以前より、"コンジキ" に輝く絵をかけたいと思ってました。
私のなかで箔の金色は、キンキラピカピカとコテコテしい色ではなく、心を休めるほど美しい色です。
襖絵の金雲しかり、'Golden Phase' のグスタフ・クリムトの画面しかり。
温かく穏やかで何かがあふれる感じ。

やっと、これだと思えるサイズとデザインの絵画作品に出会いました。
モダン過ぎず、古くなく。単調に過ぎず、クドくなく。大き過ぎず、物足りなくない。

「絶対。あの額に入れたらバッチリなはず・・・! 」と心に決め、緊張と興奮と作品を胸に帰宅しました。
帰宅後、コットンの手袋を付けて ( あ。別に高価な品だとか、貴重な品だとか、そういうことじゃぁ全然ないですから~; 単に額に指紋が付いてしまうと後でふき取るのが面倒だからです・・・ )慎重にセット。

額をゆっくりと表にひっくり返し、絶句 ・・・。

何これ~!!すごくいいじゃぁーん ・・・。゚(T^T)゚。♪

それまで置いていた絵を除け、玄関に置いてみました。
曇ったようなコンジキの柔らかい輝きが、温かさと同時に、辺り一辺に不思議な統一感をもたらしました。
何というか、空間と空気と、その全てが温かく明るくシンプルにまとまった感じ。(自画自賛ですみません(T人T) )

何より嬉しかったのは、深夜に帰宅した彼が 私の「これ、どう?」の声に
「うわぁ・・・・ いいねぇ *:・(・∀・)・:*: 」
と、予想外にも目を輝かせたことでした。

嘘のない人は、適当に気の利いた返事を "しない" ので、時に 「・・・。」 ということがあるその反面、興奮や歓喜がある時にはそれらをこちらが笑ってしまうほど無防備に、まるでこぼれ落ちるように自然に溢れるさせることがあり、期せずその様を目の当たりのした時には、これがとてつもなく嬉しかったり ・・・ ^^