昨日は梅田芸術劇場にて
スカーレット・ピンパーネルを観てきました♪
とっても楽しみにしていた観劇の1つでした(*^_^*)
タカラヅカ版とは演出がガラっと違っていて
こちらの潤色演出
わたしはかなり楽しめました
話の大筋自体はそんな大きく変わりませんが
演出がほんと全然違っていて
楽曲の歌詞もヅカ版とは違うし
(ストーリーで大きく違うところといえば、ヅカ版は王太子救出劇だったけど、こちらには王太子は出て来なくて、アルマン救出劇だった事かな。
仲間のアルマン助けに行く方が、わたしの中ではストーリー的に腑に落ちました。)
良い意味で別バージョンのスカピンでした(*^_^*)
オリジナル版にはこちらの方がより近いのかな。
パーシー、マルグリット、ショーブランの3人の関係や人物の中身や、当時のフランスの異常な狂気を感じさせる背景も、ヅカ版よりもこちらの方が、描写がしっかりされていて、わたしはこちらの演出も、とても楽しめたんですよね。
パーシー、マルグリット、ショーブランと、それぞれの心情もわかりやすくて、感情移入しやすかったし、3人の関係性やそれぞれの駆け引きも、間に流れるそれぞれの感情が 見えやすかったです。
大人な恋愛でしたね(*^_^*)
3人それぞれ個々しっかり立っている人物ですが、信じたり疑ったり 利用したりされたり すれ違ったりと、絶妙に心理が交錯していって
その3人の感情の すれ違い絡み合い模様が、はっきり出るような演出でした。
もちろん、石丸さん、トウコさん、石井さんと、役者さんの技量や上手さも相まってでしょうが
フランス革命後の、狂気と血の匂いにまみれた、ある種の集団催眠みたいな(とわたしが勝手に思っている)当時のフランスの雰囲気も、強く濃かったですし。
2幕の頭にロベスピエールの歌があるのも良かったです。
あの曲はタカラヅカ版にはない曲でしたよね。
ヅカ版で聞いたことない曲が、今回2曲くらい入っていました。
あと、ストーリーの展開に対するスリルというか、ハラハラドキドキ感も、わたしはこちらの演出、観ながら強く感じました☆
結末がどうなるかは分かっているのですが、それでも観ながら、途中、どうなるのかなどうなるのかと(笑)ハラハラドキドキしてしまって。
わたし感ですが、ヅカ版でわたしの中でなんとなく物足りなかったところが、こちらで補填された感じでした。
おもしろかったです(*^_^*)
もちろんタカラヅカ版はタカラヅカ版の、それぞれの良さなんですけどね
こちらの演出を観ながら、やっぱりタカラヅカ版は、タカラヅカの美しい世界観に合わせて、マイルドに美しく宝塚らしく演出されているんだなぁと、そちらも改めて思いました(*^_^*)
♪ひとかけらの勇気は やっぱりヅカの名曲だと思いましたし。(今回の演出では曲のタイトルも歌詞も変わっていました)
それぞれの演じる母体に合わせた良さですね。
で、スカピンはやっぱり、なんと言っても楽曲が良いので
やっぱり曲を聞きたいわけで♡
主要キャストの方々の歌声が本当に素晴らしくて、良い楽曲を、良い歌声で聞かせて頂けるのは、客席にいて、やっぱりすごく幸せな気持ちになります
石丸さん、トウコさん、石井さん、それに2幕冒頭ロベスピエールの佐藤さんの歌声も素晴らしかったです
昔何かの本で、『この世で一番美しい音色は どの楽器よりも人間の歌声だ』
みたいな一節を書かれていたのを、この公演を観ながら聞きながら、ふと思い出してしまいました。本当にそれですね(*´艸`)♡
キャストのみなさまの感想も簡単に(*^_^*)
石丸さんパーシー
お歌がやっぱり素晴らしかったのと、パーシーの色んな顔の演じ分けも、とても巧みでした。
おちゃらけたキャラを外に向けて演じているときのパーシー
ピンパーネル団の仲間といるときのパーシー
マルグリットへ向けるパーシー
ピンパーネルの顔
グラパンになっているときの顔
などなど
引き出しが、多種多様
声色もいくつも使い分けられていて
だからこそ、橋の上でマルグリットが、パーシーと気付かずピンパーネルに本当の事を伝えるシーンなんかも、成り立つわけですよね。
真剣なお芝居や力強い歌声で引き込まれたり
かと思ったら、軽妙に笑いを取られたり(笑)
本当に様々な顔を演じ分けられておりました。
歌唱力にお芝居にやっぱり凄い^^*
パーシーは本当に頭が良くてお洒落な英国貴族で、広い目を持った方ですが、マルグリットに対しては普通の男の人と同じように一途に恋愛しているところが、人間味あってステキですよね(*´艸`)
安蘭けいさんマルグリット
トウコさんマルグリットは、とても美しく、自分をしっかり持った、行動力のある強い女性な面と
(女優さんだったマルグリットの背景も、このへんの強さからも よく分かる感じでした)
パーシーに対しては、過去を知られて嫌われたくない、突然態度が素っ気なくなって何故なのか、、みたいな揺れる女心と
その両方がとても魅力的なマルグリットでした。
石丸さんパーシーとトウコさんマルグリットは、会話の雰囲気なんかも、本当にお洒落な、大人のカップルでした♡
ショーブランとの関係性も、過去に男女の関係だったのが、冒頭のお芝居からも既によくわかる雰囲気を作られていました。
お歌もやっぱりすごい
2幕の♪あなたを忘れよう、では、マルグリットに思わず涙してしまいました( ; _ ; )
あと、やっぱりかっこいいなと思ってしまったのが、2幕の最後の場面での、トウコさんの立ち回り。
あれは、超かっこよかったです笑
剣を両手に二刀流で、男たちを、バッタバッタと勇敢に倒していくのですよ
なんならトウコさん1人であの場の全員倒せそうな勢いでした(*´艸`)笑
さすが、元男役トップスターさん、ならではの演出をつけられるのだなーと思いました♡笑
石井さんショーブラン
本当にこの方の歌声の迫力にも、観劇の度に圧倒されます。
強く、迫力があって圧倒されるのだけど、深くて心地よくもあるのですよね。
本当~に魅力的なお声の方だなぁと
天から授けられたお声のように思ってしまいますが、もちろん御本人の長年の努力の賜物なのですよね
で、石井さんショーブランですが、張り詰めた行き過ぎた正義心が、すごくよく出ているキャラクターで、鋭い威圧感がすごかったです。
そこに居るだけで、もう見えない圧があるような。
ある程度の地位にいる今でも、底辺から這い上がってきた人物、だからこそのストイックさ、度の過ぎた自分の中の正義みたいなのを、全身から感じました。
でもどこかちょっと抜けていて(笑)(笑)
怖い人なのに、時々ちょっと、愛らしくも見えたのですよ(笑)
基本、行き過ぎた正義を振りかざしていて怖いのですが、まっすぐ、だからこそなのか、周りが見えてないちょっとマヌケなところを、敢えておもしろく演じられていたりもして。
そういうところは、ショーブランにもちょっと笑わせてもらいました(*´艸`)
このお三方による、パーシー、マルグリット、ショーブランは、本当に豪華だったのではないかなと
見れて良かったです(*^_^*)♡
☆ロベスピエール/プリンス・オブ・ウェールズ殿下の2役は、わたしが観た回では、佐藤隆紀さん。
佐藤さんもお歌が素晴らしかったーー!!!
2幕冒頭の、タカラヅカ版にはないロベスピエールのあのナンバーが、とても印象深かったです。
あれが一曲あるとないとでも、このお芝居の印象、全然違うだろうなと思いました。
あのナンバーで革命側の事もよりハッキリ打ち出されているし、そのあと、パッと華やかなイギリス貴族の舞踏会シーンになるので、フランスとイギリスの対比なんかも明確に感じられました。
しかも歌われる佐藤さんが本当に上手くて上手くて。
2幕の頭から、歌声で、劇場の空気を一気に掌握されていた感じでした
石井さんショーブランも威厳ある立ち姿でしたが、こちらの佐藤さんロベスピエールも大物感ありました、あのお歌のパワーもあって^^*
ロベスピエールのナンバーでの、照明を使った巨大な影の演出も、すごく良かったです
からの。
舞台上で、ロベスピエールからプリンスへとガラっと変身。こちらも大いに驚かせてもらいました!
この全く違う2役を1人の方で演じるって、とても面白い方法だなぁと思いました(*^_^*)
そして最後に、ピンパーネル団から
わたしの気になるお方を...♡(*´艸`)♡
ここから単なるファン目線ですが(笑)
☆上口耕平さん、デュハースト
わたしの中では、今回、上口さん観たさも もちろんあっての観劇でした(*´艸`)
最近外部の舞台では、わたくし、上口さんからも結構なトキメキを貰っています♡♡
もうね、ただのファン発言丸出しなのですけど(笑)
かっこよかったーーー!!!!
上口さんは芝居でもダンスでも、彼独特の表現で、独特の熱さがあって
上口さんならではの、あの情熱さが、わたしには、なんとも言えないトキメキなのでした♡
デュハーストは、ピンパーネル団の中でも、石丸さんパーシーと1番近い仲間の役で
観る前は、石丸さんパーシーとピンパーネル団の若者たち、見た目の年齢差とか気になったりするのかな...^^;とも思いましたが
確かに見た目的には ボスと仲間たちみたいな感もちょっとありましたが(笑)
でもお芝居上では、パーシーとピンパーネル団の間に歳の隔たりを感じたりはしませんでしたし、中身で、男同士信頼しあっている感じや、上下関係じゃない仲間として大切に思っている関係性を、お芝居からしっかり感じて良かったです
でやっぱりわたしの中では、上口さんのお芝居、良いなと思ったんですよね♡
大先輩な石丸さんにも、友人役として臆せず堂々とぶつかられている感じでしたし。
石丸さんが、とても懐の大きな方なのでしょうね
デュハーストがパン屋さんに扮装していたシーンはおもしろかったし(笑)
今回はそんなガンガン踊られる訳じゃないけど、ダンスはもうやっぱりかっこいいし
声も芝居も、男らしくて素敵だし
舞台に対して本当に熱い方なんだなと思うし
ああ~上口さん、、やっぱり色々とわたしのツボなのです。。
ステキ(〃´-`〃)♡
こうなるとまともな感想とか書けませんね。
冷静に見る<<<好きです(笑)
来年、マミさんやタカラヅカOGさんが出演されるコンサートに、上口さんも出演される夢の公演が、大阪にも来てくれるのでヽ(;▽;)ノ♡
これも何としても行きたいなと、、思っています♡
最後はワタシ安定のミーハーな内容で終わってしまいましたがm(*_ _)m
キャストの皆さまの歌唱力に芝居に
とても心満たされた観劇でした
見れてよかったです(*^_^*)
あ、あと帰りにダンナさんにLINEしながら梅田を歩いていて(歩きスマホやめましょうですね^^;)
ふと目線を上げると、目の前に、金髪の超小顔スレンダーさんが!
これはぜったいジェンヌさん間違いないよね...と思いながらも後頭部ではどなたかわからず。
お店の前で立ち止まられたのでチラ見したら、月組の夢奈さんでした
るねちゃん、とってもオシャレで、遠目にもお肌ツルツルで素敵でしたぁ
スカピン、一緒の回をご観劇だったのかな。
それともアーサー王だったのかしら(*^_^*)
帰り道も幸せでした(笑)