロマクリームを使用する群と、無香料のクリームを使用する群に分け、それぞれ毎日患部に塗布し、4週間後に痛みの評価を行った。

【結果】
両方の群において、VAS（痛みの程度）スコアによる痛みの改善が見られ、PPT（圧痛閾値）においては、アロマクリームを使用した群の左上僧帽筋および右上僧帽筋の疼痛耐性が改善されたことが確認された。

また、NDI（頸部痛用の自己記入式の質問票）、MAS（運動分析システム）においても、アロマクリームを使用した群において、有意な改善が示された。

『AEAJ機関誌NO101』より

使用した精油が血行とリンパの流れを促進する作用があることも良い結果に繋がったと思います。

ラベンダーには、鎮静作用と鎮痛作用もあります！

慢性痛には、特にお勧めの精油です。

私の慢性痛への対処法は、アロマテラピー以外では、【温める】そして【ほぐす】です。

お風呂で、軽く首を回したり、なでたりするのがお勧めですよ。

あとはお笑いを見て、リラックスすることかな