「彼から『子供が欲しいから、ごめん』と言われてフラれてしまったんです」

 

頬に流れる大粒の涙を

ハンカチでぬぐいながら

T子さん(40才)は話し続けました。

 

小柄できゃしゃな感じで

30代半ばくらいに見える

T子さんは

 

6才下の彼と

2年前に

婚活パーティーで

知り合いました。

 

交際を続けていく中で、

彼女は

彼からのプロポーズを

今か今かと待っていました。

 

なのに、彼は

親から

 

「40才の女性だと

もう子供は望めないのではないか」

 

と反対されたということで、

いきなり

別れを切り出してきたのです。

 

「私だって子供が欲しいのに

くやしいです」

 

と泣き続けるT子さんに

私は言いました。

 

「もう泣いてるヒマは

ありません。

 

これから一年間、

みっちり婚活をやって

結果を出していきましょう」

 

「結婚相談所

婚活パーティー

婚活ツアー

合コン

飲み会

街コン

友達からの紹介

など

 

あらゆる機会を使い

 

あらゆるところに

可能な限り顔を出して

出逢いのチャンスを

増やしてください」

 

「ただ、

結婚相談所以外の

ところは

 

まだ結婚する気がない男性も

来ているので

要注意です。

 

そこで知り合った方と

交際する場合は

 

早い段階で

結婚する意志があるのかどうか

確認してください」  

 

結婚相談所に

入会するにあたって、

 

彼女は 

親と同居することなどはOK

としながらも

 

「年上の男性には

あまり魅力を感じない」

 

という理由で、

年下の男性という条件だけは

外しませんでした。

 

結婚相談所に

入会する男性は

自分より年下の女性を

望んでいる方が多いので、

 

なかなかお見合いまで

進んでいかない日々が

続きました。

 

そんなある日、

T子さんは

 

40才以上の女性を対象にした

お見合いパーティーがあるのを

みつけたので

参加してみたところ、

 

40代から50代の男性に

混じって

36才の彼が来ているのを

みつけました。

 

そして

 

思いきって

自分から話しかけてみたところ

 

話が弾み、

意気投合して

交際が始まり、

 

半年後に

結婚が決まったのです。

 

彼は小学生の時に

お母さまを亡くし

 

そのあと

ずっと

お父さまと二人で暮らしてきました。

 

そのため

年上の女性に憧れるような

ところがあって

 

40才以上の女性が参加する

パーティーがあるのを

たまたま知って

参加してみたそうです。

 

その後

 

お子さまが

生まれたという報告は

まだ

いただいてないのですが、

 

きっと

T子さんと彼と
お父さまの3人で

 

家庭の温かさや

家族がいる幸せを

かみしめながら

 

日々の暮らしを

楽しんでいらっしゃることと思います。