香港警察は暴動者を殺さず、できるだけ押さえつけただけなのに一方的に罵られた。
アメリカ、フランスの民衆示威活動は警察の鎮圧により死者が出ても非難されない、罵倒されない。
暴動者は欧米で反政府示威活動をすると「テロリスト」扱い、中国で反政府示威活動をすると「人権と民主を求めて戦う英雄」扱い。
それって、おかしくない?
おかしくないさ。
なぜなら、今の世界情報に関する発言力・宣伝力は欧米資本家たちに握られている。自分たちに有利のように言論誘導するのは彼らだけの特権だ。
前世紀の資本主義世界から見れば、莫大な軍事力を持つ全体主義国家であるソ連は最大の敵、どんな手を使ってもソ連を貶めたい、潰したい。
その結果がソビエト崩壊。
人類史上最も偉大な夢を木っ端微塵に破壊した。
今度、社会主義国家である中国が新たな標的になった。
「忌々しい中国め!あのソ連のように崩壊しろ!」
「われわれとの価値観・思想が違う!そんな中国に繁栄させてたまるか!絶対許さん!」
「なぜ中国経済は崩壊しない?そんなの絶対おかしいよ!」
資本家たちは中国をめちゃくちゃにしようとチベット、台湾や香港の分裂勢力を今もなお支持している。
中国本土で違法カルト教団と認定された法輪功組織もアメリカに逃亡したから、今もなおアメリカ政府関係者の支援を受けてうきうきと中国在住者を狙い布教活動をしている。
(法輪功の教祖様いわく「宇宙のすべては神である俺が創造した。俺の母親も俺が創造した。病院にいくな。病気は俺を信仰すれば自然と治る。医者を信じるな。神である俺を信じろ。」などとどこかで聞いたような迷言を披露した。)
香港の司法、教育、報道などにイギリス人を浸透させ、偏った教育、報道や情報捏造で「人権、民主、自由の無い中国」「香港は大陸よりえらい、香港人は大陸人より優秀」「腐敗した中国よりイギリス様の方がマシ」などのイメージを香港そして世界中に拡散し、人々の中国に対する印象を思うように操る。
それに対して中国政府の宣伝力はあまりにも弱くて情けない、有力な声が出せない。
ツィッター・フェースブック・チューチューブなど世界有名のサイトにも敵視され、アカウントや広告を停止され、満足に宣伝できない。
自分たちの意見は資本主義主導の海外では、一般人に届かない、届いたとしても信じてもらえない。
なぜなら、悪い印象しか持てないから。
その印象操作をしてるのは他の誰でもない、欧米国の資本家たちに支配されたマスコミである。
発言力を奪われた中国はただただ誤解され、非難され続ける。
似たような遭遇を持つロシアくらいしか味方がない。
問題はそれだけではない。
なんと、中国政府の内部に、資本家に買収された国賊がいた。
中国の国語教科書では、「この人(中国風の名前)はこんな悪い事をしたよ、真似しちゃだめだよ」「この人(欧米風の名前)はこんな賢い事をしたよ!すばらしい!」など、催眠の暗示仕掛けのように子供たちに「西洋人は中国人より偉い、賢い、礼儀正しい」という印象を埋めつけようとした。よく審査に通ったな。もしかして審査する人も買収されたかもしれません。
「矛盾」という言葉についての解説も、「中国古代の物語」から「西洋人に使われた武器」に改竄。
こんな自国を貶め、外国を崇む本を基本常識も知らない小さい子供たちに読ませて、いったい何が目的ですか?想像するだけでぞっとした。
中央指導者たちの子供は欧米留学の時にも資本家のスパイに浸透され、政治的な駒にもなっていた。
「敵は中宣部にあり」という中国ネットスラングは、真実かも知れません。
そんな中国は防衛策としてネット規制を全国で執行、海外からの浸透を拒め、政府に潜む腐敗者を捕まえ、大陸内部の団結を試みた。
その結果、中国大陸ではちょっと過激な愛国者たちが溢れていた。
「賣国賊など殺してもかまわん!」
「外国が好きなら出て行け!」
「武力行使によって台湾解放、祖国統一せよ!」
「さっさと解放戦争の続きをしようぜ!俺は軍人(英雄)になりたい!」
などなど。
ひとつになった大衆の意思を動揺するのは不可能。
中国は近い将来、必ず台湾を解放する。
それが一国両制度方針による平和解決か、それとも武力統一による流血解決か。
今は誰も知らない。