行方
イチローくんにお花をくれた人の犬が亡くなった家にいると思い出してつらいから家に帰りたくないと言ってるらしいわたしはイチローくんの祭壇がある家からなるべく出たくないタイプなので、そういう人もいるんだなぁとおもった悲しみ方は人それぞれだ亡くなる前、ご飯を食べなくなったと聞いていた病院に行こうかこのまま看取ろうか迷うとわたしにはなぜ迷うのかがわからない兄さんは今でもわたしが大金をつぎこんでイチローくんを延命してたと思っているけど、そうじゃないたしかに1秒でも長く一緒にいて欲しかったけどそれは間違いないけどむりやり延命したかったわけじゃない安楽死はいつも覚悟してた言葉が話せないイチローくんの苦しみや痛みをとるためには病院にいって適切な薬をもらうしかない薬の力を借りても最期まで穏やかに過ごしてほしかったイチローくんはわたしのすべてで身体の半分みたいな存在だからお金なんて気にならなかったでもそれも延命っていう のかもしれない苦しみを長引かせたのかもしれないごめんね正解なんてないけど思い出すと死にたくなるなんでもっとイチローくんを幸せにできなかったのか飼い主がわたしじゃなかったらもっと幸せだったのかイチローくんにあいたいイチローくんを思い出すと推し活のハリボテが壊れるほんとはたのしいことなんてなにもない空っぽだからなにもない死にたくなるから現実を見ないようにしてるだけイチローくんだけでいいのにイチローくんにあいたいイチローくん