3年前に横浜から沖縄まで自転車旅行した時の思い出です。
チャリ旅✴︎6日目✴︎名古屋〜京都編
2014年7月、チャリ旅で横浜から京都まで来まして、ビパッサナーと言う、日本で普通に生きていたらまず知る事もないであろう瞑想の修行をしてきました。
京都の山奥で10日間。一言も喋ることは許されず、朝から晩まで1日10時間も瞑想する。
10日間、一部屋に8人くらいが寝起きを共にするものだから、会話こそした事ないが、すっかり顔見知りにはなってる訳で、沈黙が解かれた瞬間、堰を切ったようように会話が始まった。
どこから来たのか、どこでこの会を知ったのか、普段何をしているのか。
初めて会話する訳だけど、10日間も一緒に過ごし、辛い体験を共有したもので、その中の数人とはあっという間に打ち解け、終わったあとそのまま京都観光をする事に。
話を聞くとやはり旅人が多かったですね。
皆んなそれぞれに面白そうな奴等でした。
その内2人は京都でゲストハウスの運営、観光用人力車をそれぞれ生業としている、言わば京都のスペシャリスト。
日中はそんな彼らにとっておきの京都を案内してもらい、陽が傾き始めると今までの抑えられていた欲求を爆発させるべく、鴨川沿いの中居さんが絶妙な塩梅で焼いてくれるすき焼きを堪能。
修業中は本当に質素な食事で、肉はおろか魚さえ出てこなかったので、あまりのすき焼きの肉の旨さにみんな涙を流し、ヨダレを垂らしながら喰らう姿は、さながらゾンビ映画のワンシーン。
本当に口に入れた途端に笑いが込み上げてくる、笑っちゃうほど美味いとは正にこの事である。
今までに経験したことのない美味しさだった。
そしてせっかくの修行の成果もむなしく、煩悩を全く捨てきれない面々でした。
どこぞの百貨店の前では、募金箱を持って何やら大声を張り上げ、道行く人に募金を乞う健気な少年少女達を発見。
10日間の修行ですっかり心の垢が落ちていた僕達は、いたく感心して皆んなで競うように募金したりなんかしたな。
すっかり京都を満喫した僕は、この後一旦自宅に戻り、荷造りをした後、今現在働いている岐阜県は乗鞍岳という山の、標高2702mに位置する宿で10月半ばまで住み込みで働いて過ごした。
標高2702mと言えば、日本百名山の中でも7割のピークよりも高い場所に位置していて、その景色たるや、別世界と言って過言ではない美しさと雄大さを兼ねそろえている。
何故ここが別世界と感じるのかを考えてみると、1つに森林限界に達している、という事が挙げられるのではないかと思う。
森林限界とは読んで字の如く、高木が育成できる限界の高度のことで、この辺りでは標高2500m位が森林限界と言われていて、それ以上上に行くと、高山植物と這松が生えているだけとなる。
なので、普段見ている景色と全然違う。
少し激しい運動をしただけでも慣れないうちは息が切れる。
また、空気が薄いと言うことは、星空も綺麗に見える。
天の川もばっちり拝めるし、人工衛星も確認できる。星が多すぎて星座がわからないくらいに満天の星空を拝む事ができる。
そして夏でも20度を上回る事など滅多になく、むしろ悪天候の時など7月の後半なのに10度にすら達しない事がある。
あまりにも普段の環境と違うのだ。
まさに別世界である。
そこで大自然の中で2ヶ月半を過ごし、更に心はピカピカに。
そして下山後、ビパッサナーを受ける直前に、京都から祖母の住む大阪へと移動して停めておいた自転車を取りに再び祖母の家を訪れ、今度は沖縄へ向けてペダルを漕ぎ始めたのでしたー!
その内につづく。












