恋愛のご相談を

受けていると

 

その方が

無意識にしている

行動のパターンが

相手を遠ざけてしまっている

 

ということが

多いことに気づきます。

 

「恋愛がなかなか続かない」

 

と相談に来られた

M美さんのお話です。

 

M美さんの話を

聞いているうちに

 

彼女は

初対面の人に出会うと

あることを必ず話すことが

わかりました。

 

自分が急病で

死にそうになったことがあり

 

その時

的確に判断して

すぐに救急車を呼び

 

冷静に

入院する準備をして

病院に向かったことで

なんとか

一命をとりとめることができた

 

というものです。

 

M美さんの

聡明さがわかる

いいエピソードだと思います。

 

また

彼女にとって

生死を分ける一大事だったので

 

それが自分にとって

どんなに大変なことだったのか

 

話したくなってしまう

気持ちもよくわかります。

 

ただ

問題なのは

 

そこに

 

自分が

一番大変だったことを

打ち明けることで

相手となんとか親しくなりたい

 

なんとか自分に

関心を持ってほしい

 

という気持ちが

隠れているのが

相手にわかってしまうことです。

 

女性同士だったら

共感してもらえて

 一気に仲良くなれるかも

しれません。

 

でも

男性の場合は別です。

 

初対面で

そんな身の上話を

されてしまうと

 

男性は

M美さんのことを

友達だとは思えても

 

女性として

意識できなくなってしまったり

します。

 

M美さんに

女性としての魅力を感じる前に

 

「なんとか私に

目を向けてください」

 

みたいな意図を

感じてしまって

ちょっと冷めてしまうというか

 

恋愛相手として

見られなくなってしまうのです。

 

M美さんには

 

自分を何らかの形で

アピールしていかないと

相手に受け入れてもらえない

のではないか

 

=そのままの私には価値がない

 

という恐れがありました。

 

「大丈夫、

 

あなたは

自分をさらけ出して

ムリに自分の価値を

認めてもらおうとしなくても

 

そのままで

十分に価値のある存在です」

 

ということをお伝えして

 

自己重要感を高めて

そのままの自分を

認めてあげるワークを

一緒にやりました。

 

M美さんに限らず

 

「〇〇しないと

人から認めてもらえない」

 

という

考えのクセは誰にでもあります。

 

それは

本人にとっては

もう当たり前になってしまっている

ことなので

 

誰かから

指摘されない限り

なかなか

気づくことができません。

 

M美さんはだんだん

 

「そのままの私でいても

いいんだ」

 

と思えるようになり、

 

誰と一緒にいても

もう

あのエピソードを

話すことはなくなりました。

 

その結果、

 

恋愛だけでなく

職場での人間関係も

スムーズになったそうです。

 

本当に良かったです。