あらすじ
(公式サイトより)
1916年、パリを舞台に芸術家モディリアーニの人生を変えた激動の3日間。警察から逃げながら、キャリアを終わらせてパリを去りたいと思うモディリアーニ。画家仲間のモーリス・ユトリロ、シャイム・スーティン、モディのミューズであるベアトリス・ヘイスティングスが彼を引き止める。モディは、友人であり画商のレオポルド・ズボロフスキに助言を求めるが、彼の心は混乱するばかり。やがて彼の人生を変えるコレクター、モーリス・ガニャと出会う。
感想
(ネタバレあります
)
観ながら最後ボロボロ泣いてしまいましたが
この人のどのへんを指して"狂気"と呼ぶのかは
わたしは正直よくわかりませんでしたm(__)m
画家仲間のユトリロやスーティンと一緒にいる様子も
彼女のベアトリスと一緒にいる様子も
自分の絵を預けた画商ズボロフスキーに対する様子も
絵画コレクターのガニャとの対話も
その後のモディリアーニの行動も
別に何も変じゃない、
当たり前の心情で
全部"そうなるよね"😢😢
でした。
今でこそ、1枚100億円(!)とかで取り引きされるモディリアーニの絵ですが
生前、この映画になっている1916年頃には全然絵も売れず、当時の社会の中では全く知られていない人で。
望みをかけた絵画コレクター・ガニャに絵を見せたあとでの行動、それまでの自分を全部壊して燃やしていた彼の気持ちも、狂気というより、わたしには正常な反応のように思えました。
否定され続ける自分自身を壊している行動のようで。
別に褒められた行動ではないんだろうけど
だからといって、狂気的だとも思わない
行動の見た目は荒れていても、心の中はすごく繊細な人にしか思えなかったです。
そんなモディリアーニの様子を見ている、画家仲間の2人のセリフには泣きました😢
画家同士で通じ合えるものがあったんだろうけど
モディリアーニには2人がいてよかったなと。
映画の最後も、"あの人の中ではそうなるしかない"という姿に見えました。
現代のわたし達にとっては世界的に有名な画家ですが、彼の死後にそうなっていっただけで
生きている間、世間の人達に全く絵も売れずに評論家にも評価されない中で、ずっと作り続けていくって、どんな気持ちだったんだろうなと。
(たまにいるこういう不遇の芸術家の人、同時代の人達は本当に評価していなかったのか、何か理由があったのか、どうなんだろうなと思う。)
この映画の中でのモディリアーニは、特殊な人として描かれているというより、いつの時代にもいる普遍的な人の姿を描かれているようでした。
破壊的なものを自分の中に持っている人って、その反対のもの、内面の繊細さや静かさも、たぶんすごく強い人達なのかなと
小説や音楽の中にもそう感じることがありますが、この映画や、モディリアーニの絵を観ながらも、何となく思います。
公式サイト🎬
https://longride.jp/lineup/modi/

