リーディングライブ

【VARIANT Re:CORD -光と影のカヴァティーナ-】

公演無事に終了いたしました☺

何年か前に収録したオーディオドラマ（好評DL販売中）の朗読舞台版…

ということで、前役を続投しての参戦！

稽古期間中、上手くスケジュールが合わせられなかったりして

共演者のみなさまには多大なご迷惑をおかけしました…(´･ω･｀)

それでも限られた時間のなかで、こんな風にしっかり足踏み揃えられたのは嬉しかったです✨

ご来場頂いたお客さま。

支えてくださったスタッフさま。

素晴らしい物語を与えてくださった制作のみなさま。

同じ舞台に生きてくれた共演者みなさま。

そして、応援してくださるすべての人に感謝を込めて✨

ありがとうございました！！！！！

さて。

ここからは少しだけネタバレになるような、ちょっとした裏話を

◆アンガとして

アンレイル族（地底で暮らす民）の１人であるアンガではありますが、僕のなかではあまり他のみんなよりもガタイがいいわけではなく

きっと小さい頃そういう面でコンプレックスがあったんじゃないかな…というバックボーンを考えておりました。

『同じ種族のなかでも細身で小さめ』という感覚はオーディオドラマの時から意識していた部分ではありましたが

『そこに付随した劣等感』という部分は今回改めて自分のなかで付け加えられた一面です。

なんだろうなあ…。

たぶん、力（体格）という面でも精神的にという面でも少しだけ弱い部分があるんじゃないかなって。

あんな風でいて素直だから

「アンレイル族は昔滅びかけた種族だ、大量虐殺があった、仲間が次々姿を消して闇市場で角だけが…」って聞かされたとき震えて恐怖しか感じなかった。

そしたら別に地中にずっと居たんでもいい、死ぬ方がいやだ、何もなくしたくないってずっと思ってた。

けど、あそこでシューちゃんが強く光を差しちゃうんですよね…！！

きっと過去にも似たようなことがあったんだと思うんですよ！！！！

いつもクロニー（CV.山口龍海）と一緒に、次期ネスト長であるシュユ（CV.岩切裕晃）に引っ付いているアンガ。

他より劣る自分に抱えたコンプレックスをいち早く気付いてくれたのは、きっとクロニーだったんじゃないかな。幼馴染みとかで、だから守るみたいに横にいてくれて。

ただアンガにとってはクロニーも、近くに居るがゆえに自分と比べる対象で。

尚且つクロニー自身も上手く言葉にして励ますとかはしなさそうで…。

そこで

「何を臆することがある、力がなかろうがお前はお前。

　みんな同じアンレイルの仲間だ、助け合わなければならない。

　次期ネスト長の俺が言うんだ、よく覚えておけ！」

みたいなことをシュユが云ったんじゃないかなーと思うんですよね。

『仲間』『助け合う』ってワードを信念に置いたからこそ最後のアンガの台詞が出る。

リベル（CV.一潤）が別の種族でも、仲間として認識してるからこそ

「リベっちゃんだって『同じ』だかんね！」

になるし

「『みんな仲間』じゃん、『助け合って』生きないとさ！」

に。

シュユは生きるための道を照らしてくれた光そのもので、

長く付き合う間にちょっと抜けてる所とか見てきて、それを支えることを自分の役割と見いだした。

クロニーは隣にいるのが当たり前で、

比べる対象だったものが徐々に補う関係に変わっていった。

だからきっと最期の戦いの時には背を預けるのだろうし、背に不安なんて一切なかったと思う。

リベルは種族も別で自分より脆い（体格的な面で）なのに心が強いことをちゃんと尊敬している。

心優しい所やちょっとのんびりした所が、心の余裕なんだろうなって尊敬だってしている。

アンガのチャラさや明るさの裏側にはコンプレックスがあって

その劣等感は周りの人々に補われていて

『仲間と一緒に助け合うのが生きることだ』

という信念をもって生きてる。

そんな風にキャラ付けしてました。

我々の立ち絵がないのでね！！！

夜中にﾓﾁｮﾓﾁｮらくがきしたやつですが…

アンガは褐色細身チビで、クロニーは長髪黒髪ヒゲでちょっと美白気味（とはいえ褐色寄り）のイケメンだといいよねという妄想。

描いたもん勝ちですよファンアート（？）だもの！！！！

まあここからは更に余談のホモ話

アンレイル族、ラストでほぼほぼ死ぬような流れになるわけですが…

これはオーディオの収録の時からずっっっっと云ってるんですけど

アンガはクロニー守って死にたいんですよ！！！！！！

背中合わせでさぁ！

何の不安もなく戦うアンクロがさぁ！

ちょっとシュユの方にクロニーが意識向けすぎちゃってさぁ！

襲ってくる敵に気付かなくてさぁ！

咄嗟に飛び出して庇ったアンガがさぁ！！

クロニーの目の前でさぁ！！！！！

刺されるなり撃たれるなりして死にたいんですよぉ！！！！！！！

（物騒）

なんだかんだ云ってクロニーにとっても特別な存在だろうアンガが、目の前で自分を庇って息堪える…。

失くなるなんて思ってなかった存在が目の前で散る…。

失って初めて気付いた恋心…。

闇落ちクロニーの完成だと思いません！！？！？！？！！？

ほぼほぼ冷静なクロニーがアンガの死で我を忘れて

『憎悪』という感情だけに支配されて生き物を殺していくところ……見たくない？（見たい）

アンガはアンガで、きっと子供の頃ちょっといじめられたりしただろう時にクロニーが守ってくれててさぁ！

その恩返しができたってさぁ！

死ぬ間際も、その恋心に気付くことなくさぁ！

大事な親友として守れたってさぁ！

誇らしく思いながら死んでいくのぉぉぉぉぉ！！！！！！！

最 of 高

目の前で致命傷を負ったアンガが腕のなかで死んでいくのを直に感じながら、

闇落ちクロニーがアンガの角だけを「お前の角だけは…俺以外の誰にも折らせない」って自分で折って号泣しながら盗賊を殲滅するパターンと

目の前で散ったけどシュユを死なせるわけにいかずずっと戦ってて、

その間に盗賊の穢らわしい手でアンガは角折られちゃってて、

辺り一体を血染めにしてクロニー一人だけ生き残って、死体の瓦礫の中からアンガの亡骸とその角を見つけ出して「お前の角だけは…俺以外の誰にも渡さない」って嗚咽なく涙を落としながら抱き締めるパターンと

どっちがいいですかね！！？！？！！？！！！！？

どっちもうまうまじゃないですかね！！！！！！！！！

舞台でもオーディオでもハッピーセットのアンクロですが

ここだけはアンハッピーセットを推奨します( ・`д・´)！！！

アンガは死んで角だけとなり、クロニーだけは生きて地上に出てほしい。

美しい世界のなかで、一生埋まらない空虚と叶わぬ想いを抱え

首からアンガの角の入った麻袋を掛けて旅してほしい…。

そしていつかリベルに合ったときにことの顛末を話す…語り部となるのだ…。

という番外スピンオフをいつまでもお待ちしています

ちなみにアンクロと略されることが多い我々ですが、CP表記としましては私は完全にクロアン支持者です！！！！！！！！！

舞台VR