ルミナスです。
久しぶりのブログアップになります。
最近は普通に仕事をしながら、執筆が佳境になり、
なかなか更新まで手が回りませんでした。
ようやく少し余裕ができました。
今週の東洋経済の「なぜ女性はなぜ出世しないのか」
という特集について。
もはや出世という言葉とは無縁の世界にいるものの、
本の内容が自分の見解と同じかどうかを確かめたくて、
手に取りました。
ちょうどお昼にとある会社の役員の方と会食をした際に、
この本のことを話題にしたところ、
「いい情報を教えてくれた。僕も読んでみよう。」、
とひどく喜んでおられたのが印象的。
皆さん悩みは似たりよったりということでしょうか…。
年代別、意識別、学力別など複数の視点から
女性を分類、分析しているわけなのですが、
時折、同じ女性同士でも理解できない
女性特有の習性やら好みをうまく表現できていると感心。
“女性をしかると一致団結して思わぬしっぺ返しを
受けることがあるから、遠回しに言う。”
なるほど、男性陣も苦労しているようです。
私自身も学生の頃に女友達とけんかをした時、
その女友達と別の女友達が一致団結して
ひどい目に合った、というような事からはじまり、
思わずうなずいてしまうような経験が
今までに何度かあるので、理解はできますが。
ということは、子供のころから培われた習性なのか…。
上述の内容と少し関連しますが、特に印象に残ったのが、
「女性はビジネスのルールを理解していない。
たとえば、目上の人へのタメ口。女性は序列を簡単に飛び越える。」
というくだり。
まぁ、必ずしも女性だけに限ったことではないけれども、
自分が今まで仕事をしてきた経験上、
たしかにこういう傾向はあるように思いますね。
この本では、その理由を女性は(男性と違って)
ルールを教えられないまま、ビジネスというゲーム
への参加を許されたからだ。としています。
では男性は、どこでルールを教えられるのでしょうか?
私は職場ではないと思うんですよね。
やっぱり小さいころから培われたのではないでしょうか?
よく、遊び方の違いにたとえられたりしますが、
男性は、小さいころから、けんかやゲームなどの
勝負事で競争を経験している。
出方を間違えると自分の存在が脅かされるから、
自分より強いものと弱いものを見極め、
その序列を守ろうとする。
これに対して女性はこの手のゲームにあまり参加しない。
小さいころから親しんできたのは、おままごと。
お友達、仲良しが楽しい。
意識の上では上も下もなく、とにかくフラット。
横並びが好きだから、他人と同じものを持ったり、
真似することに喜びを見出したり、
お隣との小さな違いに嫉妬したりもする。
どちらが良いということはないけれど、
ビジネスの世界となると話は別。
性質上、競争は避けられない。
小さいころから培われていないならばなおさら、
社会に入った事を契機として、
女性にビジネス・ルールを教える必要性は高い。
にもかかわらず、ノウハウが無いため放置されている。
男性側がノウハウを提供することになるとしても、
女性特有の事情に対する本当の意味での理解や、
女性側の心理的抵抗を考えると、
こうした教育には一定割合でも女性が絡まないと
成り立たないと思います。
参画する立場に立つ女性の不足も
取り組みが進まない一因でしょう。
自分自身も自分の経験の中でお役に立ちそうなことがあれば
周囲の女性陣に提供していきたいとは感じていますが…。
この号は、男性が女性の生態を理解し、
上手く使いこなすために書かれたのでしょうが、
女性自身にとっても、
自分自身の行動の在り方を見直す機会になります。
ぜひ女性が読んだ方が良いと感じました。