日曜日は、星組さん2回目でした。
やっぱりわたしは、このお芝居も、ショーも、両方好きだわ。
両方、大好きです。(・_・、)
まずお芝居、桜華に舞え、から。
はい、これは何回観ても、わたしはやっぱり泣いてしまう
みっちゃんの生き様が、かっこよさが
そんなみっちゃんへの風ちゃんの存在が
星組生さんみなさんの、熱い命を感じるようなお芝居が
良いのですーー。。
特に深いお話ってわけでもないのですよ、わたしの中では。
でも、このお芝居全体が、とても好き(・_・、)
公式HPの配役を見て、年表の解説を見ておけば、予習もそれで十分かも。
こうなってああなるんだろうなってゆう、大方その通りに展開していきますし、誰にでも、わかりやすいお話じゃないかなと思います。
あ、あとは、薩摩藩士の、城下士と郷士の差とか、城下士の中にも上下があって...とか
薩摩藩士達の中の階級差、郷士は下に見られていた事とか、知っておいたら良いのかな。
紅さん隼太や、かいちゃん川路は、郷の出だと言われていました。城下士の上の方の人たちからは、山猿だと言われ、下に見られてきたんだろうね。
半次郎さんは、城下士だけど下の方、貧しい階級だったみたいです。
鹿児島弁の台詞も、2回目の方がより分かる。慣れなのかしら。この言葉にもどんどん愛着が湧いてくる感じです。
わたし、そもそも方言というものが好きな人間です。あったかいよね(*^_^*)
みっちゃん達、薩摩の人たちが客席から登場する場面もあって、そのへんとか、自分も薩摩にいるみたいな、そんな気分になれます。
色んな予備知識ざっくりでも(わたしとか)、誰にでも広くわかりやすい、誰にでも広くかっこいいと思われる、そんなお話で、そんなみっちゃん達の姿じゃないかなと。思います。
戦う男たち、それぞれに信念があって
女性たちにも、それぞれの強さや優しさがあって。
これは西郷さん半次郎さん側、薩摩から見た西南戦争のお話なので、大久保さん達の事は、薩摩の裏切り者的に、そっち側の気持ちはほぼ描かれていませんが
実際には、どの人にも、それぞれの立場や信念があったわけだもんね。
会津に関しては、琴ちゃん永輝さんが、会津の恨み悲しみ怒り、敵討ちまで、全部1人で背負って、全部1人でやってくれます。
(と真彩ちゃんお姫様の哀しみか。)
今回、琴ちゃんもすごいわ!
この役もお芝居の中で、とっても大事な、ぜったいコケてはならない役。
歌と芝居で、ことちゃん、見事に表現されていました。
色々とツボがあるのだけど、、
わたしが一番泣けるのは
やっぱり、桐野利明さんの生き様と、みっちゃんのタカラジェンヌとしての生き様を、とても上手く、リンクされているところかな。(・_・、)
半次郎さんの台詞、、なんだけど、本当にこれ、みっちゃんの想いでしょ
みたいな事を、たくさん、言うんだもん、みっちゃん半次郎さんが。
でその台詞に、みっちゃんが命を吹き込まれていて。聞いていて涙涙、滝です(・_・、)
では、やっと、役ごとに感想。
※ネタバレありです。
北翔さん、桐野利明(中村半次郎)
みっちゃんは、最後のこの役に、今までのみっちゃんの全てに、宝塚への想いも、後輩への想いも、全てをこの役に乗せてお芝居をされているのが、すごく伝わってくる。
お芝居ってゆうか、もはや、みっちゃんだよねん?もはや半次郎さんなのか?
どっちか分かりませんが(笑)
この齋藤先生の描かれた桐野利明さんと、宝ジェンヌ北翔海莉さんと、観ていると、台詞の数々を聞いていると、もう、境目がよく分からなくなるのです...
これは本当に、強く、心の良い男で
唯一無二の、みっちゃんの役です(・_・、)
そんな役を提供してくれた齋藤先生ありがとうだし
それを演じるみっちゃんが、もう、凄すぎる。
歌に芝居に、立ち回りに。
役に命を吹き込まれているというか、やっぱりもうこれ、みっちゃんなの?となるのよ。。
みっちゃん半次郎さんは、ほんとどこを切っても、義と真心の人。
人が人に優しくなれる
弱い者を助ける勇気
恩に報いる義を貫く...
そんな民の国を、作りたいと。
かっこいい男に書いてくれていて良かったな(・_・、)
齋藤先生の愛情を感じました。
で、みっちゃん、立ち回りもすごく良いので、ちゃんと半次郎さんが、剣士としても、強くてかっこいい!!
だけど。
自分はここで、新しい日本の、礎になるんだと。
12場。
薩摩の地で、桜島を背景に、季節はずれの桜を見ながら、みっちゃんの語られる言葉たち...
これはもう、ぜったいに泣く
桐野利明さんの日本への想いと
みっちゃんの、宝塚への想い、後輩への想い...
などなど
そのへんの重ね方が、齋藤先生、今回ほんと上手いなと思う。
わたしは泣きます。
あのみっちゃんの言葉たちは(・_・、)
みっちゃん半次郎さんが言っているのは、日本の事、、なんだけど
宝塚も、そんな宝塚で、あってほしいなと思ったもん(・_・、)
みっちゃんの願いのようなのですー。。
で。その、みっちゃん半次郎さんの心が語られる薩摩の場面に、風ちゃんが現れるのが、わたしの中では、尚更良い。
12場、とても好きな場面(・_・、)
みっちゃんと半次郎さんの心がかぶった台詞たち、その想い、それだけでも泣けるんだけど
それを語る相手が、風ちゃん吹優さんで。
上手く説明できないのだけど、これがまた、ものすごく良いのです。わたしには。
みっちゃん半次郎さんが、これから命を懸けて戦う故郷のその地に、すぐ近くに来てくれた風ちゃん。
なんかそれが、良いの。。(・_・、)
この2人の関係、わたしはとても好きなんです。
半次郎さんみたいな戦いに身を投じてきた男にとっては、戦いって、やっぱりものすごく特別な場所だと思うんですよね。
ましてや負け戦と分かっている、最後の戦いで。
だから正にここで、半次郎さんは、自分の心を語るんだと思うの。
故郷で、最後の戦いになるだろう、その前に。
その半次郎さんにとって、故郷の桜島が見える特別なところに、風ちゃん吹優さんを登場させてくれたのが、良い。
この場面、吹優さんの存在。。
齋藤先生 良いじゃない...と思ったのです。なんか。。
風ちゃんの吹優さんの役って、〇重の桜か?と思ったんだけど、そんな事ではなくて
わたしは、この12場に、みっちゃん半次郎さんと一緒に立たせてあげるために、風ちゃんを、この役にされたんじゃないかなと。。
観ながらそんな風に思ったのですが。。
齋藤先生、本当はどうなんだろう。。
みっちゃんの言葉、宝塚への想いと
そんなみっちゃんへの、風ちゃんの存在と。
うまく言えませんが、わたしはそのWで泣けるの。
桜島に、季節はずれの桜。
12場ほんと好き。色々と泣ける。
風ちゃん吹優さんとはね、、もう
『清く正しく美しく』
としか言いようのない、
綺麗な、清らかで透明な美しいものが、2人の間に流れておりました。
この、半次郎さんと吹優さんの、純度が高すぎる2人の感じも、わたしの中では、すごくツボなんです
今の世の中で、こんなにも美しい清らかなものが見せられるトップコンビさんも、わたしは、みっちゃん風ちゃんだけじゃないかと思うので
わたしはこの芝居での、この2人の関係も、やっぱりとても、らしいと思う。
この2人の感じ、大好きです(*^_^*)
さやかさん西郷先生とみっちゃん半次郎さんのお芝居にも、もれなく卒業を感じるやり取り(・_・、)
最後、幼なじみの紅さん隼太に抱えられているときの、みっちゃん半次郎さんの、何とも言えないあの安らかな顔。
みっちゃんの、あの顔にも泣ける
すごく良いお顔なのです。
後は任せたよと、言っているような
隼太なら大丈夫だと、言っているような
思い残す事なんて、もう何もないと
そう無言で語っているようにしか見えない
そんな、みっちゃん半次郎さんの、あのお顔。
あれは泣くってーーーーー。。
それに。みっちゃんの半次郎さんは、薩摩藩士として最強にかっこいいだけでなく、なんかとても可愛いところもあって♡(笑)
前半は、ちょこちょこ笑わせてもくれるのです(*^_^*)
男女の事になると、途端に、
最強の薩摩隼人どこ行った?!(笑)な感じで
隼太を冷やかしている様子は中学生だし(笑)
吹優さんには、ぴゅあ丸出しになったりで
こんなにも強いのに、恋愛になると、この半次郎さんは、とてもとても、かわいい(笑)
強い剣士で、
心の良い、、弱い者を助け、義、真心があって
最強の薩摩隼人で
そしてこういう、お茶目で可愛らしいところもあって(笑)
もう諸々含めて、このみっちゃん半次郎さんは、男から見ても、愛される、慕われるしかないような、そんな男だなと、思うのでした(*^_^*)
もちろん女子のわたしから見ても、最高にかっこいい。
たぶん、子どもから見ても、みっちゃん半次郎さん、普通にかっこいいお侍さんだと思うの。
立ち回り、すごいし。
笑えて泣けてかっこいいってゆう。
やっぱり、広く遍く、誰にとっても、このみっちゃん半次郎さんは、かっこいい人物だと思います(・_・、)
そもそも、みっちゃんが、そういう人だもんね。
誰からも分かりやすい魅力を見せてくれる、
お客さんを選ばない、
どんなお客さんの事も受け入れてくれるような。。
そんな人(・_・、)
半次郎さんは、みっちゃんにとても合った役で、『桜華』自体も、みっちゃんの持ち味に、合ったお芝居のテイストじゃないかなと、わたしは思いました。
特に難しい事はない、、誰が見ても、みんながそれぞれに、半次郎かっこいい!と思えるような。
みんながそれぞれに、楽しめるような。
そんなイメージです。
つづく。