結婚相談所で
アドバイザーをしていた時、
最初のカウンセリングで
お相手の男性に求める条件
を聞くと、
「フツーの方でいいんです」
とか
「いい方だったら
もうどんな方でもいいです」
と答える方が
けっこういました。
「では、
具体的に
書き出してみましょうか」
と紙を渡すと、
「年齢は
自分の年齢より
プラスマイナス3~5歳くらい」
「初婚」
「正社員で
年収500万円以上」
「身長は170センチ以上」
「髪が薄くない人」
「太っていない人」」
「イケメンでなくていいけど
友達に紹介できる程度の
ルックス」
「できれば大卒」
「できれば次男」
「できれば首都圏出身」・・・
と
あとからあとから
書き出す方がいて
「それ
ぜんぜん
フツーじゃないですけど」
と思わず
ツッコミを入れたくなることが
ありました。
確かに
そういう条件に
合った男性はいますが
そういう方たちは
残念ながら
かなりの割合で
もう結婚してしまっています。
たとえば、
30代の
独身男性のうち
年収が
400万円以上ある方は
3人に1人しか
いないことが
調査でわかっています。
FP(ファイナンシャルプランナー)
のどなたかが
書いていた本に
「夫婦二人で
年収600万円になるように
稼げば
充分生活していける」
と書かれていたのを
読んだことがあります。
男性の収入だけに
頼らずに
自分もある程度
働くようにすれば
彼の収入が
300万円台でも
なんとかやっていけると
いうことですね。
そうやって
自分が書いた条件を
一つ一つ
見ていくと
「身長は170センチなくても
私より高ければ
いいかなぁ」
とか
「収入がそれなりに
あるのなら
年齢が少し離れていても
いいかも」
とか
自分なりの
相手を選ぶ基準が
できてくると思います。
入会して6か月以内に
成婚退会して
いかれた方たちは
そのあたりが
とても上手だったように
思います。
国立大学卒で
身長165センチ、
国家公務員の
K美さん(44才)は
高卒で
身長167センチで
6歳下の
入会したての
とっても優しいイケメンくんを
ぱっとつかんで
飛び立っていきました。
それは見事でしたよ。
K美さんは
相手に求める条件の
優先順位が
決まっていたので、
30代の女子たちと
争奪戦になる前に
彼をつかまえることが
できたんだと思います。