一人一宇宙。 | 舞のように美しい中国武術「木蘭拳」のブログ

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木蘭拳(モクランケン)は舞のようにゆったりと優雅な
中国武術の新拳種です。

昨日、友人からもらったDVDを観ました。


知っている方も多いようですが、「THRIVE」 という映画です。

http://www.youtube.com/watch?v=yp0ZhgEYoBI


この映画の中で紹介されていた、人や地球や宇宙のエネルギーシステムに共通してみられるパターンをみて、わたしは合掌せずにはいられない思いでした。





わたしたち人間のからだでは、

エネルギーシステムの軸となるエネルギーの流れの中心は、からだの中心軸にあたります。


そして、そのエネルギーシステム全体の核となるのは、

いわゆる(臍下)丹田です。



丹田を中心に上下に流れるエネルギーは双方へじょうご型に拡がり、

円の曲線を描くようにカーブしてやがてまた中心へと戻ってきます。


この流れがずっと連続して「1つ」のエネルギー体(人体)を形作っています。



センタリング・ムーヴメントのワークでは、

このエネルギーの流れを意識したエクササイズを取り入れています。



大切にしているのは、それが何のためかというところです。





わたしたちのからだの中心、つまりエネルギーシステムの軸は、

自分自身の中心です。


その軸が

肉体・感情・精神のすべておいても中心であるということは、

どのように捉えたとしても真実です。




わたしたちには 「意図をする」 という素晴らしい能力が備わっています。



エクササイズや木蘭拳の型をとおしていつもお伝えしようとしていることですが、

「できているか、できていないか」 は重要ではありません。


自分の中心軸を感じようとするその意図が大切だと考えています。



唯識思想を解りやすく教えてくださる横山紘一さんという方が著書の中で

「一人一宇宙」という表現を使っていらっしゃいます。


自分の意図ひとつで宇宙が変化する。


これは「一人一宇宙」のわたしの理解です。

大それたことだとは思えません。

道理そのものだと思います。





映画を観たあと、わたしは自分の中心を感じようとする時間をたくさん持つことができました。

(それで珍しく長文のブログを書いているのですが。)





「時」が満ちて時期がきています。



わたしたちは、自分のからだの中心を感じることで自分の中心を感じ、

本来の意志と繋がろうと意図することが必要です。


恐れや 迷いや 怒りで 自分自身を支配されそうになったとき、

自分の中心を感じようと意図することが必要です。




そうすれば、

今 自分自身が向き合うべき現実を

誰かや何かのせいにすることなく、

自分の宇宙の中で体験し

経験を全うすることができるのだと思います。






訪れる福音に心からの感謝と願いを込めて。ニコ