わたしが木蘭拳をはじめたのは、公民館の市民講座でした。
私の師匠がご夫妻で教室をしてみえたところに、
まず姉が入会しました。
家でみせてくれた動きが面白そうだったので、
わたしもやってみたくなって入会。
「気功と木蘭拳」というクラスで、木蘭拳の前後に
練功十八法もしていました。
はじめての木蘭拳は簡化一路二十四式。
チェン・ミンのアルバムから「燕になりたい」という曲を
師匠は気に入って使っていました。
(なのでわたしもクラスで使っています。)
周りの先輩たちの動きを見ながら
4分半ぐらいの流れを終えたときの感じは、
一目惚れのようなものでした。
なんだか気持ちが穏やかになって、
うんうん、と頷ける感じがしました。
懐かしい風景を観ているときのような、心が温かくなる感じ。
そのときの感じは今も覚えています。
出会ったときの気持ちとは裏腹に、
その後の数年は教室に行ったり行かなかったり。
不真面目な生徒でした…。
まさか自分で教室をするなんて、
全く思わなかったわたし。
8年前の夏でした