チャリ旅横浜〜沖縄黎明編
たまに、今自転車で走ってるの?と、連絡いただきますが、これは3年前の思い出です。
きっかけと初日から4日目までは上のリンクから見てみてください。
5日目。
ここでも制限時間いっぱいまで居座る。
自転車漕ぐのも楽じゃないから、出発するのが嫌だったのかも知れない。
それでも時間切れで強制的に出発。
相変わらずGoogleマップでコースを選ぶ。この時1番大切なのは、高低差がなるべく少ない道を選ぶこと。
でもGoogleマップじゃそこまではわからないので最終的には勘頼り。
しかも、Googleマップはコースを選択したあと、移動手段を選ぶ訳だけど、選択肢が車か電車か徒歩しかない。
電車は論外だし、車も自動車専用道路とかバイパスを進めと言い出すので使えない。
消去法で徒歩を選ぶ訳だけど、結構とんでもない道を行かせようとする。
例えば全く人気のない山道だったり、農道や畦道だったり、時には階段を行けと言われる事もある。
今回も浜名湖を離れた頃から様子がおかしくなり、気づいたら真っ暗闇の全く人の気配が無い道を進んでいた。
暗過ぎて周りがどんなのかもわからず、薄気味悪いので、ひたすら早く人の通りがある道に出てくれと祈る。
やっとの事でいわゆる普通の通りに出て、ホッとする。
夜の移動はこの点が難である。
さて、今日はどこまで進むか。
岡崎辺りか、豊田まで行くか。
はたまた一気に名古屋まで攻めるか。
しかし名古屋まではかなりの距離がある。
とりあえず行けるところまで行こう。
明るくなったらスーパー銭湯を探して、そこを目指して頑張ろうと判断して、無心で進む。
階段を下りたり、バイパスをひと区間走ったり、パトカーが怪しいと思ったのか横付けして並走し、でも白だと判断したらしくなんのお咎めもなく走り去って行ったりもしたが、とにかく何が起こってもひたすらペダルを漕ぎ続けた。
数え切れないほどの知らない街を通過して、川を越え、山を越え、畦道を走り、寝静まった2度と来ることのないだろう住宅街を通り、また次の街に入って行っては過ぎ去って行く。
地図で何度も確認しながら、なるべくは山を通りそうなルートを避け、最初はどこまで行こうか迷って候補に挙げていた岡崎も豊田も越えていた。
看板で、名古屋までの距離が減って行くたびに、アドレナリンが放出され、まだ先へ、もっと先へと進み、気が付けば名古屋が射程距離に入っていた。
通り沿いには店が増え、早くも空は明るくなり、交通量が増え、人通りも出て来た。
そして6時、ついに名古屋市の看板が現れた。
この瞬間は毎度毎度たまらなく嬉しい!
ここまで来たらラストスパートをかけたくなる所だけど、夜な夜な走り疲れはピークに、走ったまま眠ってしまいそうなくらいの睡魔が襲って来た。
どこかで一休みできないものかと伺いながら走るも、朝早いからまだどの店も閉まっている。
気絶しそうなくらいの睡魔と闘いながら、まっく、まっくとブツブツ呟いていたら、ちょうど進行方向にマクドナルドが見えた。
すかさず駆け込み、コーヒーを注文して、店内を見渡すが、まだ朝早く客の姿はほとんど見えなかったので、コーヒーを飲む振りをしながら少し眠る。
一時間程ウトウトしただろうか。
さすがに気まずくなり、そろそろ行こうかと思うも、1度気を抜いてしまうとなかなか重い腰が上がらず、後5分、後5分とずるずる出発が長引いてしまった。
ぼーっとする頭で、でも早く出発して目的地の湯〜とぴあ宝まで行ってしまい、温かい風呂に浸かってから、伸び伸び横になって寝た方が気持ち良いのではないかと閃きら、諦めたように席を立って自転車にまたがった。
通りはますます交通量が増え、道路は2車線から3車線へと広がり、これから通勤する人達が眠そうな眼をこすりながらそれぞれの目的地へと向かう姿が目立って来た。
あと5キロ、もうすぐそこだ。
ヘロヘロになりながら、ゴールがちらつき始めニヤニヤするも、この最後の5キロがやたら長い。
あと5キロから、まだ5キロになってしまう。
まだか〜?
まだか〜?
と、携帯で地図を確認する回数が増え、余計に長く遠くに感じる。
いよいよ通りが都会の様相を見せ始め、ゴールが近いと匂い始めて来た。
そして湯〜とぴあ宝!!
デカイ!
駐車場も広い!!
朝早いのに、沢山の車が駐車場に停まり、僕以外にも自転車や歩きで訪れて来たじいちゃんやばあちゃん達が入り口へと吸い込まれて行く。
なんてこった。
シアタールームまであるじゃないか!
しかも図書館みたいに漫画も置いてあるし、食事処も充実している!!
これは明日の夜まで軽く時間が潰せるな。
などと考え、速攻でジャグジー風呂で疲れを癒し、露天風呂であ〜日本人に生まれて良かったなと改めて思い、泥のように寝た。
つづく。
