こんにちは、シングルマンションのラムラックスです。
久々の更新で、近頃余裕のない生活をしているのだな~と。。
日々の仕事と家事と育児と・・に追われているのは幸せなことでもあるのですが、
ホントは少しくらい余裕が欲しいですね。。
今日は寒いです。
今季初めてのダウンコートを慌てて探しました。
ちょっと前にも寒い日があったのですが、ダウンだけは早いっと思っていました。
春秋物をあまり着てない気がします。。
なので、今日は西早稲田より暖かい場所のお屋敷です。
鈴木家
千葉県館山市
大正13(1924)年築
道路からのアプローチです。門も文化財です。
戦前まで鉄扉があったそうで、高台のお屋敷を眺める風景はお屋敷らしいお屋敷ですね。
木造とのことですが、1階の壁は石貼りのように見えますね。
すぐ近くで見たわけではないので、石を貼ったのか石積みなのかはわかりませんでした。
石っぽく仕上げた左官壁(洗い出しやテラゾー)かもしれません。
昔の左官技術ってあなどれません、すごい技術を持った職人さんがいましたから。
玄関ポーチ
車寄せはお屋敷にあるべきものの代表でしょうか。
雨に濡れずに車(馬車?)に乗れるのですから。
古典様式風な装飾ですね。
屋根葺き材は、なんと、天然スレートです。
当時としてもかなり贅沢品です。
こんな片田舎(失礼!)で見かけるものではありません。
上野の重文、岩崎邸が天然スレート葺きですね。
新しいところでは、丸の内の三菱一号館がそうですが、
純国産は手に入らず、スペインからの輸入品で施工したと聞きました。
今は純国産は難しいんですね。貴重な屋根です。
階段の手摺柱らしきものが見えます。
家の真ん中に玄関と階段を配して、劇的空間を造り出しているのでしょうね。
パーティーを開いたりするための貴賓館としての役割があったのでしょうか。
あとで調べたら、横浜の建築家が設計したのだそうです。
陸路で行きづらい都会より、海の向こうのハイカラの方が身近だったのかもしれませんね。




