今日は宝満山に登ってきました.

 

出発前にガイドさんから2枚の地図を渡されました.

 

1枚は登山用の情報が書き込まれたもので,登山計画を考えるのに丁度良い感じです.

縮尺は3万分の1なので全体が見渡せます.

2枚目は,縮尺は1万2500分の1の国土地理院の地図です.磁北線や地図上の距離が加えてあります.進路の確認にはこちらをメインで使います.桃色でトレースしてあるのがルートです.透けるので蛍光ペンを使いますが,黄色や青だと暗くなった時に見えにくいのだそうです.

次にYAMAPを起動.似たものでジオグラフィカという登山アプリもあるそうです.YAMAPとは違い登山ルートは表示されず,軽いんだとか.これらの登山アプリは一度地図をダウンロードしてGPS通信を使うので,機内モードで使えます.

今回は紙の地図を読みつつ,答え合わせでYAMAPを使いました.

 

宝満山の山頂付近に小屋があり,そこで昼食をとることに.

小屋の中に入ると,病人が毛布に包まっていました.何やら激しい腹痛と嘔吐で,レスキューを呼んだそうです.かなり苦しんでおられました.

レスキューが登ってくるまで1時間近く待っていたのですが,何も出来ないのでお弁当を食べながら見守るだけでした.ガイドさんはアルミブランケットを貸したり,患者のセーフティカードを記入したり,現状で出来ることをやっていました.患者の痛みも少し落ち着いたようでした.勿論ツアーの参加者の健康状態にも気を配っていて,恐れ入りました.因みに小屋の中は0.5℃でした.熱源が欲しかったです.

 

その後,レスキューが来て患者はヘリで運ばれます.

ガイドさんの明日は我が身という言葉が印象に残ったのですが,私もセルフレスキューを勉強した方がいいかと感じました.因みにガイドさんのリュックサックは15kg超えで,もしもの時の物が色々と詰め込まれてます.あんなの背負いながら平気な顔して歩いてたのかと思うと,ガイドさんの凄さを感じます.

 

このツアーに参加するのは2回目でしたが,今回も充実した山歩きになりました.余裕ができればまた参加したいと思います.