次世代通信規格をめぐり各国の衝突が起き世界に緊張が生まれていた。
そんなこと知る由もない一般人は益々便利になっていくスマホを手放せなくなっていった。
スマホ…ただ単なる電話ではなく予定や写真などのプライベート、売り上げや取引内容などの仕事
全てがこのスマホに管理されてるといっても過言ではない世の中になっている。
政府の電波通信大臣の石破(いしやぶり)氏は依存症対策のためにスマホが通信できる区間を制限する準備をしていたが
そんなことは所有者のほとんどが依存症である国民が許すはずもなく政府は準備だけは整えてはいるが実行には
移せずにいた。
政府に衝撃が走る。同盟国である『お米合衆国』と通信規格で一色触発であった『ソビエタツ連邦』間で
宣戦布告が行われたというものであった。
来る核攻撃に備え政府は国民をシェルターに避難させなくてはならない。が、しかし国民全員を収容はできない。
そこで電波通信大臣の石破氏がにやりと笑いこう進言する
石破「シェルターの準備はできています。スマホで告知しましょう。申し訳ないが告知に気付かないものやスマホを所持していない
国民は今回人選に漏れたということで…」
総理「人の命をスマホの有無で決めていいものか…。それにシェルターだって」
石破「スマホをよく確認するということはこちらからの緊急連絡もすぐに確認するということ。
これからの事態で国民をまとめるためには大いに役に立ちます。」
総理「確かに今から細かく人選する時間はない。生き残った人間は不満を言うまい」
石破「では、よろしいですね。シェルターの案内を配信します。通信制限シェルターの案内を…」