子分1号は、大学通学やバイトの足に、先月中古で買った「ドラッグスター250」を使っているニャ。
初期登録が2001年なので、10年落ちの中古車だニャ。

メーターは5万キロを超えているけれど、途中でエンジンを積みかえてあるそうで、積み替えてから1万数千キロ走っているそうだニャ。

そんな中古車なので、バイク屋さんの保証は1ヶ月しかついていないし、取扱説明書も無いニャ。

「とりあえず、走ればいいの。」という感じの子分1号は、ヤマハのHPから取扱説明書をダウンロードしてみたりする人では無いニャ。

お店の人に「ガソリンタンクは15L位だと思いますよ」と言われ、それを信じ込んでいた子分1号は、「ガソリン、あまり入らないよ!入っても7~8L位。燃費は30キロ弱だ」と言っていたニャ。


そんな毎日を過ごしていたある日の朝、子分1号はいつものように大学へ出かけたニャ。
そして5分も経たないうちに、パパさんの携帯に電話がかかって来たニャ。

子分1号 : 「エンジン、止まった!」
パパさん : 「ガソリンは入っているの?」
子分1号 : 「さっきリザーブにしたから、まだあるはず。」
パパさん : 「とりあえず、その先の信号の所の家が親戚だから、そこで待て。」
子分1号 : 「わかった。」

パパさんはすぐに車で迎えに行ったニャ。
親戚のおじさんにわけを話してバイクを置かせてもらい、子分1号を大学まで送って行ったニャ。
子分1号は正門から教室までダッシュで走って行き、教室入り口で先生を抜かしてギリギリセーフだったそうだニャ。

その帰り、パパさんはバイクをチェックしたニャ。
まず、エンジンをかけて見たニャ・・・普通にかかったニャ。
次にガソリンタンクを覗いてみたニャ・・・底の方にガソリンがあるけれど、あっても100~200ML程度だニャ。

結論、これはきっと「ガス欠」だニャ。

親戚のお隣がガソリンスタンドなので、そこまでバイクを押して行って、満タンにしてもらったニャ。
ガソリンは「10.99L」入ったニャ。

パパさんはバイクを親戚に置いて、ひとまずお家に戻ったニャ。

インターネットで2000年と2001年のドラッグスター250の記事を探すと、ヤマハのHPに諸元表があったニャ。
そこには「ガソリンタンク容量:11L」とあったニャ。
通常、プラス1L位は入るので、完璧に「ガス欠」だニャ。


お昼休みに、バスで親戚迄行き、バイクに乗って帰って来たニャ。
途中、遠回りをして見たけれど、エンストもしないし問題ないし・・・間違いなく「ガス欠」だニャ。

困ったチャンだニャ。